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猪肉 [日記]

相変わらず寒い日が続いています。
オミクロン株の影響もあり、すっかり巣ごもり状態となってしまいました。
先月の初めに顧客のところに出向いて以来、基本的に在宅ワークで、周辺のスーパーなどへの買い出しや散歩くらいしか、外出をしていません。
それでも、ありがたいことに、Web会議やメールや電話などである程度の打ち合わせや意思の疎通が図れますので助かっています。
こうなると、エッセンシャルワーカーなど、私たちの生活や健康維持のために現場で働く人たちへの感染リスクを極力避けるためにも、在宅ワークが可能な職種は率先してそれに取り組む姿勢が必要になろうかと思います。

いつのころからか、「ジビエ」などという言葉とともに、野生の動物の肉などを料理して食べることの話題を頻繁に見聞きするようになりました。

私たちのような山村で育った人間は、いわゆる山のケモノの肉にはそれなりのなじみを持っておりますので、「ジビエ」などというハイカラな名前を聞くとちょっと居心地の悪い思いをしてしまいます。
子供のころ、わなを仕掛けて野ウサギを捕ろうとしたりしたこともありました(なかなか成功しませんでしたが)し、狐を崖に追い込んで捕ってきたこともありました。
狐の肉は臭くてとても食べられないので、毛皮をはいで座布団かなんかにしてもらった記憶があります。
家ウサギを飼うのも子供の役割でしたが、これは毛皮をとるためと食料のためであり、ペットなどという扱いではありません。
今はウサギのペットも流行っているそうですが、なんか違うな、というのが実感です。

そんな私の、以前の職場での一年後輩が、定年後に鳥取の山間部に移り住み、現在は猪とか鹿など、農作物や植林などに被害を及ぼす野生動物の駆除に当たっています。
専ら空気銃を使うそうですが、これが結構な殺傷能力があるそうで、50mくらいの距離があっても眉間を狙えば一発で仕留められるとのこと。

その後輩が、猪肉を送ってきてくれました。
sisiniku01.jpg
これはもも肉で、ほかにロースとランプです。
キッチンペーパーに包んで丁寧に血をふき取ります。

早速焼いて食べました。
sisiniku02.jpg
塩・胡椒を擦り込んで、タレはポン酢にニンニクを混ぜたもの。
抜群の美味さです。

実は、長火鉢があるので炭で焼こうと思ったのですが、厚さが3mmと薄いこともあり、これは断念して、セラミック混合の金網を用いガスレンジ焼きました。
sisiniku03.jpg
盛大に炎が上がりましたが、うまく焼けました。

猪肉は、なんといっても脂が美味しく、その歯ごたえといい甘さといい、とても豚肉の及ぶところではありません。
まだ食べないでとってあるロースはその脂肪がたっぷりと乗っていますので、こらからの楽しみにしようと思います。
熊本に単身赴任していた折、猟師もしていた山仲間が分厚く切った猪肉を持ち込み、これを炭火で焼きながら焼酎を飲んだことがあります。
それまでは味噌ベースの猪肉鍋くらいしか経験しておりませんでしたから、その圧倒的な美味さにはうなりました。

鳥取在住の後輩は、また送りますと言ってくれているので、次を楽しみに待ちましょう。

因みに、鹿肉も大変美味しく、特に私は刺身で食べた時の味が忘れられません。

猪も鹿も、「害獣」とか言われて駆除されるのはひどい話だなと思いますが、農業や林業に携わっている人たちからすればこれはやむを得ないことと考えます。
せめてこうやって(感謝しながら)ちゃんと頂くことで、彼らの命を全うさせて上げられれば、などとちょっとご都合主義的なことも考えてしまいました。
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夏炉冬扇

イノシシはどうも。何度か食べましたが。鹿がおいしいです。
春めいた1日でした。
by 夏炉冬扇 (2022-02-14 20:45) 

ぼんぼちぼちぼち

猪の肉、過去に一度だけ食べたことがありやす。
熊や鹿や兎なども出す、炭火焼きの店で。
なんか、肉〜〜!!っていう充実感のあるお味でやした。
by ぼんぼちぼちぼち (2022-02-15 12:02) 

Jetstream

シカ肉は赤ワインソースにつけて焼いた料理をスイスで食べたことがあります。ニンニク、ショウガ、醤油といった和風のたれで焼いたほうがおいしいとおもいました。(笑)・・この部分消えて投稿されたので削除して書き直しました。
在宅ワークが出来る環境は恵まれていると思います。仰せの通りエッセンシャルワーカーや現場で働いておられる方への感染リスクは避けるべきでしょう。腰痛も徐々に軽減しリスクの少ない山へ行きたいのですが、風邪をひいたらPCR検査ということになりますので、寒さも理由におとなしくしてます。(笑) 
by Jetstream (2022-02-15 12:38) 

伊閣蝶

夏炉冬扇さん、こんにちは。
鹿肉の美味しさは格別ですね。
獣の肉は、処理の仕方や料理の仕方でだいぶ味わいが変わると思っています。

by 伊閣蝶 (2022-02-15 17:45) 

伊閣蝶

ぼんぼちぼちぼちさん、こんにちは。
野生の動物の肉を出してくれるお店も結構ありますね。
仰る通り、いかにも「肉!」という味わいがあります。
それにひきつけられる人もかなりいたりします。
by 伊閣蝶 (2022-02-15 17:46) 

のら人

元来、脂身が苦手なのでもっぱらシカ肉派ですが、野生の鳥類の旨さはまた格別です。八王子のうかい亭で昔食べた、スズメやうずらは旨かったです。^^
by のら人 (2022-02-15 21:47) 

tochimochi

猪肉、鹿肉も食べたことは有りませんが美味しいだろうことは想像できます。焼いた感じは豚肉そのものですね。いい後輩が居てうらやましいです。
鹿と聞いて日光の黒檜山山頂で出会った鹿を思い出してしまいました。昼食中にいきなり目の前に出てきましたから・・・。けっこう人馴れしてるようでした。
by tochimochi (2022-02-15 22:57) 

伊閣蝶

Jetstreamさん、こんにちは。
鹿肉をワインソースで頂く、これは美味しそうですね。私は食したことがありませんが、自分でやるのはちょっと難しそうです。
風邪をひいて病院に行くと隔離されてPCR検査、という話は、私の妹夫婦が経験し、えらいことだなと驚きました。
そんなこともあり、私も体調には気を付けています。
幸い、新型コロナ発生以来、発熱を伴う疾病にはかかっておりませんが、これからも気を付けて過ごすつもりです。
by 伊閣蝶 (2022-02-16 17:29) 

伊閣蝶

のら人さん、こんにちは。
脂身は私もあまり好みませんが、猪肉のそれは全く違うものだという印象です。ちょっと形容しがたいおいしさです。
野生の鳥肉、このうまさは確かにこれも格別です。
今でもやっているのか定かではありませんが、某所の焼き鳥屋では、スズメ焼きに大小があって、小はスズメなのですが、大はツグミだという噂がありました。あくまでも噂ですが、大の美味さはこれまた格別でした。
by 伊閣蝶 (2022-02-16 17:33) 

伊閣蝶

tochimochiさん、こんにちは。
猪肉の焼けた見た目の感じは仰る通り豚肉に近似しています。
ただし味は全く別物です。
送ってくれた後輩とは、独身の時に寮が一緒で、お互いに部屋を行き来していたほか、彼の結婚式では私が司会をする、などという仲でした。
ところで人なれをしている鹿。
私も、屋久島の宮之浦岳の登った折、泊まった小屋で食事の支度をしていたところにやってきて、しきりに食べ物をねだったヤツを思い起こします。
そうやって登山者から餌をもらっていたのでしょうね。
by 伊閣蝶 (2022-02-16 17:40) 

Cecilia

猪肉おいしそうですね!
私は以前友人から鹿の肉をわけてもらったことがあるのですが、勇気がなくて食べられませんでした。家族はとてもやわらかくておいしかったと言っていました。
以前住んでいたところは自然豊かなところで車で移動するとすぐのところでは猿・鹿・カモシカを見かけることも多かったです。今住んでいるところは都会にしては自然豊かなところですが、それらの動物を見かけることはありませんね~。
by Cecilia (2022-02-21 08:12) 

伊閣蝶

Ceciliaさん、こんにちは。
鹿肉、お召し上がりにならなかったのですね。
機会がございましたら、ぜひとも勇気を奮ってお召し上がりになることをお勧めいたします。
都会に生息する野生動物は、身を隠すことに長けていますから、なかなか目にすることは難しいようです。
私の住居の近くにもどうやら生息しているようですが姿を見かけることはありません。
by 伊閣蝶 (2022-02-22 17:58) 

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