霧島東神社から高千穂峰 [山登り]
冷たい雨はやみましたが、それを機に気温がかなり下がっています。
首都圏では晴天にもかかわらず最高気温が18度くらい、朝方は10度届かずと、11月くらいの気候となりました。
今シーズンで初めて掛け布団を出しましたが、正解でした。
ここ数か月、ぎっくり腰を契機に膝や股関節の痛みが続き、ウォーキングもままならない状況が続いています。
少し痛みが和らぐと、ついつい焦りから頑張ってウォーキングやスクワットをしてしまい、元の木阿弥という、実に頭の悪いことばかりしてきました。
さすがにこれはまずいと、脚の方の運動は控え、代わりに腕の方の運動を中心としてきたところ、今度は懸垂のやりすぎで両手の肘が痛くなってしまう始末。
年寄りの冷や水とはよく言ったものですね。
そんな中ですが、緊急事態宣言も解除され、仕事の方も少しずつアクティブになってきています。
先日は、なんと宮崎の都城市で用務ができ、短い時間ですが出張することになりました。
仕事のためとはいえ、せっかく足を延ばすのです。
前々から登ってみたかった、霧島東神社から高千穂峰に登るコースを訪ねてみることにしました。
朝早くの便で宮崎空港まで飛び、レンタカーを借りて用務先へ。
仕事の打ち合わせその他の用務を済ませて、その日は都城のビジネスホテルに宿泊。
このホテルは、朝の6時からバイキングで朝食が取れるので、早立ちには大変便利でした。
霧島東神社への参道から右に少し登ったところに駐車場があり、そこに車を止めた後、せっかくなので神社の方面に出向いてみました。
鳥居の手前にちょっとした展望スペースがあり、そこから御池が望まれます。
九州自然歩道に指定された登山道を登っていきます。
照葉樹林に囲まれた静かな山道です。
緩やかに登っていくと、石碑がありました。
梵字が彫られていますが、神社なのになぜだろうと、ちょっと疑問。
お賽銭も捧げられており、今でもお参りに来る人がおられるのでしょう。
ヨメナが咲いていました。
この辺りから傾斜はかなりきつくなり、痛む膝になるべく負担をかけないようにしながら登ります。
ミヤマキリシマの灌木がたくさん目につきましたから、花の時期は見事なものではないかと思います。
やがて双子岩に到着。
途中から見上げると、何だか上州二子山をかなり小ぶりにしたような感じに見えました。
ここからは高千穂峰山頂まで続く眺望が広がります。
ヤマラッキョウの花が残っていました。
リンドウの花も見頃です。
そこから下って最低鞍部に着くと、左に御池小学校からの登山道を合わせます。
ここから最後の登りを頑張ると、待望の高千穂峰の山頂に至ります。
有名な天の逆鉾です。
ここは霧島神宮の奥宮でもあります。
霧島東神社からの登山道では、出会った登山者は一人きりでしたが、山頂は夥しい人出です。
皆さん、きっと高千穂河原の方から登ってこられたのでしょう。
霧島東神社から登りますと、標高差で1300m近くありますが、高千穂河原からは500mくらい。
圧倒的にこちらの方が楽ですから。
眺望を楽しみながらゆっくり昼食をとり、膝を休ませました。
帰路は往路を戻ります。
この山は神域ですから、登山道の途中にしめ縄が張られています。
山頂を振り返って写真を撮りました。
霧島東神社や御池方面を見下ろします。
天候にも恵まれ、気分は最高でした。
因みに帰路では一人も出会いませんでした。
山頂の喧騒が嘘のようです。
私は高千穂河原からも登ったことがありますが、間違いなくこの霧島東神社からのルートの方が優れていますし歩き甲斐があります。
もちろん、歩行距離や時間はかなり長くなりますし、標高差も大きいので少々体力的にはきついかもしれませんが、何とももったいない話だと思いました。
ただしこのルート、双子岩までの樹林帯はヤマヒルがかなり生息しています。
私はお陰様でヒルとかダニなどにはあまり食われない質ですが、それでも下山後、腰のあたりに一匹見つけました。
幸い血は吸われていませんでしたが、いろいろな報告によると、被害に遭った人はかなりいるようです。
丹沢の早戸川水系などには結構ヒルがいますので、この辺りの沢登りの時にはサロンパスを持参していました。
ヒルにかけると非常に嫌がってすぐに落ちますので即効性があります。
今回は10月ということもあり、そこまでする必要もなかろうと思っておりましたが、気温が高かったせいか、やはりいましたね。
もしかすると、このルートの人気のなさはそのあたりに原因があるのかもしれません。
さて、今回は用務のついでに山に登るという些か不埒な行動でしたし、膝の痛みなどを抱えていたので、荷物に関してはいろいろと考えました。
まず、足回りですが、私は冬季を除いて、普通の山歩きでは長靴か地下足袋を使います。
しかし、今回は膝の具合が悪いため、本当に久々に山靴を履きました。
とはいえ、大層なものではなく、ディスカウント通販で有名なヒラキの、価格4900円のトレッキングシューズです。
安価ではありますが、くるぶしを包み込んでくれるデザインの上、非常に軽く丈夫でした。
街歩きでもつかえるかどうか事前に試したところ、全く問題なく、おかげで今回の行程ではずっとこの靴で間に合いました。
蒸れずに撥水効果もかなり高く、ソールのグリップもちゃんと効きます。
長時間履いていても、足指などが当たるようなこともなく、その点でもかなりの優れものと感じました。
山道具屋で登山靴とかをみると結構な値段がしていて、こんなことを云っては何ですが、初心者の方はきっとカモにされているのだろうな、といつも感じてしまいます。
中途半端な山靴にはかなりの疑いを持っていましたが、この値段でこれだけの性能なら合格点でしょう。
膝の痛みや腰の痛みは、ありがたいことに山行中はほとんど気になりませんでした。
しかし、その日の夜から翌日・翌々日まで脚にひどい筋肉痛がおき、これには面食らったところです。
山登りをして筋肉痛がおきるなど、本当に久方ぶりの経験で、運動不足(特に足回りの)によってよほど脚の筋力が落ちていたのでしょう。
人間の体というものは誠に正直なものだとつくづく感じています。
その後、筋肉痛も多少収まったので帰宅してからウォーキングに出かけたのですが、途中、青信号に間に合わせようと走ったら、またもや膝に激痛が走り、その痛みは今でも治まってはいません。
調子に乗った自分が悪いので、何たる馬鹿者かと自分自身を責め続けている状況です。
首都圏では晴天にもかかわらず最高気温が18度くらい、朝方は10度届かずと、11月くらいの気候となりました。
今シーズンで初めて掛け布団を出しましたが、正解でした。
ここ数か月、ぎっくり腰を契機に膝や股関節の痛みが続き、ウォーキングもままならない状況が続いています。
少し痛みが和らぐと、ついつい焦りから頑張ってウォーキングやスクワットをしてしまい、元の木阿弥という、実に頭の悪いことばかりしてきました。
さすがにこれはまずいと、脚の方の運動は控え、代わりに腕の方の運動を中心としてきたところ、今度は懸垂のやりすぎで両手の肘が痛くなってしまう始末。
年寄りの冷や水とはよく言ったものですね。
そんな中ですが、緊急事態宣言も解除され、仕事の方も少しずつアクティブになってきています。
先日は、なんと宮崎の都城市で用務ができ、短い時間ですが出張することになりました。
仕事のためとはいえ、せっかく足を延ばすのです。
前々から登ってみたかった、霧島東神社から高千穂峰に登るコースを訪ねてみることにしました。
朝早くの便で宮崎空港まで飛び、レンタカーを借りて用務先へ。
仕事の打ち合わせその他の用務を済ませて、その日は都城のビジネスホテルに宿泊。
このホテルは、朝の6時からバイキングで朝食が取れるので、早立ちには大変便利でした。
霧島東神社への参道から右に少し登ったところに駐車場があり、そこに車を止めた後、せっかくなので神社の方面に出向いてみました。
鳥居の手前にちょっとした展望スペースがあり、そこから御池が望まれます。
九州自然歩道に指定された登山道を登っていきます。
照葉樹林に囲まれた静かな山道です。
緩やかに登っていくと、石碑がありました。
梵字が彫られていますが、神社なのになぜだろうと、ちょっと疑問。
お賽銭も捧げられており、今でもお参りに来る人がおられるのでしょう。
ヨメナが咲いていました。
この辺りから傾斜はかなりきつくなり、痛む膝になるべく負担をかけないようにしながら登ります。
ミヤマキリシマの灌木がたくさん目につきましたから、花の時期は見事なものではないかと思います。
やがて双子岩に到着。
途中から見上げると、何だか上州二子山をかなり小ぶりにしたような感じに見えました。
ここからは高千穂峰山頂まで続く眺望が広がります。
ヤマラッキョウの花が残っていました。
リンドウの花も見頃です。
そこから下って最低鞍部に着くと、左に御池小学校からの登山道を合わせます。
ここから最後の登りを頑張ると、待望の高千穂峰の山頂に至ります。
有名な天の逆鉾です。
ここは霧島神宮の奥宮でもあります。
霧島東神社からの登山道では、出会った登山者は一人きりでしたが、山頂は夥しい人出です。
皆さん、きっと高千穂河原の方から登ってこられたのでしょう。
霧島東神社から登りますと、標高差で1300m近くありますが、高千穂河原からは500mくらい。
圧倒的にこちらの方が楽ですから。
眺望を楽しみながらゆっくり昼食をとり、膝を休ませました。
帰路は往路を戻ります。
この山は神域ですから、登山道の途中にしめ縄が張られています。
山頂を振り返って写真を撮りました。
霧島東神社や御池方面を見下ろします。
天候にも恵まれ、気分は最高でした。
因みに帰路では一人も出会いませんでした。
山頂の喧騒が嘘のようです。
私は高千穂河原からも登ったことがありますが、間違いなくこの霧島東神社からのルートの方が優れていますし歩き甲斐があります。
もちろん、歩行距離や時間はかなり長くなりますし、標高差も大きいので少々体力的にはきついかもしれませんが、何とももったいない話だと思いました。
ただしこのルート、双子岩までの樹林帯はヤマヒルがかなり生息しています。
私はお陰様でヒルとかダニなどにはあまり食われない質ですが、それでも下山後、腰のあたりに一匹見つけました。
幸い血は吸われていませんでしたが、いろいろな報告によると、被害に遭った人はかなりいるようです。
丹沢の早戸川水系などには結構ヒルがいますので、この辺りの沢登りの時にはサロンパスを持参していました。
ヒルにかけると非常に嫌がってすぐに落ちますので即効性があります。
今回は10月ということもあり、そこまでする必要もなかろうと思っておりましたが、気温が高かったせいか、やはりいましたね。
もしかすると、このルートの人気のなさはそのあたりに原因があるのかもしれません。
さて、今回は用務のついでに山に登るという些か不埒な行動でしたし、膝の痛みなどを抱えていたので、荷物に関してはいろいろと考えました。
まず、足回りですが、私は冬季を除いて、普通の山歩きでは長靴か地下足袋を使います。
しかし、今回は膝の具合が悪いため、本当に久々に山靴を履きました。
とはいえ、大層なものではなく、ディスカウント通販で有名なヒラキの、価格4900円のトレッキングシューズです。
安価ではありますが、くるぶしを包み込んでくれるデザインの上、非常に軽く丈夫でした。
街歩きでもつかえるかどうか事前に試したところ、全く問題なく、おかげで今回の行程ではずっとこの靴で間に合いました。
蒸れずに撥水効果もかなり高く、ソールのグリップもちゃんと効きます。
長時間履いていても、足指などが当たるようなこともなく、その点でもかなりの優れものと感じました。
山道具屋で登山靴とかをみると結構な値段がしていて、こんなことを云っては何ですが、初心者の方はきっとカモにされているのだろうな、といつも感じてしまいます。
中途半端な山靴にはかなりの疑いを持っていましたが、この値段でこれだけの性能なら合格点でしょう。
膝の痛みや腰の痛みは、ありがたいことに山行中はほとんど気になりませんでした。
しかし、その日の夜から翌日・翌々日まで脚にひどい筋肉痛がおき、これには面食らったところです。
山登りをして筋肉痛がおきるなど、本当に久方ぶりの経験で、運動不足(特に足回りの)によってよほど脚の筋力が落ちていたのでしょう。
人間の体というものは誠に正直なものだとつくづく感じています。
その後、筋肉痛も多少収まったので帰宅してからウォーキングに出かけたのですが、途中、青信号に間に合わせようと走ったら、またもや膝に激痛が走り、その痛みは今でも治まってはいません。
調子に乗った自分が悪いので、何たる馬鹿者かと自分自身を責め続けている状況です。