紅梅と沈丁花

風は少々強いものの、今日は気持ちの良い晴天となりました。
昨日は雨の冷たい一日で、夜には風も強くなって大荒れとなっていましたし、土曜日は穏やかなお天気でしたから、春のこの時期、さすがに変わりやすいお天気だなと感じます。
明日の晩からは雨となり、また冷え込みがやってくるとの予報ですが、三寒四温ということでもありましょう。
陽もずいぶん長くなってきました。

一昨日、自宅付近の紅梅が花をつけていました。


今日のお昼、日比谷公園に散歩に出かけると、こちらも咲いています。


白梅の花はそろそろ終盤に差し掛かっているようです。


さらに、沈丁花の花が咲き始めていました。

風が強かったので香りは確かめられませんでしたが、やはり嬉しくなりますね。

気候も良くなってきましたので、山にも出かけたいところですが、以前痛めた右足の人差し指と中指の痛みがなかなかひかず、踏ん切りがつきません。
あの時は骨折などはなかったとの診断でしたが、どうやらヒビくらいは入っていたようですね。
平常時であれば、それでも出かけて様子を見るところですが、家内の状況を鑑みると、万が一、私が山で何かあったときのことを考えてしまいます。
もちろん山での事故は、事前に想定して対策を講じておくべき「発生する蓋然性の高い出来事」ですから、現状を鑑みて控える、などという性質のものではないとは思いますし、事実として、事故に遭う可能性を考えながら出かけるなどということは殆どありませんでした。
全く根拠のない楽観論の上に行動していた、ということなのでしょう。

それが、（自分の怪我はともかく）家内のことを考えて自重しようなどと考えてしまう。なんだか自分でもおかしくて、ちょっと笑ってしまいました。

土曜日に近所の理髪店に出かけた折、マスターから、シニアマンションに入居している60歳半ばの男性が山歩きを趣味にしていて足しげく出かけている、という話を聞きました。
60歳半ばで高齢者ケアサービス付きのシニアマンションに入居する、というところも、ある意味驚きですが、さらに趣味で山歩きをするというところに、いたく感心しています。
私ども夫婦には子供がおりませんから、将来は老老介護になるな、などと二人で話しておりますが、一時金はもとより月々でも高額な入居費用の掛かるシニアマンションに入居することなど、さすがに夢のまた夢の世界ですから。
因みに、首都圏でのこうしたシニアマンションの場合、一時払いでは、入居時に2000万円～6000万円の費用がかかり、その後、月々で（二人暮らしの場合）15万円くらいかかるようです。月払いでは、入居時に1500万円の費用と、月々30万円から50万円といったところでしょうか。
こんな費用負担が可能なシニア世帯。
いったいどんな方々なのでしょうか。
あまりに私どもには縁のない世界過ぎて、これまた笑うしかない、という感じです。

老人介護施設の現状はかなりシビアで、それこそ施設によってとてつもない開きがあるようです。
一般病院での入院期間には制限がありますので、行き場を失った高齢者の収容先が不足しているという、入居者の問題も深刻ですし、運営する側も職員の確保に汲々としているとのこと。
この場合でも、入居者の収入や資産の有無が大きく影響されているのでしょうね。なんだか思わずため息をついてしまいました。

人様の生活レベルをやっかんでみても詮無いことですが、不安のない老後の生活を確保しつつ、山歩きができるライフスタイル。
そうしたことを念頭に入れずに漫然と過ごしてきてしまった自分自身を顧みて、この点に関しては大きく反省させられたのでした。

タグ：紅梅 沈丁花 白梅 シニアマンション

コメント 4

とても手が出ません。
by 夏炉冬扇 (2015-03-03 08:21) 

老後のことを考えると気が重くなりますね。
十分な蓄えがあればいいのでしょうが、そんな人はごく僅か･･･。
年金も減らされるし、苦しくなるばかりです。
でもそれで萎縮してしまっては悪循環になってしまいます。
出来るだけ金を使わないで山に行こうと思ってます　＾＾
by tochimochi (2015-03-03 22:15) 

夏炉冬扇さん、こんばんは。
本当に、とても手が出ませんね。
by 伊閣蝶 (2015-03-05 21:16) 

tochimochiさん、こんばんは。
老後に必要な資金のことを考えると頭が痛くなります。
年金に頼ることもできなくなるかもしれない、と思うとある程度の資産を形成しておかなければなりませんが、とてもそんな余裕もありません。
しかし、仰る通り、そんなことに萎縮していてはいけませんね。
私も、そろそろ山に向けて行動を起こしたいと思っています。

by 伊閣蝶 (2015-03-05 21:21)