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ソニー Bluetooth対応 ワイヤレス防水スピーカー SRSX1 [オーディオ]

この時期らしい寒さが戻ってきています。

12月23日から25日まで、週休二日制の会社ですと三連休になるのでしょうが、私の職場はあいにく土曜日が出勤なので、いわゆる「飛び石」でした。
尤もこの時期は年賀状書きや大掃除などがありますから、結局、二日間の休みはそれだけで費消されました。

ソニーのBluetooth対応・ワイヤレス防水スピーカー「SRSX1」を購入しました。


小さな筐体にもかかわらず、5Wの出力はかなりパワフルです。
なんといってもBluetooth対応なので非常に扱いやすく、これで6200円ならコストパフォーマンスもよろしいのではないかと思いました。
風呂場でCDなどを聴くために、防水対応のラジカセを購入して使っていましたが、怪しげな中国メーカーの製品であったためか、CDのトラック移動ができず(フォワードやバックのボタンが利かない)、毎度冒頭からの演奏となってしまうためげんなりしていました。
そこで、早速iPodとSRSX1を組み合わせて風呂場で使ってみたのですが、これは全く快適です。
わざわざお湯をかけたしりしない限り、水回りで使用しても問題はないとのことですし、筐体も非常に小さいので場所ふさぎにもなりません。

などと書きましたが、購入しようと思った動機は、この年末、実家に帰省して大掃除などをやる際の気晴らしようです。
自宅であればCDを聴きながら掃除などの家事もできますが、実家ではそういうわけにもいかず、かといってラジカセを持ち込むのもはばかられます。
iPodとSRSX1ならまったく邪魔にもなりませんし、好きな音楽を聴きながらであれば気乗りのしない掃除や各種作業も捗ることでしょう。

それはともかく、扱いやすい大きさと、それに見合わぬパワフルな音を出しますから、ご興味のある向きはお使いになってはいかがでしょうか。

先日、ちょっとした不注意から車の左前輪のあたりをこすってしまいました。
大した傷ではありませんでしたが、こういうヘマをするのはかなり久しぶりのことなので結構へこんだところです。
コンパウンドで磨いて目立たなくしようと思ったのですが、微妙に塗装まで傷が入っていたので、見た目以上に重傷と判断し、近所のスタンドで見積もってもらうと、バンパーの交換などが必要になるので15万円くらいはかかるとのこと。
思った以上の出費ですから、走るのに別段の問題もないことだし我慢するかと考えましたが、車両保険に入っていることから、使ってみてもいいかなと保険会社に連絡。
案の定、「免責の部分は自己負担」「保険を使うと等級が下がるので保険料が上がる」などと、使わせないようにする雰囲気ありありでした。
私の等級は、現在、無事故無違反を確保してきた故に最上級(20等級)ですから、3等級下がってもさほど負担が増えるわけでもないと思いますし、次回からは車両保険なしにしようかなと考えていた折でもあって、とにかくどのくらいかかるか正式な見積もりを要請。
さっそく保険会社指定の修理工場で見積もりをしてもらいました。
その結果、費用はスタンドとほとんど変わりません。
修理工場の方とも話をし、しばらくご検討なさいますか?との先方の提案もありましたが、その場で修理をお願いし、保険を使うことで依頼しました。
年末の忙しい時期にも関わらず、一週間足らずで修理が完了し、昨日納車されました。
完璧な修理で満足したのですが、それ以上に驚いたのは、ほかの気になる傷も修復してくれていたこと。
今回の依頼をする折、修理工場さんに、別の場所でちょっとこすった部分も一緒にできませんかと聞いてみたのですが、今の車両保険の審査は厳しく、場所が離れていると「事故二回」という計算になり、それぞれに3等級落ちとなるうえ二回目と判定されたほうの免責金額が増大するので、我慢できるのであればやめたほうがいいと思います、というアドバイスををもらっていたのです。
従って、今回の修理が終わって戻ってきたら、タッチペンなどを使って少し塗料を盛りながら修復してみようと思っていたのでした。
それを今回の修理と併せて治してくれたのです。
メインの傷の補正ほどではないにしても、それなりの費用が掛かると聞かされていましたから、さすがに「大丈夫ですか?」とお聞きすると、
「年末でメーカーも休みに入ってしまうことが多く、パーツの調達が大変な時期なので、お客様が気持ちよく即断即決してくださったことがありがたかった。おかげで年内に売り上げを確定することができましたし、保険会社への報告もスムーズに終わりますから、この部分の修理はささやかながらお礼のサービスです」
とのこと。
聞けば、車両保険の絡んだ修理はごねるお客も多く、保険の免責金額やランクダウンによる費用との比較でなかなか実作業が進まないことがままあるのだそうです。
そのうえ値切ってきたりサービスを要求されるため本当に大変で、保険会社も支払いにはうるさいし、そんなこんなで部品の調達が遅くなり納車が遅れると「遅い!」といってクレームをつけられる始末。
「そういうこともあるので、今回はこんなに気持ちよく仕事をさせていただき感謝しているのです」
そういって修理工場さんは微笑んでくれました。

余り規模の大きくない修理工場さんの場合、大口の売り上げはなかなか確保が難しく、今回のような小さな仕事を数多く引き受けながら、それこそ馬車馬のように働いておられるのでしょう。
余分なパーツをストックしておく余裕もおそらくはなく、作業着手への判断の遅れは、売り上げはいうまでもなくそれに要する費用の確定にも大きな影響を及ぼすことになります。
支払額を少しでも抑えたい気持ちはわかりますが、必要以上にごねられるのでは業者にとってたまったものではありません。
しかし、今回の修理工場さんのお話をお聞きすると、そういう客は結構いるような感じです。

修理工場さんの温かな対応に感謝の気持ちでいっぱいになりましたが、反面、何とも世知辛い話だなと感じました。
確かにごねて費用を抑えたりサービスをさせたりすることも可能でしょうし、状況によってはそれが有効に働くこともなしとはしません(一種のネゴシエーションでしょうか)。
しかし、してやったりと満足するかもしれない客の思いはともかく、作業を請け負った側には嫌な思いが残るのではないでしょうか。
気持ちよく修理をしようという気持ちがなえてしまう可能性だってあるのかもしれません。
修理工場さんもプロですから、そんな感情で手抜きをすることはあり得ませんが、しこりは残りますよね。
そう思うと、ほんのちょっとした対応の違いで、こうして気持ちよく修理をしてくださったことの嬉しさはやはり格別です。
店と客という相反する関係とは云い条、所詮は人と人との付き合いなのですから、お互いに気持ちの良い関係を作るべきだなと、改めて感じました。
同じサービスでも、双方が喜んで感謝しあうものの方が格段に上なのですから。
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恭賀新年! [オーディオ]

2014年になりました!
旧年中は大変お世話になり、誠にありがとうございます。
ご愛顧に心より感謝申し上げますとともに、何卒本年もご愛顧のほど、よろしくお願い申し上げます。

昨晩、津の住居に戻りました。
29日に実家に帰省し、2日に横浜の自宅に帰って、4日に津と、かなり慌ただしい日程ではありましたが、今年は9連休というありがたい暦上の休みとなったので、そうはいいつつ余裕はあったように思います。
とはいえ、通算で860kmを超える運転はさすがに疲れました。
昨日も、Uターンラッシュの逆方向だから渋滞もたいしたことはなかろうと高を括っていたら、所々で渋滞にはまってしまい、結局、横浜の自宅を出てから津の住居に到着するまでに7時間かかる始末。さすがにうんざりしたところです。
実家から横浜の自宅までは連れ合いが一緒だったので気もまぎれましたが、それ以外はひとりだったので退屈で仕方がありませんでした。その上の渋滞ですからやりきれませんね。
と、新年早々口をこぼしてしまい、申し訳ありません。
車の運転が好きな方は、こうしたシチュエーションでも楽しいのかもしれないな、などと埒もないことを考えてしまいました。
それでも、鮎沢PAから眺めた富士山は、雲に覆われながらも存在感たっぷりで感動!
ayusawa2014.jpg

さて、津に戻り、早速お供えを飾り付けました。
osonae2014.jpg
本来は12月30日に飾らなければならないのですが、そのときは実家にいたのでしかたがありませんね。

今日は、年末年始の最後の日曜日ということで、年賀状の整理やカレンダーの架け替えや布団干しなどをしつつ、やっとゆっくりしています。

今回は、自宅で眠らせていたDATを持ってきました。
dat-denon.jpg
今どきDATなど使う人もいないと思いますが、録りためたテープもありますし、たまには動かしてあげないと可哀想ですから。
これはDENON製の「DTR-80P」という機種です。

DATは、発売当時、CDをしのぐ音質を売りにしていたものですが、取り扱いが面倒であり、MDという簡便なメディアの登場によって、民生用としてはほとんど普及しませんでした。
私も、主に生録用に使おうと思って購入したのですが、その主な使徒に供するよりも、OPTを利用したCDからのタビングや、衛星放送のデジタル音源を同じくOPT経由で録音することの方が多かったのではないかと思います。
現在はHDDレコーダーが急速に普及し、音質も極めて高く、しかも編集などの取扱いも容易なため、DATなどは完全に「終わった」メディアといえましょう(DATはおろかMDすらも終わっているように思えますが)。
DATという記録媒体(テープ)に関していえば、現在でもサーバーなどの定期的なシステムバックアップ媒体として用いられていますが、音響関係での出番はちょっと考えられませんね。

さて、だいぶ放置していたこともあり、果たして作動するかどうか不安ではありましたが、最初はちょっとぐずっていたものの、何とか復活しました。
20年以上前のコンテンツばかりですが、それなりに懐かしい音源もあり、特に1992年に開催された「サイトウ・キネン・フェスティバル松本」の録音などは、聴いていて嬉しくなります。
たまにはこうして昔を偲ぶのも良いものかもしれません。

ところで、今年の元旦は意外に暖かでした。
無精をして自宅のベランダから初日の出を拝んだのですが、それほど寒さを感じなかったくらいです。
普通の日の出とたいした違いはありませんが、そこから拝んだ初日の出です。
hatuhi2014.jpg
今年もよろしくお願い申し上げます。
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YAMAHAのスピーカーNS690Ⅲを津に持ってきました [オーディオ]

朝のうちは晴れていましたが、午後からちょっと曇りがちのお天気となりました。
でも、気温は昨日よりは高そうな感じです。
でも、まだまだ冷え込んでいますね。

昨日、横浜から津に戻ってきました。

4日に休みをもらったので、実家と自宅でゆっくりでき、今日は布団干しや昨年末に出来なかった部屋の片付けと掃除を念入りにやったところです。
実家と自宅ではゆっくりできましたが、車での移動でしたから、結局トータルで1000kmくらいの運転となり、また、例の中央道笹子トンネルのこともありましたので、その点ではさすがに疲れました。
それでも、懸念していた笹子トンネルの方は、もちろん渋滞はしていたものの6km程度で、1時間ほどで抜けることが出来ましたからラッキーというべきでしょう。
当初は一宮から富士五湖を抜け東名に出ようかと思っていたのですが、東名の渋滞は半端ではなかったようですから、結果的に中央道を使って正解だったようです。
昨日も、途中で事故による渋滞があったものの、それほど大きな影響もなく日没くらいには津に到着することが出来ました。

今回の帰省で、以前ご紹介したスピーカー修理後のNS690Ⅲを運んできました。
ns6902013.jpg
外形はたいして大きくはないのですが、重さは半端ではありません。30kgくらいはあるのではないでしょうか。
階段を下ろして車に乗せ、車から降ろして階段を上る、という作業をしていて、上腕が筋肉痛になるほどでした。

このスピーカーの駆動用として、管球式のアンプであるラックスのMQ-60を一緒に実家から運んできました。
mq602013.jpg
出力管は50CA10という三極管で、プッシュプル。出力は30W×30Wです。
50CA10はNECが製造した真空管ですが、とうの昔に製造中止となり、現在ではほとんど入手が不可能です。
従って、この球の寿命が尽きると、6CA7などの五極管を三極管結合するなどの対処をせざるを得なくなりますので、これまであまり酷使をしてきませんでした。
しかし、まだゲッターは十分にありますので、しばらくは楽しめることでしょう。
何といっても、苦労して修理したNS690Ⅲを、そのまま実家に眠らせておくのは如何にも残念ですから、この機会に両方とも津に持って来た、というわけです。

早速接続して、最初に聴いたのは、やっぱりマーラーの「復活」です(^^;
前回もそうだったなあ、などと苦笑してしまいました。
津の住居は結構ライブな感じなので、どんな音が出るかなと興味津々でしたが、低域から高域までスムーズに響いてくれます。
先日オークションで買ったBOSEのAWMもお気に入りの再生装置ですが、やっぱり明らかに違うな、というのが実感ですね。

これでまた、単身生活にも張りが出そうです(*^o^*)

因に、暮れに実家で作ったお供え餅をNS690Ⅲの上に飾りました。
osonae2013.jpg
小ぶりのお供えですから、ミカンがちょっと大きすぎますね(^^;
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BOSE AWMを買ってしまいました [オーディオ]

今日は朝から冷たい雨と風の吹くあいにくの天気でした。
仕事の関係で朝から出かけたのですが、さすがにびしょぬれになってしまい閉口しました。
現場立ち会いで、あまりの寒さに身震いがし歯がカチカチなってしまったのですが、これは久しぶりの体験です。
歳を取って来たせいもあってか、こうした自己防衛本能が近頃とみに衰えて来ていて、寒さで身震いがすることから遠ざかっていましたので。
考えてみれば、冬山の天幕や雪洞で寝ていた時は、夜中に寒さで目が覚め、胴震いをして体を温め、少し温まるとまた眠るみたいなことをしていましたので、ダイエットや運動などの効果でその頃の感覚のほんの少しは戻って来ているのかもしれません。

ところで、先日、こちらの職場の同僚がBOSEのAWMを持参してくれてCDを聴かせてくれた話を書いたところですが、どうにもあの音が忘れられず、もしかしたらどこかで手に入るかもしれない、と探しておりました。
そうしたら、これは迂闊極まりないことですが、オークションに出品されていたのです。
値段は何と31,200円からとなっていました。これ幸いとばかりに札を入れたところ、ありがたいことに落札。
本日の午後、到着と相成ったのです。
boseawm.jpg
ケースやリモコン、バッテリーなどは付属していませんが、もともとの販売価格は30万円を超えていたはずですし、この値段でそんなものは期待もしていません。
CD、カセットデッキの録音再生、ラジオ、が搭載されていますが、仮にこれらが使えなくとも、AUXが生きていればいい、くらいの気持でしたから、到着した品が、オークションの記事の通りほぼ完動状態だったのは誠に「感動」ものだったのでした。

それにしても、この「銘機」がこれほど値崩れしているとは想いもしませんでした。
恐らくデジタルオーディオ非対応で、録音機能がカセットという点が嫌われているのでしょう。
それゆえにこのような値段で買えたわけですからありがたい限りですが、考えてみれば、今どきの薄っぺらな音のミニコンポ並の価格だったわけで、オークションでの評価がこの程度というのはなんとも無念な気がします。
前の記事でも書きましたように、音楽の楽しみは、所詮、音の響きによって左右されるもの。再生装置の善し悪しはその楽しみの原点のようなものなのですから、あまりお手軽なところにばかり行くのも如何なものかな、などとちょっと思ってしまいました。

ということで、このAWMでブルックナーなどを再生しながら掃除をし、カッターシャツのアイロンがけをしたところです。
このところ余裕があまりなく、アイロンをかけなければならないカッターシャツも9枚にまでたまっていたのでさすがにうんざりでしたが、大好きなブルックナーをAWMで聴きながらかけたので、まあまあ良しとしましょう。
それでもさすがに胡座をかいてこれだけの枚数のアイロンをかけていると腰が痛くなるので、時折正座をしなければならなくなります。正座をすると足が痺れるし、困ったものですね(^^;

そんなことをしていたら、長野県の実家から野菜がどっさり宅急便で届きました。
茄子、大根、カボチャ、春菊、つみ菜、パセリなどのほか、栗の渋皮煮などまで入っていて大感謝。
茄子が余りに多かったので、今夜のおかずは豚肉茄子味噌炒めにしました。
nasumiso.jpg
因に右側は、茹でた春菊にシーチキンとマヨネーズと塩胡椒をかけた手抜きお浸し(^^;

これでしばらく野菜には不自由しなさそうです。
いい歳をして困ったことではありますが、親というのは本当にありがたいものだとつくづく痛感しました。
タグ:AWM BOSE 茄子 春菊
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HDDレコーダー [オーディオ]

連日暑い日が続きます。
ただ、まだ夜になると少し気温が下がるので助かりますが、日中の温度が36度を超えるとさすがに体にこたえますね。

三重の方に赴任してきて3週間が過ぎようとしています。
ようやく環境にも慣れ、日々の生活にもある程度のリズムができてきました。
日中は仕事で飛び回ることが多いのですが、ありがたいことにあまりひどい残業などはなく結構早い時間に帰宅できるので、洗濯や料理などもちょっと余裕をもってできるようになりました。
そうはいっても一人で全部やるわけですから、おのずと家事などの時間はかかってしまいますが。
また、今までよりも早く夕食をとるようになったこともあって、夜も早めに眠くなってしまうようです。
横浜にいたときの就寝時刻は、たいてい1時か2時くらいでしたが、こちらでは12時前にはもう床に就いています。
睡眠をきちんととらないと、日中の仕事に差しさわりが出てくるということもありますが、おかげで朝もすっきり目覚められます。

さて、いくつかの家電製品をレンタルやリサイクルショップで入手したとご報告しましたが、テレビ番組の録画対応機器は特に必要はなかろうと設置を見送っていました。
しかし、こうして生活が徐々に落ち着いてくると、ちょっと録画をしておきたいな(たとえば「梅ちゃん先生」とか)という思いが少しずつ出てきたりします。
とはいえ、そんな程度のことでBDやDVDレコーダーをわざわざ購入するのも馬鹿らしいことです。今の住居は地デジのみしか対応していないのでなおさらのこと。
そんな中で候補として考えたのは、HDDレコーダーです。
バッファローが今年の春に販売した「DVR-W1/1.0T」は、ディスクサイズが1TBあり、しかもダブル録画が可能。オープン価格ですが、価格comなどで調べると2万円弱で買えそうです。

ということで先週末に早速購入したのですが、なんと初期設定の段階で不具合が生じ、通電を示す「お知らせランプ」も点灯しなくなってしまいました。
ネットで検索しても対応策は見当たらず、ちょっとしたことで基盤ショートの事故が起きる可能性をはらむ製品だ、という書き込みまである始末。
途方に暮れ、バッファローのサポートセンターにメールで問い合わせをしましたが、考えてみれば初期設定で不具合が生じたのであり、初期不良の可能性もあると思いついたので、購入先の業者に問い合わせると、バッファローの方で初期不良であるという診断が下されれば交換に応じるとのこと。
そこで、サポートセンターにメールは送っていたものの、日曜日も対応しているという電話サポート窓口に、22日の日曜日に電話をかけました。
先のネットなどの情報では、バッファローサポートは最悪で、使用環境に問題があったなどとして無償交換や修理にはなかなか応じないという書き込みもあったりして、ちょっと不安もあったのですが、状況を説明するとすんなり交換に応じてくれました。
しかも、2mのHDMIケーブルが付属する「DVR-W1V2」に交換してくれるとのこと。電話口での対応も大変丁寧で、「バッファローサポートは最悪」とはどういうシチュエーションでのことだったのだろう、と不思議に思ったくらいです。

その「DVR-W1V2/1.0T」、昨晩無事に到着したので、早速つないで設定をし、ためしに録画もしてみましたが、今回はまったく問題なく使えました。
使い方も至ってシンプルで、筐体も小さいのでこれは優れものだと思います。バッファローダイレクトで19,800円(送料込)ですから、コストパフォーマンスにも優れているのではないでしょうか。


1TBという容量ですから、ハイビジョン映像で163時間の録画が可能な上、USB接続で外付けハードディスクも連結できるとのこと(4TBまでのHDDに対応)。
さすがに各種のデバイス製品を取り扱ってきたバッファローだけあって、なかなかうれしい仕様です。
地デジのみならず、BSやCSにも対応しておりますので、手軽な録画機器としてお使いになってもよろしいのではないでしょうか。

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名門音響機器メーカー「山水電気」が倒産 [オーディオ]

昨日は大変な春の嵐になりました。
台風並みの勢力をもった低気圧ということで、日本列島の各地に甚大な被害を齎し、死者まで出ています。
長かった冬がようやく終わりを告げるか、と思った矢先のことで、改めて自然の脅威を思い知りました。

今日は一転して快晴となっています。
朝のうちはちょっと風が強く、気温も低かったのですが、明日は少し気温も上がるようですね。
週末はお花見が楽しめるでしょうか。
帰り道、夜空にきれいなお月様が浮かんでいました。

1944年創業の名門音響機器メーカー「山水電気」が、とうとう倒産してしまいました。

名門・山水電気が経営破たん…支援会社の倒産で

au-9500.jpg山水電気といえば、例えば名器と謳われた「AU-9500」に代表されるように、ちょっと無理をすれば手が届く値段の機器からハイエンド機まで、幅広いラインナップを誇るオーディオメーカーの雄でした。
私も高校生時代に、山水のトランスを苦労して購入し、管球アンプを作ったりした経験がありますので、実に無念です。
新聞記事によれば、上場はしていたものの、従業員は5名だったとのことで、音響機器修理などでやっと糊口をしのいでいたとのこと。
音にこだわるうるさ型のオーディオファンが激減していくとともに、こうした中間層をターゲットにしたメーカーの存在意義がだんだん薄れてきてしまったのはやむを得ないことかもしれませんが、これも時代の流れというものなのでしょうか。

「AU-9500」のようなハイレベルのプリ・メインアンプを123,000円という価格で販売するというコンセプトは、私としては大変貴重な心意気だと思っています。
「山のごとき不動の理念と水の如き潜在の力」を社是として「山水」の名を冠し「高品質・高信頼性」を追求した、日本有数のオーディオメーカーが、このような形で終焉を迎えてしまう。
何ともいえない寂寞感に浸ってしまいました。

なお、高品質を誇った山水のトランスは橋本電器株式会社に引き継がれ、現在でも販売されています。
一次側インピーダンス5kΩ・100Wのプッシュプル用アウトプットトランス(HW-100-5)で5万円と、結構な値段がしていて目をむいてしまいますが(私が真空管アンプを作っていた頃は2万円弱で買えたような気がします)、それでもちゃんと生産されていることで、何だか少し安堵しました。

先に述べたAU-9500、今でもオークションに出れば4万円くらいの値段がつくようです。
それなりに価値はきちんと認識されているのだなと、その点は少しほっとしているところですが。

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TANNOY ARDEN Mark2の修理(エッジ張替え) [オーディオ]

2012年の年頭にあたり、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
拙いブログにもかかわらず、ご高覧頂き、誠にありがとうございました。
本年も倍旧のご愛顧のほどをお願い申し上げますとともに、皆様のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げる次第です。

前回の記事にも書きましたが、年末年始と帰省し、本日、帰宅いたしました。
八ヶ岳山麓の実家は、マイナス10度を下回るほどの大変な冷え込みで、連日真冬日(一日を通して気温が零度以下)となっております。
今日は雪となり、それに激しい霰が混じる荒れた天気になりました。
実家に帰る際は、ちょっと帰省ラッシュのピークを外れたので快調でしたが、今日はもともとUターンラッシュが予想されていた上、途中に事故などもあって、断続的な渋滞となりました。
まあそれでも4時間ちょっとで帰宅できましたので上出来でしょう。

実家の掃除や片付けなどをしましたが、両親をはじめ兄弟等もみな相変わらず元気な様子でほっと安心しました。

さて、今回の帰省のもうひとつの大きな目的。
それは、私がメインで使ってきたスピーカー、「TANNOY ARDEN Mark2」の修理です。

以前、YAMAHAのNS690IIIのエッジ修理を行っており、今回は、そのエッジの市販品を購入してあったので、気持ちの上では余裕がありました。

主役の「ARDEN Mark2」の現状は、このような悲惨な有様です。
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エッジの劣化は予想以上に進んでおりました。

NS690IIIのリード線は半田付けされていましたが、ARDEN Mark2はカプラーに端子が挿し込んである構造になっているので、取り外しは簡単です。
arden02.jpg

エッジをフレームに固定しているガスケットは両面テープで張り付けてあるので、これを慎重にはがします(あとで再利用しなければなりませんので)。
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ダンパーとコーン紙を固定している四本のナットをはずします。
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フレームからコーン紙とダンパーを取り外したところです。
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フレームに残っている接着剤やウレタンをはがしていきますが、これが最初の難作業。
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高域用のホーンを新聞紙などで覆い、スクレーバーや彫刻刀を使って、焦らずに除去作業を進めます。

コーン紙に残っているウレタンやエッジの残骸を同じく丁寧に取り去って、水性ボンドでエッジを張り付けますが、リブにうまく装着できるよう少しエッジに切込みを入れるとスムーズに装着できます。
しかし、これは前回のNS690IIIの時もそうでしたが、なかなかきちんと固着してくれません。
ボンドが乾き始めてきたところで、少し多めのボンドを上塗りし、初日の作業を終えました。

二日目、元日早々から作業を継続。
コーン紙とエッジの接着はまあまあの落ち着きようです。

「ARDEN Mark2」はフルレンジでありますから、フレームへの取り付け時に、高域のホーンの部分が擦れないよう微調整をする必要があります。
arden07.jpg
こんな風に手で上から押さえ、四方八方どの方向から押しても擦れないようにします(これを「センター出し」というようです)。
微調整には、ダンパーを固定する四本のナットを緩めて行います。
arden08.jpg
何度でもチャレンジできるので、じっくりと擦れなくなるまで調整しますが、これも難作業のひとつでしたね。

センター出しが終わったら、エッジとフレームをガスケットで固着させることになりますが、これがなかなか均等にいかず、こちらを押さえれば反対側が浮いてしまうという状況で、ほとほと参りました。
そこで、母から洗濯バサミを大量に借りてきて、強引にガスケットを挟み込みました。
arden09.jpg
手ブレを起こしてしまっていますが、雰囲気くらいは伝わりましたでしょうか?
これは自分ながらにナイスなアイデアだったと思っています。

あとはキャビネットに装着し、完成です!\(^o^)/
arden10.jpg

試聴に使ったCDは、ブラームスのクラリネット五重奏曲です。
名手プリンツがクラリネットを演奏した、私のお気に入りの一枚です。


エッジを張り替えたことにより、「ARDEN Mark2」は以前の絹のような滑らかな音を取り戻しました。
固着不良などによるビビリもなく、どうやら復活を果たすことが出来たようです。

今回は時間があまりなかったので、生まれ変わった「ARDEN Mark2」の音をたっぷり楽しむことは出来ませんでしたが、これからも帰省のたびに聴くことが出来るのだと思うと、やはり嬉しいものですね。

さあ、あとはレコードプレーヤーの修理です!
がんばらねば!
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プリアンプ完成!(キット「TU-875」) [オーディオ]

今日は曇りがちではありますが、時折晴れ間も覗く穏やかな天気となりました。
ここのところ、週末は出かけることが多かったので、今週末は腰を据えてプリアンプの製作に取り組んだところです。

これがA基盤。メインの基盤になります。
tu875-10A.jpg

真空管を配置した終段出力の基盤Bと電源部である基盤Cへのパーツの取り付けを昨晩までに終了し、今日はその仕上げにかかりました。

A基盤とB基盤を連結し、作業は順調に進みました。
tu875-12.jpg
この真ん中あたりにある28線平行ジャンパー線のハンダ付けが結構細かくて、ICのハンダ付けと並び、老眼の私にはちょっと大変でしたね。

それでもお昼過ぎには全てのパーツを組み上げ、早速、テストです。
電源、リレー、切り替えスイッチなどの基本動作は問題なし。
CDプレーヤーの信号を使って、メインアンプと接続し、音出しをしましたが、こうしたテストはやはりドキドキします(CDは、ドボルザークの「スターバト・マーテル」を使いました)。
BALANCEを真ん中にし、VOLUMEを徐々に上げていくと、スピーカーから音が出てきました。
Rチャンネル・Lチャンネルのバランスも問題なく、音量調節も切り替えスイッチも稼働。
どうやら大丈夫そうな雰囲気です。
さすがにホッとしました。

あとはシャーシーに組み込んで完成!\(^o^)/
tu875-kansei.jpg
これで、実家のアンプのコントロールが出来るようになります。

プリント基板を中心にした配線は、こうしたキットの組み立てではとても合理的で初心者でも簡単にチャレンジできます。
実際、電解コンデンサー、トランジスター、FET、IC、ダイオードなど極性のあるパーツの取り付けなどを慎重にこなせば、ほとんど問題なく組み立てることができるでしょう。
ハンダ付けには多少のコツが必要ですし、テスターくらいは使えなくてはなりませんが、それもそれほど高いハードルではありません。
これはなかなか良くできたキットだなと感心してしまいました。

私も以前、自分で基盤にプリントパターンを描いてアンプや受信機などを作った経験がありますが、エッチングの際に使う塩化第二鉄を服にこぼしてシミを作ったり、基盤にパターンを描くときにケチって油性マジックを使いマジックの薄いところが余計に腐食してしまったりと、結構失敗が多かったものです。
しかも、出来上がった後、細いドリルでプリント基板に穴を空けていく作業が残っていて、うんざりもしました。
もちろん、完成して稼働した時の喜びは格別なので、それでも作ってしまうのですが。
そんなこともあり、もう自分でプリントパターンを描くのは止めて、ユニバーサル基盤(四つ目と一つ目のパターンが交互に並んだもの)を使うようになりました。必要に応じてパターンの間をジャンパー線で繋いでいくわけです。
これはかなり便利で、重宝な基盤だと思います。

それでも、こうして最初からパターンをきちんと印刷したプリント基板で組み込む利便性には到底及びません。
自分でパーツを集め、配線をしていく労力とコストを考えれば、こうしたキットの優位性は推して知るべしというところではないでしょうか。
価格も高性能のわりには驚くほどリーズナブルですし。

さあ、あとは実家での音出しです。
TANNOYの修理のこともありますから、次の帰省の折の楽しみが、また一つ増えました。
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プリアンプの製作(キット「TU-875」) [オーディオ]

今日も冷え込みました。
でも、お昼過ぎまでは快晴で、絶好の洗濯日和。
洗濯のほか、布団干しや掃除、床のワックスがけなど、家事も楽しく済ませたところです。

家事が一段落した後、プリアンプの製作に着手しました。

実家のスピーカー修理のことを何度かここで話題に取り上げましたが、現在、CDプレーヤーとメインアンプをダイレクトにつないで駆動しているので、音量の調節が基本的に出来ない状況にあります。
メインアンプを倉庫から出した折、それまで使っていたグラフィックイコライザーを繋いだところ、なんと、片チャンネルが壊れていたのでした。
レコードプレーヤーを使っていた頃、カートリッジの昇圧はトランスを使っていたので、入出力信号の制御はそのグラフィックイコライザーで行っていました。それが仇となったわけですね。
ということでプリアンプの必要性を認識したのですが、現在、プリアンプだけをリーズナブルな価格で提供しているメーカーはないようで、これは自作するしかないのかなと思いつつ、ネットで検索してみたら、なんとエレキットから真空管式プリアンプのキットが発売されているではありませんか。

この価格で、MMとMCの両方のカートリッジに対応しているほか、AC電源を分離したりFETを初段にもってくるなどしてローノイズ化を図っているなど、なかなかのコストパフォーマンスが期待できそうです。
長年、アンプなどの自作を行ってきておりましたし、もちろん、テスターなど基本的な測定器も所持しているので、キットならなんとかなりそうと、早速購入したのでした。

まずはメインとなるA基盤から作業開始。
tu875.jpg
ちょっと細かな作業にはなりますが、必要な部品をプリント基板に取り付けていきました。
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ところで、このような細かな作業を行うために威力を発揮したのは、次のアイテムです。

これは、私のような老眼のオヤヂには最適です。
特に抵抗の縞模様やコンデンサーのインピーダンス、半導体の型番などを確認するためには必須でした。
もちろん、文庫本を読む時などにも使えるので、家内も大喜び。
老眼は辛いものですが、嘆いてばかりでは始まりません。現状を受け入れることができれば、具体的な対策も立てられようというものでしょう。

というわけで今週末あたりをめどに完成を目指したいと思います。

ところで、落語家の立川談志師匠が亡くなりました。
誠に残念無念です。
談志師匠の高座はどれも実に素晴らしいものでしたが、私は、林家三平師匠(初代)が亡くなった折の、三平師匠との思い出を語りつつ三平師匠の物まねを演じた時のことが忘れられません。
余りに似ていて大笑いをしたのですが、そのあと涙を拭っていた談志師匠の何ともいえない悲しげな表情が今でも眼交に浮かんできます。

TANNOY ARDEN mkII エッジ [オーディオ]

今日は朝から快晴で、予報通り、かなりの冷え込みとなりました。
それでも昼間は陽射しが暖かで、日比谷公園ではツワブキの花が盛りです。
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先日、実家においてあるスピーカー、NS-690IIIのエッジ張り替えの顛末を連続してご紹介しましたが、これは私のスピーカーシステムの一つで、実はもう一つの大物スピーカーの修理が残っています。

TANNOYの「ARDEN mkII」です。

NS-690IIIのエッジ張り替えが取り敢えず成功したことから、この大物にチャレンジするモチベーションも上がってきたのですが、何せ、そのサイズは38cm!
うまくきれいな円形を描けるか、そもそも手持ちのコンパスではサイズオーバーだったりします。
その上、こんなことを書くとセコいと笑われそうですが、初期投資額がかなり違うので、もしも失敗したりすると味わう落胆は相当のものであることが予想され、やはり躊躇してしまっていたのでした。
値段的に折り合いがつくのであれば、これはプロに修理を依頼するのもやむを得ないかもしれないと、ネットで検索をかけたところ、なんとエッジ張り替えのキットを扱っているお店があるではありませんか!

ファンテック株式会社

これはこれはと、早速メールで問い合わせると、大変丁寧な対応をして下さり、特製のエッジが1本7000円で入手できるとのこと。
NS-690IIIのときの張り替えにかかった費用は全部で3000円くらいでしたから、それに比べればちょっと高価な気もしますが、修理に出すのに比べれば手間も費用も格段に安く上がります。

ということで早速注文。
接着剤や筆、そして詳細な手順書までついたワンセット(スピーカー二本分)で、14400円です。
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実家への帰省は恐らく年末になると思いますが、その折に早速作業を試みようと思います。
腕が鳴りますね。
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