都道府県名をドイツ語に直訳するとかっこいい [日記]
朝から小雨の降る梅雨らしい天気となりました。
日がな、小雨が降った入り止んだりの天気で、風もなく蒸し暑い、不快指数の高い日でした。
西日本では暴風雨になっている地域もあるようで、気をつけたいものですね。
今日は、フランツ・カフカの生誕130年に当たるのだそうです。
カフカの小説は実に刺激的で、「変身」「審判」「城」など、一時期夢中で読みふけったものです。特に「審判」には、そのあまりの不条理性と劇的な展開に大きな衝撃を受けました。
きっとそうした経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
それにしても、人間が異類のものに変わる、というモチーフは、作家の創造力を大きく刺激するのでしょうね。
「変身」はその中でも白眉と思われますが、古代中国でも「唐人説薈」の「人虎伝(中島敦によって「山月記」に翻案されています)」がありますし、ヴァンパイアなどはその典型といえるのかもしれません。
この機会に、もう一度カフカの作品を読み返してみようかな、などと思っているところです。
ところで、友人からもらった情報ですが、面白いサイトがあったのでご紹介します。
都道府県をドイツ語にすると無駄にかっこいい
内容は以下の通りです。
なるほどなあと唸りました。確かに「かっこいい」響きですよね。
私たちの世代は、第二外国語でドイツ語を選択した経験をお持ちの方も多いと思います(今の学生はどうなのでしょうか?)。
御多分に洩れず私もドイツ語を選択したクチですが、実生活、とりわけ仕事の上では全く役に立っていません。
もちろんこれは英語も同じことで、要するに自分の語学力が実用的に使えるレベルからは遥かに低いところにあるというなさけない理由によるものなのですが。
私の場合、ドイツ歌曲やドイツ語のテキストによる合唱曲(バッハの受難曲やブラームスの「ドイツ・レクイエム」など)の演奏において、多少使い道があった、というところでしょうか(もともと第二外国語にドイツ語を選んだ動機も、ドイツの古典やロマン派の音楽が大好きだったからというミーハーな理由からでした)。
仕事の関係でフランクフルトやミュンヘンに行ったこともありますが、「Dankeschön」とか「Guten Tag」とか「Guten Morgen」とか「Was kostet es?」とか「Verzeihung」といった断片的な言葉以外は、私あたりの発するドイツ語など現地では全く通用しませんでした(当たり前ですよね)。
そういえば、北杜夫の「どくとるマンボウ航海記」の中に、日本のドイツ語学者が列車でフランスを越えてドイツ国内に入るや否や俄然元気を取り戻し、車掌などにドイツ語で話しかけるのですが、これが全く伝わらず、しまいには車掌から「私は英語でも大丈夫ですよ」と告げられ、「なんでこのワシがドイツに来て英語なんぞをしゃべらにゃならんのだ!」と嘆く話がありましたね。
それはともかく、いかがですか?
なかなかの力作だなあと、私は感心してしまいましたが。
例えば、埼玉の「埼」を「Kaps」としたり、岐阜の「阜」を「huegel」としたり、愛媛の「媛」を「prinzessin」とするなどは、かなり苦心の跡が見られますね。
それ以上に、奈良の「奈」を「Alles(全てのもの)」としたり、佐賀をそれぞれ「Hilfen(助け)」と「feier(祝典)」としたあたりは、正に究極の直訳(意訳)!という感じで、実にすばらしい!
因みに私の故郷の長野県は「Langenfeld(長い野原)」で、そのまんま。住んでいる三重県は「Dreifach(三つの仕切り)」で、これもなるほどと思いました。
日がな、小雨が降った入り止んだりの天気で、風もなく蒸し暑い、不快指数の高い日でした。
西日本では暴風雨になっている地域もあるようで、気をつけたいものですね。
今日は、フランツ・カフカの生誕130年に当たるのだそうです。
カフカの小説は実に刺激的で、「変身」「審判」「城」など、一時期夢中で読みふけったものです。特に「審判」には、そのあまりの不条理性と劇的な展開に大きな衝撃を受けました。
きっとそうした経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
それにしても、人間が異類のものに変わる、というモチーフは、作家の創造力を大きく刺激するのでしょうね。
「変身」はその中でも白眉と思われますが、古代中国でも「唐人説薈」の「人虎伝(中島敦によって「山月記」に翻案されています)」がありますし、ヴァンパイアなどはその典型といえるのかもしれません。
この機会に、もう一度カフカの作品を読み返してみようかな、などと思っているところです。
ところで、友人からもらった情報ですが、面白いサイトがあったのでご紹介します。
都道府県をドイツ語にすると無駄にかっこいい
内容は以下の通りです。
- 北海道:Nordseestrase(ノートメアシュトラーセ)
- 青森:blau wald(ブラウヴァルト)
- 秋田:Herbstfeld(ヘァブストフェスト)
- 岩手:Felsenhand(フェルゼンハント)
- 宮城:Palastburg(パラストブルク)
- 山形:Bergform(ベルクフォルム)
- 福島:Gluckinsel(グリュックスインゼル)
- 富山:ReichenBerg(ライヘンベルク)
- 石川:Steinfluss(シュタインフルス)
- 福井:Glücksbrunnen(グリュックスブルネン)
- 茨城:Rosenburg(ローゼンブルク )
- 栃木:Rosskastanie(ロスカスタニエ)
- 群馬:Pferdeherde(フェアデヘルデ)
- 埼玉:Kapskugel(カップスクーゲル)
- 千葉:Tausend Blaetter(タウズント ブレッター)
- 東京:Osthauptstadt(オストハウプトシュタット)
- 神奈川 Gottesfluss(ゴッテスフルス)
- 新潟:Neuelagune(ノイエラグーネ)
- 山梨:Birnenberg(ビルネンべルク)
- 長野:Langenfeld(ランゲンフェルト)
- 愛知:Liebeswissen(リーベウィッスン )
- 三重:Dreifach(ドライファッハ)
- 岐阜:Gabelunghuegel(ガーベルングスヒューゲル)
- 静岡:Stillenhuegel(シュティレンヒューゲル)
- 大阪:Grossenhang(グローセンハンク)
- 兵庫:Soldatenlager(ゾルダーテンラーゲー)
- 京都:Edelhauptstadt(エーデルハウプトシュタット)
- 滋賀:Nahhaftesfeier(ナーハフテスファイア)
- 奈良:Allesgute(アレスグーテ)
- 和歌山:Friedensliedberg(フリーデンスリートベルク)
- 鳥取:Vogeljagd(フォーゲルヤーグト)
- 島根:Inselwurzel(インゼルブルツェル)
- 岡山:Huegelberg(ヒューゲルベルク)
- 広島:Grossinsel(グロースインゼル)
- 山口:Bergmund(ベルクムント)
- 徳島:Tugendinsel(トゥーゲントインゼル)
- 香川:Dueftefluss(ドュフテフルス)
- 愛媛:Liebesprinzessin(リーベスプリンツェッシン)
- 高知:hochwissen(ホッホヴィッセン)
- 福岡:Glueckshuegel(グリュックスヒューゲル)
- 佐賀:Hilfenfeier(ヒルフェンファイア)
- 長崎:Langenkap(ランゲンカップ)
- 熊本:Baergrund(ベアグルント)
- 大分:Grosseteilung(グローセタイルング)
- 宮崎:Palastkap(パラストカップ)
- 鹿児島:Hirschlingsinsel(ヒルシュリングスインゼル)
- 沖縄:Meeresseile(メーレスザイレ)
なるほどなあと唸りました。確かに「かっこいい」響きですよね。
私たちの世代は、第二外国語でドイツ語を選択した経験をお持ちの方も多いと思います(今の学生はどうなのでしょうか?)。
御多分に洩れず私もドイツ語を選択したクチですが、実生活、とりわけ仕事の上では全く役に立っていません。
もちろんこれは英語も同じことで、要するに自分の語学力が実用的に使えるレベルからは遥かに低いところにあるというなさけない理由によるものなのですが。
私の場合、ドイツ歌曲やドイツ語のテキストによる合唱曲(バッハの受難曲やブラームスの「ドイツ・レクイエム」など)の演奏において、多少使い道があった、というところでしょうか(もともと第二外国語にドイツ語を選んだ動機も、ドイツの古典やロマン派の音楽が大好きだったからというミーハーな理由からでした)。
仕事の関係でフランクフルトやミュンヘンに行ったこともありますが、「Dankeschön」とか「Guten Tag」とか「Guten Morgen」とか「Was kostet es?」とか「Verzeihung」といった断片的な言葉以外は、私あたりの発するドイツ語など現地では全く通用しませんでした(当たり前ですよね)。
そういえば、北杜夫の「どくとるマンボウ航海記」の中に、日本のドイツ語学者が列車でフランスを越えてドイツ国内に入るや否や俄然元気を取り戻し、車掌などにドイツ語で話しかけるのですが、これが全く伝わらず、しまいには車掌から「私は英語でも大丈夫ですよ」と告げられ、「なんでこのワシがドイツに来て英語なんぞをしゃべらにゃならんのだ!」と嘆く話がありましたね。
それはともかく、いかがですか?
なかなかの力作だなあと、私は感心してしまいましたが。
例えば、埼玉の「埼」を「Kaps」としたり、岐阜の「阜」を「huegel」としたり、愛媛の「媛」を「prinzessin」とするなどは、かなり苦心の跡が見られますね。
それ以上に、奈良の「奈」を「Alles(全てのもの)」としたり、佐賀をそれぞれ「Hilfen(助け)」と「feier(祝典)」としたあたりは、正に究極の直訳(意訳)!という感じで、実にすばらしい!
因みに私の故郷の長野県は「Langenfeld(長い野原)」で、そのまんま。住んでいる三重県は「Dreifach(三つの仕切り)」で、これもなるほどと思いました。
私はドイツ語を学んだことがありませんが
都道府県のドイツ語は、興味深く拝見させていただきました。
やはり、愛知と長野が気になりました。
よくわかりませんが、たぶん愛が「Liebes」で知が「wissen」なのかなあと思いました。
英語にすると、love & wisdomということでしょうか。
余談ですが、私は学生時代にスペイン語を学びました。
動詞の変化を覚えるのはちょっと大変でしたが、発音はローマ字読みなので楽でした。
by hirochiki (2013-07-04 06:43)
私もドイツ語はほんの数語しか覚えていません
。
文章にするとそうでもないのですが、ひとつひとつ の単語を発音してみると言い切り調で確かにかっこよく 感じますね。
ただ県名を直訳するとは言ってもどの単語を当てるかは苦労されたことと思います。
こういう作業も楽しいですね。
by tochimochi (2013-07-04 18:51)
私は第二はフランス語だったのですが、やはりほんの僅かしか覚えていません。^^; ただ、下手の横好きのフレンチ料理単語だけは多少分かる程度ですね。 しかし訳の目の付けどころが、伊閣蝶さんは凄いですね。
自分は、あぁ~山はベルクなんだぁ~ ・・・ 程度です。
大変申し訳ございませんでした! (爆)
by のら人 (2013-07-04 20:25)
hirochikiさん、こんばんは。
hirochikiさんはスペイン語を選択されましたか。
イタリア語やポルトガル語もそうですが、ラテン語に近く、その意味では発音はあまり悩まなくてすみますね。
ドイツ語も、かなり堅固な法則性がありますから、発音しやすいと思います。
その意味では一番難しいのは英語ではないかと感じています。ローマ字読みもできませんし、スペルに頼って発音できるような法則性が確立されていないので、どうしても語句を記号として覚えなくてはなりませんから。
ところで愛知。仰る通り、愛が「Liebes」で知が「wissen」ですね。
by 伊閣蝶 (2013-07-04 22:30)
tochimochiさん、こんばんは。
ドイツ語の単語は、何といいましょうか、あまり曖昧な音がないので、仰る通り言い切り調のかっこよさを感じますね。
それから、日本語の感じにどの言葉をあてるかという点は、正しくこの試みのキモでしょう。
この語句の選び方には感嘆するとともに、自分だったらどんな言葉を選ぶかな、と、その点も楽しめました。
by 伊閣蝶 (2013-07-04 22:32)
のら人さん、こんばんは。
のら人さんはフランス語が第二でしたか。
あの言葉も、発音しない文字があったり、男性名詞と女性名詞で厳格な扱いの違いがあったりと、難しいなと感じています。
もちろん私は全く分かりませんが。
フレンチ料理の単語ももちろんさっぱりです(^^;
ところで、Berg(山)はやっぱりなじみのある言葉ですよね。
Bergschrunde(ベルクシュルンド=圏谷氷河)なんて、一の倉辺りでもよく使っていましたし。
insel(インゼル=中州)なども、沢などではよく使いましたね。
by 伊閣蝶 (2013-07-04 22:34)
おはようございます。
いろんなひと考える人がいるもんですね。
by 夏炉冬扇 (2013-07-06 04:45)
夏炉冬扇さん、こんにちは。
確かに、こうしたことを考えた人は凄いなと思いました。
私には、こういう発想はありません(^^;
by 伊閣蝶 (2013-07-06 13:38)