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YAMAHA、NS-690IIIの修理(キャビネットへのセット - 完成!) [オーディオ]

週末は雨になりました。
八ヶ岳山麓の実家に帰省する用事があったので、YAMAHA、NS-690IIIのエッジ修理済のウーファーを、ついでにキャビネットに収め、音出しをしたところです。
え?、どちらがついでか、って?
それは言いっこなしですね(^^;

まず、リード線をウーファーの端子にハンダ付けします。
ns690-set02.jpg

大変間抜けなことですが、てっきり前回の帰省の際にハンダを持参しているものと思い込み、今回は持っていかず、現場で無いことに気づいてしまいました。
仕方がないので、近所の金物屋さんで購入。
地元商店街の売り上げに貢献できたので、それはそれでよしとしましょう。

ハンダ付けが終わったらキャビネットに収めます。
結構重さがあるので、ネジ穴がズレないように気をつけなければなりません。
言うまでもないことですが、ネジは対角線で順番に締めていきます。
ns690-set03.jpg
これで完成!\(^o^)/

早速音出しです。
ns690-set01.jpg
ちょっと写りが悪いのですが、上がA級DCアンプ、下がCDプレーヤーです。

さて、確認用のCDですが、NS-690IIIの「復活」ですから、曲は当然、マーラーの「復活」です!
テンシュテット指揮NDR(1980年ライブ)をかけました。
このCD、現在は市場に出回っていません。私はこれを当時NHKFMで聴いて以来、割合お気に入りの演奏でしたので、ちょっと残念ですね。

そのあと、ピアソラの「オブリヴィオン」やブラームスの「クラリネット五重奏曲」などをかけ、実家に来合わせた姪が好きだという「パッヘルベルのカノン」もかけて、みんなで聴いたところです。

エッジがボロボロになっていた頃の、低音の腰砕けのような音は完全になくなり、全体的に音量がかなりアップしました。
低音の響きも驚くほどのパンチ力で、しかも引き締まった弾力性に溢れる音が響き渡り、購入した当時、こんな音で鳴っていたのか!と改めて感心したくらいです。
ウレタンのような経年劣化の虞のある素材ではなく、綿ジャージーにシリコンシーラントを塗布したものにしましたから、恐らくあと20〜30年くらいはもつのではないかと思います。

不安感を抱きつつも、とにかくダメもとでやってみようと実行した今回のスピーカー修理。
取り敢えずは成功!というところでしょうか。
嬉しさのあまり、早速ご報告申し上げる次第です。
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YAMAHA、NS-690IIIの修理(エッジの貼付け) [オーディオ]

大荒れの天気も、午前中には回復し、布団を干して洗濯も出来ました。

一段落したところで、いよいよNS-690IIIエッジ修理の最終段階に取りかかります。

まず、昨日作ったエッジ布の内径の内側を切り抜きます。
直径22mmの型紙を段ボールで作り、それを当ててカッターで切り抜くことにしました。
edgekirinuki.jpg

切り抜いた後はこんな感じです。
edgekirinukigo.jpg

これを型から丁寧にはがし、ウーファーに合わせます。
ns6903-edge.jpg
どうやらサイズ的には大丈夫な雰囲気ですね。

エッジはシリコンシーラントを塗布してあってゴム状になっていますから、普通のセメダインGではうまく付着しません。
ゴムなどを接着するセメダインXを使います。

これからが勝負所ですから、ズレが生じないように、慎重に少しずつ貼付けていきます。
片方の3分の1位を貼付けたら、もう片方を同じように貼付け、交互に微調整をしながら作業を進めました。
まずはコーン紙とエッジ。
裏側から指を当てて、セメダインXを塗っていきますが、なかなかすぐには付着しません。時間をおいて生乾きになったところで再度指で貼付けるようにして、先に進みます。
エッジとコーン紙の間が空くと音が漏れてしまうので、そこを埋めるような感じでしょうか。
そちらが終わって、接着面が落ち着いてきたら、今度はフレームとエッジ。
はみ出している綿ジャージーを、フレームの溝に合うようにはさみで切り取りながら調整します。
和ばさみが使いやすいようですね。
こちらも慎重に、3分の1ずつ交互に貼付けました。これも同じくセメダインXを使用します。

エッジの接着が終了したら、最後の仕上げ。フレームとゴムダンパの接着です。
フレームとゴムダンパの双方にセメダインXを塗布し、10分ほど経って生乾きになったところで一気に貼付けました。
貼付けた後は、十分に接着するように、裏返して20分ほど置きます。
ns6903harituke.jpg

この間を利用して、エッジとコーン紙の裏面の貼付け作業を実施。浮き上がりを抑えながら貼付けていきます。
これはセメダインGで大丈夫でした。

これがエッジ張り替え作業終了後のウーファーです。
ns6903set.jpg

試しにアンプにつないで音を出してみましたが、どうやら大丈夫な様子。
後は実家に持ち帰って、NS-690IIIのキャビネットに配線し収めるだけです。
どんなふうな音になってくれるのか、今から楽しみです。

ところで、エッジ張り替え作業。何とかここまでの予定工数は終了しましたが、迂闊極まりない失敗をしてしまいました。
既にお気づきの方もおられるものと思いますが、エッジの色を白にしてしまったのです。
コーン紙が暗い灰色でしたからエッジは黒にしようと、綿ジャージーもわざわざ黒のものを買ってきたのに、シリコンシーラントの色を「ホワイト」にしてしまったのです。
昨日、一回目の塗布を行ったとき、あれ、色がなじまないなと思ったのですが、二回目の塗布も終了し、乾かし始めた時も、白色は残ったまま。
あれれ、とシリコンシーラントのボトルを調べてみると「ホワイト」ではありませんか。
私の勝手な思い込みで、乾けば透明になるものと考えていたわけですから、己の迂闊さに舌打ちをしました。
でもまあ、使用時にはネットを付けるつもりですから、通常では目立つこともありませんし、恐らく性能的には何らの違いもないことでしょうから、そのまま作業を続けました。

しかし何とも間抜けな話ですね。
自分ながらに呆れました。
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YAMAHA、NS-690IIIの修理(エッジの作製) [オーディオ]

昨晩から雨となり、夜半から午前中までは強烈な風を伴う嵐となりました。
残念な天気ではありますが、今週末はスピーカー修理に当てるつもりでいましたから、却って好都合ですね。

さて、エッジの交換に当たって用意した材料は次の通りです。
zairyo.jpg
  • 綿ジャージー(黒)
  • バックアップ材(直径13mm)
  • シリコンシーラント
  • ラッカー薄め液
  • セメダインG
  • セメダインX
  • はがせるスティック糊

その他、シリコンシーラントの押し出し機やカッター、筆などを用意しました。

まず、エッジの型を作るための板を用意し、そこにウーファーの内径と外径の円をコンパスで書きます。
NS-690IIIの場合、内径は23.7mm、外径は27mmでした。

エッジを立てるためにバックアップ材を使います(写真の白いパイプのようなものです)。
これを半分に割って使うのですが、きれいに半分に割るため、バックアップ材の直径と同じサイズの塩ビパイプを用意し、その真ん中に切り込みを入れてカッターをセット。
塩ビパイプからバックアップ材を押し出して最初の切り込みが入ったら、引っ張りだすような形で切っていきます。
backup.jpg
パイプに対して刃が斜めになるようにセットするとスムーズに切れます。

先程の型の板の内径にそって、セメダインGを塗り、半分に裂いたバックアップ材を丁寧に貼付けていきます。
wakujunbi.jpg
こんな感じになりました。

この型に綿ジャージーを被せ、丁寧に合わせていき、皺のよらないように置いたら、はがせるスティック糊で仮固定していきます。
4分の1くらいずつ貼っていくときれいに仕上がるようですね。

シリコンシーラントを押し出し機を使って紙コップに適量出し、ラッカー薄め液で希釈します。直に使うのには粘度が高すぎますので。
良く溶いたら、筆を使ってエッジの部分に塗っていきます。
一回目を塗り終えたら、一時間くらいそのまま放置しておき、二回目を塗ります。
edge01.jpg
塗り終えて、今日の作業はひとまず終わり。
一日乾かして、明日はいよいよウーファーへ貼付けます。

しかし、さすがにラッカー薄め液の臭いには参りました。
今日は独りだったので良かったのですが、家内がいたらちょっと作業は難しかったかもしれません。

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YAMAHA、NS-690IIIの修理(下準備) [オーディオ]

三連休は実家に帰っていました。
下水道工事の関係で、手洗いや台所や風呂場の水回りの改修が必要になったためです。
寒い地方ですから、水回りの工事は秋口に終わらさなければならず、立て込んでいるところを業者さんは、早く手洗いを使えるように頑張って作業を進めてくれていました。
作業の進捗状況を確認し、今後の予定(支払いも含め)などの打ち合わせなどもしてきたところです。

それは公式の帰省理由ですが、実はもう一つ目的があって、それは実家においてあるスピーカーの修理をするということ。

独身だった頃、オーディオ関係にかなり血道を上げており、スピーカーも一時は6セット12個も保有していました。
TANNOYやYAMAHAやVicterやBOSEなどのスピーカーも入ってのことで、これが6畳一間にあったわけですからちょっと尋常なことではありませんでしたね。
それはともかく、その中で一応現役で使っているのは、TANNOYのアーデン2、YAMAHAのNS-690III、BOSEの501Xの三種類で、そのうちBOSE以外は実家に置いてあります。

先日、実家の物置を整理し、A級DCアンプを現役に復帰させ、NS-690IIIにつないだのですが、何となく低音に力がなくなっているような印象がありました。
それでユニットの状況を調べようとネットを外したところ、なんとウーファーのエッジがぼろぼろになっていました。
ns690-01.jpg
エッジはウレタン製だったのですが、完全に経年劣化していて、手で触るとポロポロと落ちるような有様です。
これでは音がすかすかになるのも無理はありませんね。
そんなわけで、修理が可能かどうかネットで調べてみると、同じような事例は結構あるようで、対応して下さる工房もたくさんありました。
修理代は概ね一台2万円前後というところ。
修理代はともかくとして、そこに配送することが結構大変であるような印象を持ちました。

そこでさらに検索を重ねると、自分でいろいろと工夫をして修理されている事例のいくつかにヒットし、やる気を出しさえすれば、自分好みの修理が出来そうな感じです。
エッジの張り替えですから、やはりエッジの材質が決め手になりましょう。
一番高級なのはセーム革のようです。
私は車の洗車の時の拭き取りに使ったこともありますが、吸水性も良くしなやかで確かにうってつけかもしれませんね。
ただし単価が高いことと、色を選ぶことができないのが欠点かもしれません。
それに、セーム革のエッジによる音は、評価が分かれるようです。キメ細かな音の再現にはうってつけですが、パンチ力に欠けるという感想もありました。
また、エッジを立てる加工がちょっと難しそうな感じです。

そんなことから、綿ジャージーにシリコンシーラントを塗布し、ゴムのような柔軟性と強靭さを与えて用いることにしました。

そこで、まずキャビネットからウーファーを取り外します。
ns690-02.jpg

劣化したウレタンのエッジは手でポロポロと取れますが、部屋の中でやると大変なことになるので、庭にそっと運び出します。
あらかたエッジを除去したら、ゴムダンパを取り外し、ラッカー薄め液でコーン紙やフレームなどに残ったエッジの残滓を取り除きます。
結構臭うので、これも屋外で作業した方が良いでしょう。
接着剤の滓がなかなか取りづらいの大変ですが、溶解した接着剤や古いゴムなどで手をネバネバにしながら格闘し、一応の作業は終了。
ns690-03.jpg
完全に取り切れてはいませんが、サンドペーパーなどで磨いてきれいする必要まではないでしょう。
こんなものかな、と思います。

さて、ここまでは実家で作業をしました。
私の自宅はマンションで庭などはありませんから、古いエッジの除去作業のような、細かで始末に困るゴミやシンナーなどの臭いが出てしまうような作業は困難です。
その意味では、NS-690IIIが実家にあったのはもっけの幸いというべきでしょう。

取り敢えずきれいになったウーファーを、今日、自宅に持ち帰りました。
本格的な張り替え作業はこれからです。
果たしてうまく行くのか。
その後の経過を、後日またこのブログでご報告させて頂きたいと思います。
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ぐちゃぐちゃのケーブルをスッキリ収納する方法 [オーディオ]

今日も快晴で暑い日になりました。
日比谷公園の三笠山から丸の内方面を眺めると、青空が眩しく、木々の緑もまだまだ元気です。
mikasayama0915.jpg
予報では週末辺りから雨になり、その後は気温もぐんと低くなるとのこと。
未だに暑いのは困りものですが、その暑さが去っていくということは、夏の終わりを意味することでもあり、やはり少しばかり寂しくなります。
人間なんて自分勝手なものですね。
自分勝手だっていいじゃないか。ダメ人間だもの。なーんちゃって。

ところで皆さん、頻繁には使わないPCやオーディオ周りのケーブルやコード、どのように収納していますか?
私は、取り敢えず、付属しているワイヤーを使って種類ごとにまとめていますが、いざ使おうと思って探すと、絡まっていたりして取り出すのに苦労してしまったりします。
使用中の装置を連結しているケーブルをまとめたりすっきりさせたりするグッズや方法は結構紹介されていますが、普段使わないケーブルを効率よくしまう、というアイデアに関してはあまり見かけないようですね。

そんな中、ロケットニュースに面白い記事が掲載されていたのでご紹介します。

【知恵袋】ぐちゃぐちゃのケーブルをスッキリ収納する方法 / 用意するものは「トイレットペーパーの芯」だけ!

どうですか!
これはいいアイデアですよね。

「唯一の弱点は、やや貧乏臭いということだけだ」と記事にはありますが、どうせ収納しているケーブルなんて人に見せるものではないのだから、そんなことを気にする必要はありませんね。

早速、ロールペーパーの芯を確保し始めなければ。
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5.1chスピーカー・アンプセット(失敗談) [オーディオ]

sarusuberi0906.jpg予報通り、夏に戻ったかのような陽気が続きます。
日比谷公園の百日紅も元気に花を咲かせていました。

さて、標題に「失敗談」と書きましたが、こうした馬鹿げた行動に対する自分自身への戒めと同時に、何かのご参考となれば幸いと、恥を忍んで掲載します。
以て他山の石として頂ければ幸甚に存じます。

ネットオークション、これは既に入手が困難になったものなどを、一般小売りルート以外から見つけ出すのには誠に以て有効な手段だと思います。
私自身、これまでにも、LDプレーヤーやビデオ、外部MIDI音源などを、ネットオークションで入手してきました。

そうした目的意識がはっきりしたうえで使うのであれば宜しいのではないかと思いますが、それほどの必要性もないのに何となく目にとまったので札を入れてみる、という行為はやはり慎んだ方がいいのだろうなと、今、しみじみと痛感しているのです。

先日、いつもならさほど気にすることもなく斜め読みしてゴミ箱行きにしていたネット・オークションへの紹介メールに、ついつい目を通してしまい、その中にあった「5.1chサラウンドシステム」なるものに面白半分で札を入れてしまったのでした。
もちろん札を入れるに当たっては、取り敢えず市場価格を調べてみて、送料等の手数料を加えた上で価格に折り合いがつく程度の値段を入れたわけです。

実をいうとこれまでにもそうしたことをした経験があって、大抵の場合、通常のネット購入の方が安かったりするので、そうした値段を入れると落札しない、という結果になっていたのでした。

ところが何とこれが落札してしまったわけです(^_^;
しかも、落札結果の一覧をみるとどうやら私は上位の方の価格だったようで、落札最低価格は私の値段の5分の1でした。

これがどうしても欲しかったレアもののCDとかビデオだったら、入手できただけで「やったあ!」なんて大喜びしたのでしょうが、別にそれほどどうしても欲しいわけでもなかった安物の「5.1chサラウンドシステム」を、しかも高めの価格で落札してしまった迂闊さに大ショック。
さらに(よせばいいのに)、暫くしてネットでの販売価格を調べてみたら、なんと自分の落札額よりも1000円ほど安く買える値段にディスカウントされているではありませんか!
全くマヌケを絵に書いたようなものですね。
心底がっかりしてしまいました。

さて、購入した肝心の「5.1chサラウンドシステム」ですが、ちゃちっぽい作りながら、この価格帯ではまあまあな性能ではあろうと思います。
こうしたいきさつで購入したのでなければそれなりに喜んでいたのかもしれませんね。

今年の4月に買い替えたテレビは、操作性などに関して特に不満はないものの、音については相当にチープで、サラウンド効果などは望むべくもありませんでした。
今回購入した「5.1chサラウンドシステム」は、外部入力端子がRCAですし、それほど効果的な分離をもとより期待するものではなかったのですが、テレビのRCA出力端子から供給すると、意外によく鳴ってくれます。
早速、「アバター」などを再生すると、いい加減なスピーカー配置の割にはそれなりのサラウンド効果が表れ、何よりも低音や高音が強化されたことから、音の広がりや幅や深みができてきたように感じます。
「おお!これは意外に良いじゃないか!」とちょっとご満悦。

でも、やはりこれで音楽を聴こうとはちょっと考えられませんね。
ホールの響きを再現するなどというレベルには程遠いシロモノですし、私にとっては宝物級の存在である三極管WE300B(真空管)のアンプで鳴らす501Xの音に、それなりに満足していますから。

ところで今後の問題ですが、小さいながらも、5.1chサラウンドの効果を出そうと思うのであればスピーカーの配置を工夫せねばならず、少々場所もとりますから、恒常的に使用するためには部屋のレイアウトを変える必要がありそうです。

一番の問題は、この馬鹿げた買い物に関して、まだ家内に報告していない、という点。
従って現在は、家内が不在の折に、いそいそとシステムを箱から出して(普段は目につかないところに隠してあります)接続し、使っているような情況です。
このブログのことも家内は知らないので、バレてしまうまでにはもう少し猶予はあるのかもしれませんが、早めに対策を立てなければならないでしょう。

全く、興味本位からバカな真似をしてしまったと、いまさらながらに呆れています。
考えてみれば、衝動買いですらない文字通りの無駄遣いだったわけですから。

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A級DCアンプ [オーディオ]

110828_1716~01.jpg八ヶ岳山麓は今日も良い天気になりました。
ただ、八ヶ岳は雲に覆われているので、午後はまた雨になるかもしれませんね。

実家の物置の整理をしました。

私が結婚したときに実家に持ち込んだものが大半ですので、母親から早く片付けるようにと急かされていたのです。
私としてもオーディオ機器などがそのままになっていたので、いつかはやらなくてはいけないと考えていたので、いい機会ではありましたが。

レコードプレーヤー、テープデッキ、プリアンプ、メインアンプ、カートリッジその他、物置に入れて20年、使い始めてから30年が経過しています。
スピーカーの方は何年か前に救い出してありましたが、設置場所の問題もあって、その他の機材は放置。
全部はとても無理ですが、いくつかは今回運び出したところです。
その一つが、写真の一番上にあるDCアンプです。A級DCアンプで出力は40W×40W。
消費電力はなんと370Wですから、四分の三以上が熱量に消費されてしまいます。
節電・省エネが叫ばれているこの時期に、とんでもないシロモノですね。
でも、音のキレと深みは最高です。
だいぶ埃を被っていましたが、30年前と変わらぬ深みのある響きを奏でてくれました。

聴いている曲は、メシアンの「世の終わりのための四重奏曲」です。
高原を吹きわたる風にクラリネットの旋律が重なって、何ともいえない幸せ気分です。

追伸
実家はネット環境がなく、Wi-Fi環境にもないのでコメントやnice!対応ができません。
少し遅れますが、明日は帰宅しますので、その折には来訪させていただきます。
申し訳ありません。

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DAC機能搭載 USB真空管ヘッドフォンアンプ [オーディオ]

朝のうちは柔らかな陽射しがあったものの、日暮れが近づくにつれて雲が張り出してきました。
気温もまたまた低くなり、どうも体がなかなかついていきません。
歳のせいもあるのでしょうが、こんな天候では元気が出ませんね。

さて、こんなときはやはり音楽を聴くに限りますが、まいどまいどスピーカーを鳴らしていたのでは、家人の手前、さすがに気が引けます。
以前、BOSEのQuietComfort15のことについて書きましたが、このヘッドフォンは私のお気に入りで、こんな時の極めて強い味方となってくれます。

しかし、例えば机でPCを使うといったような状況下で、CDプレーヤーから引っ張ってきて使うのにはケーブルが短くてちょっと大変。
かといって、PCの内蔵音源で聴くとやはり不満は残ってしまいます。贅沢だといわれればそれまでなのですが。

そんな折、かなりコストパフォーマンスが高いと思われるヘッドフォンアンプがあることを知り、先日、早速購入しました。


DN-HPA509B.jpg実際に使っているときの真空管6N2P(刻印は6N2-J)の光り具合はこんな感じです。

真空管本体の周りにオレンジ色のLEDを埋め込んであるので、視覚的にもなかなか好感が持てました。

ヘッドフォンアンプには様々な種類があり、それこそ千差万別ですが、このDN-HPA509BはPCとの親和性が特徴の一つといえましょう。
このヘッドフォンアンプはUSB接続が出来るようになっており、そのD/Aコンバータ(DAC)チップとして採用しているのはBurr-Brown(現Texas Instruments)の「PCM2702」です。
Burr-BrownブランドのDACチップは、高級オーディオでも採用実績が多いのですが、その中でも「PCM2702」はUSB接続用のチップとして扱いやすく、定番といわれています。
そのチップと真空管との取り合わせはかなり絶妙で、PCからダイレクトで聴いた音とはかなりの違いが感得できることでしょう。
特に、ボーカルのキレは素晴らしく、ラフマニノフの晩禱などを聴いていると、それこそスピーカーを鳴らすのと遜色がないと思われるくらい。
また、重低音の再生を重視しているようで、オーケストラのボリューム感も抜群ですし、ジャズ・ベースの痺れるような低音の響きも素晴らしい力量感を示してくれます。

これはなかなかの実力ではないかと感じさせられます。
少なくとも私は唸らされてしまいました。
この価格で、ここまでの音を聴けるのであれば、私としては大満足です。

ところで、この製品、マニュアルではwindowsでの接続のみ汎用サウンドドライバーが対応しているかのような書き方になっていますが、Macでも問題なく使えます。
USBに接続すると、デスクトップ上には特に何の表示もなされませんが、「システム環境設定」から入ってサウンドをみてみると、ちゃんとBurr-Brownの「PCM2702」として認識していました。
それをダブルクリックして選べば大丈夫です。

これで孤独なPC作業も少しは楽しくなるかな、という気がします。
お勧めです!

おっと、いうまでもないことですが、通常のRCA入力端子(アンプなどへのスループットの出力端子も込み)も当然ついていますから、CDプレーヤーのRCA出力を接続して使う本来の使い方ももちろんOKです。蛇足ながら追記します。

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テレビを買い替えました [オーディオ]

当初の予報では雨だったのですが、昨日までの暖かな空気が残っていて、汗ばむような陽気となりました。

yaezakura.jpgソメイヨシノは葉桜になっていますが、街路の八重桜はこれからが見物。
青空に映えるその姿が誠に美しく、思わず笑みがこぼれます。

さて、東京スカイツリーも634メートルの高さとなり、デジタルテレビ放送の開始、つまりアナログ放送の終焉まで、残すところふた月あまりとなりました。
この話が出始めた10年ほど前には、どうせそんな急激に事は進むまい、などと高を括っていたのですが、驚いたことに実現することになったのですね。
だいぶ前から、使っている液晶テレビのチューナーの調子が悪く、画面脇にも焼き付きが生じてきたこともあって、もはやこれまでと買い替えを決意したところです。

先週、近所のヤマダ電機に出かけ、買い替え対象を物色。

せっかく買い替えるのですから、出来れば大きなヤツにと思っていたのですが、狭い部屋にあまり大きなものを置いても仕方がないというので、32型にしようという家内の意見を容れました。
そのままヤマダ電機で買っても良かったのですが、一応、価格調査をしたところ、自分で家電リサイクル券の手続きをし、設営をするのであれば通販で買う方が2万円ほど安く上がるようです。
昔ながらの街の電気屋で、購入後も面倒を見てくれるというのであればまだしも、ヤマダ電機で買うのなら通販でもさほどかわりはあるまいと、価格差に負けてこちらにしました。

設置も無事にすみ、これまで使ってきたDVDレコーダー・LDプレーヤー・ビデオデッキ(VHS・β)を接続、きちんと作動することを確認し、一安心。

しかし、それなりに力仕事であったことから、またまた腰痛が出てしまいました。
歳を取ると、こうしたところで影響が大きく出るので困りものですね。

さて、折しもNHKBSプレミアムで、大河ドラマ50周年特集を放映していました。
早速、デジタルリマスター版による「源義経」「三姉妹」「龍馬がゆく」「天と地と」を観て、懐かしくて感動。
以前、このブログにも書きましたが、私が大河ドラマを、それと意識して観出したのは「源義経」からなのです。
小学校4年生の時でしたが、何といってもそのテーマ音楽に魅せられてしまったからにほかなりません。
音楽は武満徹。もちろんそのときは、武満さんが、日本が排出した作曲家で恐らく初めての世界的大家であったことなど知る由もありませんでしたが、そのただならぬ音楽の力は、たとえ年端の行かぬ小学生であっても、その心をとらえるのに十分すぎるほどであったのです。

改めてこうして観ながら聴くと、「三姉妹」「龍馬がゆく」「天と地と」、いずれも素晴らしいテーマ音楽だなと改めて感心しました。

こんなことを言っては何ですが、現在放映中の「江」の音楽がどうにも気に入らなくて、大河ドラマを観ようというモチベーションを著しく下げています。
これは音楽担当の吉俣氏の問題というよりも、演出の責任なのかもしれませんが。
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iPod touchのバックアップ [オーディオ]

昨日の午後から雨が降り続き、深夜から明け方までかなり強い降りとなりました。
それも午前中には上がり、お天道様が顔を出し始めています。
明日の体育の日には秋晴れが戻ってきそうですね。

さて、前回に引き続きのiPod touchネタです。

iPod touchを買い替えたことで、早速、データの転送などをしておりますが、iTunesとの同期は当然のことながら問題なしです。
しかし、これは恐らく私だけの問題ではないと思いますが、複数のPCと同期を取っている場合、面倒くさいのでiPod同士でコピーしたい、あるいはiPodからiTunesにデータをコピーしたい、と考えてしまいますね。

DeTuneの画面結論からいうと、ノーマルな使い方ではこれはできません。
iPodRipなどの専用のシェアウェアソフトを利用する必要があります。
フリーソフトもありますが、iPod touchやiPhoneには未対応というものも多いようです。
なぜこのような対応かといえば、著作権の問題やiTunesストアから購入したコンテンツの管理などの関係もあるのでしょうが、Appleとすれば、iPodは基本的にiTunesのバックアップ端末という位置づけだからなのだろうと思います。
まあ、そうした認識自体に文句を付けるわけにもいきませんが、何らかの原因でPCがクラッシュしたり、OSの入れ替えなどで初期化されてしまった場合などを想定すれば、やっぱりバックアップ機能も必要な気もします。

それでも、丹念に探せば、DeTuneやsenutiやiRipのような海外のソフトウェアもありました。
フリーでありながら使いやすいという点でいけば、Mac環境ではDeTuneが使いやすそうです。
しかも、DRM(デジタル著作権管理)の解除には対応しないことや有料にしないことを宣言しているのが好もしいところですね。

ところで、新しいiPod touchになったことで、メモがPCと同期出来るようになり、これは便利です。
早速、青空文庫からテキストをコピーしてきて、それをiPodに同期させました。
ネットに接続して読むことももちろん快適ですが、完全なスタンドアロンでどこでも手軽にフリーの電子書籍を読めるのは嬉しいことですね。

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