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ショートカットキーの活用 [日記]

今日は春らしい穏やかなお天気になりました。
在宅ワークでのお昼休みに散歩に出かけ、ついでにバジルの苗木を買いました。

去年まではベランダのプランターでたくさん栽培していたのですが、アブラムシなどの大量襲来によりほぼ全滅。
毎年、種を収穫して蒔いていたので、まことにショックでした。

それでもバジルがあると、トマトサラダなどにこれを刻んでオリーブオイルと塩を混ぜてかけたりするなど大変重宝ですので、今年は台所に置いて育ててみようと思っています。
ピザなどを焼く場合のバジルソースにも使えますし。
うまく育ってくれるといいのですが。
basil.jpg

新型コロナウィルスの感染拡大はとどまるところを知らず、またまた緊急事態宣言が発せられることになりました。

当面のところ在宅ワークでの対応が主体となる体制が続きそうです。

ただ、在宅ワークでも仕事がこなせる環境には感謝しなければなりません。
お仕事の関係で、どうしても出勤する必要のあるソーシャルワーカーの方々のためにも、在宅ワークが可能な環境にある者は率先してそうした働き方を選択すべきものと思います。

さて在宅ワークですが、Web会議なども含めディスプレイを介して処理を実行する局面がかなり多くなっています。
メールをはじめ、資料作成や情報収集にもPCを使うことがほとんどで、結局、一日中、PCの前に座って作業をするということになります。

気分転換のための散歩(時には食料などの買い出しも含む)、在宅ワーク終了後の体操や筋トレなどで、こわばった体をほぐしてはいますが、寄る年波もあるせいか、肩や肩甲骨の凝りがひどくなる一方です。

中でも特に肩こりなどの原因となるのは、これは恐らく皆様も首肯してくださると思うのですが、マウスの操作です。
ポインターを動かしながらクリックをしたり、関連個所を選択したり、右クリックでアプリの操作をしたりと、ほとんどの処理はマウスでできてしまったりするので、それはそれで大変便利なのですが、長時間これをやっていると、ものすごく疲れてしまいます。
その点、キーボード操作は、あくまでも比較論ですが、マウスよりは肩こり等の点でかなりましです。

そんなわけで、資料作成などでは、文字や数値などの入力はもちろん、カット・コピー・ペースト、該当箇所の選択や修正などの操作をショートカットキーで行っている方も多いのではないでしょうか。
作業効率の面でも優れていますし、何よりも右肩ばかりが不自然に凝ってしまうマウス操作を極力避ける、という点でも効果はかなりあるものと考えます。

余談になりますが、私のメインサイトでは、Hnなどの各見出しブロック要素に「accesskey」を設定し、キーボード操作による分岐ができるようにしています。
これは、マウスを使うことによる肩こり防止というよりも、マウスを使いづらい環境などへの対応を考えてのことでしたが、環境対応という意味では現在でも同じ効果があるようにも思います。

先日、次のような九九の表をExcelで作る、という課題を紹介する記事を読みました。
kuku.jpg

これを如何に効率的に作ることができるか、ということで、その記事では30秒以内で完成させた人がいた半面、12分かかった人もいたそうです。
それぞれの計算式をどのような形でコピーし、数式の修正をどのように行うか、という点で、おそらく相当の差がつくのだろうと思います。

ちなみに私もやってみましたが、39秒かかってしまいました。
もう少し効率的にやれるかもしれないなと感じています。
数式への$の的確な付加、Ctrl+C・Ctrl+V・F2・Backspaceキー等の使用などのほか、カーソル移動の無駄な動きを極力排除することなどがポイントとなるのかもしれません。

ご興味をお持ちの向きは、一度試してごらんになることをお勧めします。ちょっとした頭の体操にもなるかも。

ちなみにショートカットキーの一覧は、wikiにも載っていました。

ショートカットキー一覧

あ、こんなこともできたのか、知らなかったなあ、などと結構新鮮な驚きがありました。
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どうしても飲みたい人々 [日記]

初夏のような陽気が続きます。
食材も様々なものが出回るようになってきました。
食材の調達に出かける近所のスーパーでは、このところブリの切り身が手ごろな値段で販売されています。
養殖物ではありますが、三切れで500円は結構ありがたく、売り出されるとついつい買ってしまうことになります。
買って帰ると、早速、味噌漬けにします。
こんな感じです。
burimiso.jpg
味噌に刻んだ生姜を混ぜて全体にまぶし、冷蔵庫で保管すると一週間は楽しめます。
使った後の味噌も、味噌汁にすれば(ブリに塩気が移っているので)減塩にもなりますし、ブリの旨味や生姜も効いてなかなか乙な味になります。

サクで売っている刺身用の魚は、塩を振って寝かせると、浸透圧によって余分な脂が抜けて美味しく頂けます。
減塩になるのかどうかはわかりませんが、これを刺身にすると醤油はいらなくなり、ワサビだけで充分です。

私は清酒がことのほか好きなので、こういうひと手間で美味しくなる魚は、最高の「肴」になります。
とはいえ、飲みすぎには十分に注意をしているのですが。

ところで、こんな記事があり、ちょっと考えさせられました。

どうしても飲みたい人々 路上だけでなく電車、喫煙所、オフィスにも増殖

テレビのニュースなどでも取り上げられていますが、いわゆる路上飲み・公園飲みなどで夜遅くまで街中を徘徊する人々がかなりいることに、やはり懸念を感じずにはいられません。

変異株の新型コロナウィルスは感染力が非常に強く、これまでかかりにくいとされてきた若年層にも感染が広がり重症化していることは周知のことと存じます。
未だにワクチン接種が進んでいない我が国において感染拡大を極力防ぐためには、とにかく人との接触を可能な限り避けることしかないといわれます。
多くの人たちは我慢を強いられつつもそれを実践しているのでしょう。

しかし、当然ストレスも溜まります。
「以前は週4で飲みに行っていたくらいですから、今の状況は地獄。時短営業店で飲んでも、一番調子が上がってくる時間に店を追い出される。本当は一人で酒を飲みたいなんて気持ちはなく、家でもほとんど飲まなかったのに、コロナで一人飲みせざるを得なくなってからは、酒の量まで増えてしまいました」

仕事帰りに同僚などと飲む酒は、絶好のストレス解消であり、鬱屈した気分も切り替えられ、大げさに言えば翌日からの仕事に対するモチベーションアップにもつながるものでしょう。
金曜日などはその集大成であり、「この一週間もよく頑張ったなオレ」なーんちゃって盛り上がってしまう。

私自身、50代くらいまでは、ほとんど毎日、仕事帰りには飲み屋に直行。仲間とおだを上げて騒いでいたものでした。

そういう習慣が身についている飲兵衛にとって新型コロナウィルス感染拡大のもとでの自粛生活は骨身にこたえることと同情を禁じえません。
飲酒の場で感染が広がっている、というのは事実だろうし、居酒屋などへの時短営業要請も理解はできる。飲み控えしよう、感染したくないから我慢しようという人がいる一方で、行政や世間からの抑圧を感じ、以前にも増して飲酒の機会が増えたという人々がいる。ここまでくると、適度な飲酒でバランスがとられていたメンタルの崩れを心配したほうが良さそうにも思えてくるが、コロナに振り回される生活にならなければ、こんな問題も浮上しなかったことだろう。

これは全くその通りでしょうね。

おとなしく家で適量を飲めばいいじゃないか、というまっとうな意見もありますが、きっと、様々な事情で自宅で飲むことができない人もおられるのでしょう。家族の目が痛いとか。
一人暮らしの人でも、家に閉じこもって一人で飲んでいることでさらに気分が沈んでしまう、ということもありましょうし、そもそも料理が苦手、という場合もありましょう。

ただこれは私の感じ方なのですが、おそらくお酒を飲むことが目的なっているからではないかと思います。

私自身、お酒は大好きですが、それは美味しいものを美味しく食べ美味しいお酒を美味しく飲みたい、というところからきています。
若いころには、お金がなかったこともありますが、それこそ合成酒やリカー系の焼酎を塩を舐めながら飲んでおりました。
正体不明なほどに酔っぱらって、路上や駅のベンチで寝ていたことも数限りなくあります。

しかしあるときにふと、そうした飲み方がいかにも不合理で無駄な時間の使い方ではないか、と思い返しました。
さらに、健康面でも極めて悪影響を与える。

そして、先ほど書きました「美味しいものを美味しく食べ美味しいお酒を美味しく飲みたい」というところに落ち着いたのです。

連れ合いを亡くしてから、外で飲むことはめっきり減り、新型コロナウィルス感染拡大以前であっても、せいぜい月に一度くらいしかそういう飲み方はしませんでした。
在宅ワークが中心となった昨年の四月以降、外で飲んだのは二回だけです。

毎日の生活では、ちょっと不埒なことではありますが、17時を過ぎるころから夕食のおかずのことを考え始め、18時に在宅ワークを手じまいにしてからいそいそと支度をはじめます。
食材の種類によって、その日に飲むお酒の種類を決め、風呂を焚きながら夕食の準備。
風呂から上がったら料理の仕上げをして、19時30分くらいから楽しい(?)夕食となります。
お酒を飲むといっても、ビール(ほとんど第3のビールですが)の350ml缶一本と清酒を1~2合くらい。
それも、お酒を飲む前に、野菜やご飯を食べるようにしています。
以前は、喉をカラカラにさせて、一気にビールを流し込む!などということをしておりましたが、年とともに控えるようになり、それがいつの間にか習慣となりました。

それこそ、冒頭に書きましたブリの味噌漬けとか塩締めした魚を食べつつ、少しずつ嗜みながら飲む。
これが現在の私にとって無上の喜びでもあります。
寂しいことではありますが、独り身となってしまったことによって、このような生活パターンが身についた、ということでしょう。
従って、現在のように剣呑な状況で敢えて外飲みをしようなどとは思いません。

ただ、家族などの手前、家で飲むことがはばかられる人たちは本当に気の毒ですね。
余計なお世話ではありますが、飲む量を控え、家族に受け入れられるような嗜み方に変えてみてはどうかと考えます。
私程度の量であれば、それほど目くじらを立てられるようなこともないと思うのですがいかがでしょう?
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池江選手、東京五輪代表に [日記]

私は、スポーツというものが元来大変苦手で、従ってスポーツ観戦とかスポーツ中継とかスポーツニュースなどには全く興味がありません。
若いころには野球場にも試合観戦に行きましたが、先輩や同僚に誘われてのことであり、観客席でビールなどを飲みながらぼうっとしていることのほうが多かった記憶があります。
少なくとも私自身が積極的にスポーツ観戦に出かけたいと思ったことは一度もありません。

そんな私ですが、次のニュースにはさすがに胸を突かれるものがありました。

池江選手、東京五輪代表に 白血病乗り越え―競泳

正直に申し上げれば、私はこれまで、池江選手の話題には比較的冷淡であり、白血病の苦しい闘病からレースに復帰した折のマスコミの異常な取り上げ方に一種の嫌悪感すら抱いておりました。
それらのレースで優勝した選手のことは取り上げず、彼女のことばかり話題にするマスコミの態度に辟易とした、ということです。

池江選手は、闘病中に体重が15kgも落ちたそうですが、そのほとんどは筋肉であったことでしょうから、それを元に戻すためにはどれほどの努力と忍耐力が必要であったか、それこそ凡人の私などには想像もつきません。
自身に寄せられてきた期待とそれに基づくプレッシャーは如何ばかりであったか。
それを乗り越えてのこの「快挙」。脱帽せざるを得ません。

アスリート、アーティスト、クリエイターといった人たちの中には一流のエキスパートが存在しますが、それは極限られた方々なのでしょう。
プロフェッショナルはそこそこいるかもしれませんが、エキスパートは本当に少数です。
そうした方々を目の当たりにすると、その才能、いわば天賦の才に打ちのめされる想いすらします。
それらは生まれつき天から与えられた才能なのではないかと考えると、そうしたものを与えられなかった己のありように愕然としてしまいますね。

しかし、才能とは何か、と考えてみると、もちろん生まれながらの鋭い感受性とか身体能力とか場合によっては遺伝形質なども重要なのかもしれませんが、本質的なところは、池江選手の言葉にもあるように、本当に苦しい中でも心が折れることなく忍耐しあらん限りの努力を重ねることができる、ということではないでしょうか。
これは、言葉に出していうことは比較的優しいのですが、実行に移すことは並大抵の覚悟ではできません。
まず、明確な目標を定めることさえも、私のような凡人には至難の業です。

思い出したことがあります。

これはベトナム戦争当時、ハノイ取材のためビエンチャンのホテルで、松本清張さんとともに待機していた当時の朝日新聞編集委員の森本哲郎さんの話ですが、ハノイに入るのに都合3週間も待たされ退屈で退屈で「死ぬほど身を持て余し」ていました。
それはもちろん清張さんも一緒で、隣り合ったホテルの部屋で二人とも無聊を囲っていたのです。
清張さんの無聊を慮った森本さんは、ホテルのレターペーパーを使って原稿用紙を作ることを提案し、お二人は時間も忘れてその作業に取り掛かりました。
清張さんにとって原稿を書くことは最大の退屈撃退法、出来上がった大量の原稿用紙を手に、清張さんはいそいそと自分の部屋に戻ろうとしたのですが、その時、ドアのノブに手をかけながら森本さんに問いかけたとのこと。

「きみ、作家の条件ってなんだと思う?」

森本さんは「才能でしょう」と答えます。

すると、
「ちがう、原稿用紙を置いた机の前に、どれくらい長く座っていられるかというその忍耐力さ」
と清張さんは答えました。

それ以降、幾日も清張さんは森本さんの部屋を訪ねることはなく、自分の部屋の机で執筆をつづけていた。

「才能ではなく忍耐だ」といった清張さんの言葉を思い返しながら、待てよ、その「忍耐」こそ「才能」ではないのか、と、森本さんは初めて気づいたそうです。

池江さんのニュースに接し、私はそのことを思い返して、ちょっと感動を新たにしたのでした。

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