油日岳に登ってきました。 [山登り]
10月も終わりに近づき、随分、秋も深くなってきています。
食べ物もとてもおいしく感じられますね。
明日は天気が崩れるということで、今日は伊賀の方の山、油日岳に登ってきました。
伊賀方面に向かう方法はいろいろありますが、県道10号線を名阪国道の関I.C.まで走るのが、一番効率的なようです。
まだ真っ暗な5時30分に起床し、朝ご飯を食べ、6時過ぎに家を出ました。
県道42号線からグリーンロードを走り、県道10号線に出て名阪国道の上柘植I.C.で県道4号線に出ます。
余野公園方面に向かい、公園の中の道路を東に走って、奥余野公園まで行くと、広い駐車場と手洗いなどの設備の整った園地に出ました。
身支度を整えて道標に導かれながらゾロゾロ峠に向かいます。7時10分、登山口発。
整備された東海道自然歩道を20分ほど登ると尾根に出て、ゾロゾロ峠に到着。
この峠の名前、ガイドブックでは「ゾロ峠」になっています。
どちらが正しいのでしょうか(^^;
尾根に出ると眺望が開けます。
左側の方に、錫杖ガ岳の鋭峰が見えました。
しばらく行くと、倉部山に着きます。
なんと、ツツジが花を付けています。
ここのところの異常な天候に騙されているのでしょうか。
正面には、これから向かう三国岳が望まれます。
左側に伊賀や甲賀の街が見下ろせました。
この先が不鳥越峠(とりこえずとうげ)です。
ここから三馬渓に下る道もあります。
伊賀と甲賀の景色もさらに広がります。朝の霧の出やすい地域ですから、まだ少し低い雲が残っていますね。
朝、余野公園まで来る時、結構霧が濃かったなと、思い返しました。
来し方を振り返ります。
ここから三国岳までは急坂。
露岩や木の根をつかんで登るような感じになります。
因に、この露岩の右側をダイレクトに登りましたが、これはなかなか緊張感があって面白かった。
さすがに山の中では紅葉が進んでいます。
三国岳に着きました。
ここは、那須が原山方面との分岐点になっています。
油日岳方面に向かいます。
いきなり急下降です。
途中からロープが設置されていましたが、かなり下りづらい道です。
この山塊は、鈴鹿山系に属していることもあってか花崗岩の山のようで、登山道はざらざら。
それが急斜面になっているわけですから、注意が必要ですね。
鞍部から同じような岩まじりの急斜面を登り返すと忍者岳です。
如何にも伊賀地方の山、という感じですね。
標高728mということで、本日の山行では最高点になりました。
ここからも三馬渓に下る道がありました。
相変わらすもろい花崗岩の切れ落ちた登山道を進んでいきます。
ちょっと嫌らしいキレットもありました。
加茂岳です。
ところどころに紅葉の樹々がみられます。
油日岳に到着しました。
8時48分。
登山口から1時間40分弱での到着です。
因にガイドブックでの所要時間は2時間25分となっていましたが、これは恐らく、例の嫌らしいアップダウンを考慮に入れてのことでしょう。
油日神社奥の院です。
甲賀市には油日神社があり、油日岳はそのご神体なのだそうです。
その意味では、伊賀よりもむしろ甲賀の方に縁が深い山なのでしょうね。
三馬渓、余野公園に向かって降りようと足を進めると、指導標に所要時間が書いてあり、なんと1時間40分となっています。
あれれそんなにかかるのかな、と地図を広げてみたのですが、この距離ではちょっと解せないところ。
まあ、時間はたっぷりあるので大丈夫だろうと歩き始めてすぐに、また例のごとく嫌らしい下降路の登場。痩せた花崗岩のざらざらのザレ場みたいな尾根をひたすら下ります。
こういう道を下る時のセオリーは、山側の足を横に開き、谷側の足を下る方向に向けてバランスをとる、ということになります。
久しぶりに慎重にバランスを取りながら下ると、三馬谷に出ました。
花崗岩の谷ですから、小規模なわりには美しく大変面白そう。
一カ所だけハシゴがありましたが、あとは慎重に足を運べば大丈夫な谷沿いの道を、時折流れを渡りながら下ります。
滑や滝やゴルジュがあって、これは遡行価値も高そうだなと思って下っていくと、「雲竜の滝」に出会いました。
面白そうなので谷に降りて見上げてみると、なかなか興味深い滝です。
右壁が乾いていたので、うずうずして結局登ってしまいました。
花崗岩ですからフリクションも効いて大変快適です。グレードは3級くらいでしょうか。
このすぐ下に「千龍の滝」もありましたが、これはちょっと藪が濃くて登山道からはあまりよく見えません、でもそれほど難しそうな印象もありませんでしたね。
そうこうするうちに「三馬谷小家」と書かれた東屋に到着。9時30分でした。
油日岳を出たのは8時55分ですから、ここまでの所要時間は35分です。
そこから林道をぶらぶらと10分ちょっと歩いて、出発地点の奥余野公園駐車場に到着しました。
9時40分着ですから、油日岳から50分ですね。途中で滝登りなどをして遊んでしまいましたが。
やはりあの、「1時間40分」は余りに過大だと思います。もしかすると、奥余野公園ではなく、余野公園までの所要時間だったのかもしれません。
余野公園で車を止め、本日登った山々を眺めます。
左から、油日岳、加茂岳、忍者岳、三国岳、と続きます。
津から伊賀方面に出かけるのはちょっと時間がかかるのかな、と最初は思っていたのですが、実際に出かけてみると、下の道を走っていっても1時間足らずの行程でした。
車は便利だなと改めて感じつつ、これからの行動範囲も広がりそうです。
ところで、今回の山ですが、7時に入ったということもあったのでしょう、山中ではほかの登山者に会うこともなく、大変静かな山行を楽しめました。
ただし、蜘蛛の巣には盛大に引っかかりましたので、帰り道、例によって榊原温泉の「湯の瀬」に立ち寄ったところです。
食べ物もとてもおいしく感じられますね。
明日は天気が崩れるということで、今日は伊賀の方の山、油日岳に登ってきました。
伊賀方面に向かう方法はいろいろありますが、県道10号線を名阪国道の関I.C.まで走るのが、一番効率的なようです。
まだ真っ暗な5時30分に起床し、朝ご飯を食べ、6時過ぎに家を出ました。
県道42号線からグリーンロードを走り、県道10号線に出て名阪国道の上柘植I.C.で県道4号線に出ます。
余野公園方面に向かい、公園の中の道路を東に走って、奥余野公園まで行くと、広い駐車場と手洗いなどの設備の整った園地に出ました。
身支度を整えて道標に導かれながらゾロゾロ峠に向かいます。7時10分、登山口発。
整備された東海道自然歩道を20分ほど登ると尾根に出て、ゾロゾロ峠に到着。
この峠の名前、ガイドブックでは「ゾロ峠」になっています。
どちらが正しいのでしょうか(^^;
尾根に出ると眺望が開けます。
左側の方に、錫杖ガ岳の鋭峰が見えました。
しばらく行くと、倉部山に着きます。
なんと、ツツジが花を付けています。
ここのところの異常な天候に騙されているのでしょうか。
正面には、これから向かう三国岳が望まれます。
左側に伊賀や甲賀の街が見下ろせました。
この先が不鳥越峠(とりこえずとうげ)です。
ここから三馬渓に下る道もあります。
伊賀と甲賀の景色もさらに広がります。朝の霧の出やすい地域ですから、まだ少し低い雲が残っていますね。
朝、余野公園まで来る時、結構霧が濃かったなと、思い返しました。
来し方を振り返ります。
ここから三国岳までは急坂。
露岩や木の根をつかんで登るような感じになります。
因に、この露岩の右側をダイレクトに登りましたが、これはなかなか緊張感があって面白かった。
さすがに山の中では紅葉が進んでいます。
三国岳に着きました。
ここは、那須が原山方面との分岐点になっています。
油日岳方面に向かいます。
いきなり急下降です。
途中からロープが設置されていましたが、かなり下りづらい道です。
この山塊は、鈴鹿山系に属していることもあってか花崗岩の山のようで、登山道はざらざら。
それが急斜面になっているわけですから、注意が必要ですね。
鞍部から同じような岩まじりの急斜面を登り返すと忍者岳です。
如何にも伊賀地方の山、という感じですね。
標高728mということで、本日の山行では最高点になりました。
ここからも三馬渓に下る道がありました。
相変わらすもろい花崗岩の切れ落ちた登山道を進んでいきます。
ちょっと嫌らしいキレットもありました。
加茂岳です。
ところどころに紅葉の樹々がみられます。
油日岳に到着しました。
8時48分。
登山口から1時間40分弱での到着です。
因にガイドブックでの所要時間は2時間25分となっていましたが、これは恐らく、例の嫌らしいアップダウンを考慮に入れてのことでしょう。
油日神社奥の院です。
甲賀市には油日神社があり、油日岳はそのご神体なのだそうです。
その意味では、伊賀よりもむしろ甲賀の方に縁が深い山なのでしょうね。
三馬渓、余野公園に向かって降りようと足を進めると、指導標に所要時間が書いてあり、なんと1時間40分となっています。
あれれそんなにかかるのかな、と地図を広げてみたのですが、この距離ではちょっと解せないところ。
まあ、時間はたっぷりあるので大丈夫だろうと歩き始めてすぐに、また例のごとく嫌らしい下降路の登場。痩せた花崗岩のざらざらのザレ場みたいな尾根をひたすら下ります。
こういう道を下る時のセオリーは、山側の足を横に開き、谷側の足を下る方向に向けてバランスをとる、ということになります。
久しぶりに慎重にバランスを取りながら下ると、三馬谷に出ました。
花崗岩の谷ですから、小規模なわりには美しく大変面白そう。
一カ所だけハシゴがありましたが、あとは慎重に足を運べば大丈夫な谷沿いの道を、時折流れを渡りながら下ります。
滑や滝やゴルジュがあって、これは遡行価値も高そうだなと思って下っていくと、「雲竜の滝」に出会いました。
面白そうなので谷に降りて見上げてみると、なかなか興味深い滝です。
右壁が乾いていたので、うずうずして結局登ってしまいました。
花崗岩ですからフリクションも効いて大変快適です。グレードは3級くらいでしょうか。
このすぐ下に「千龍の滝」もありましたが、これはちょっと藪が濃くて登山道からはあまりよく見えません、でもそれほど難しそうな印象もありませんでしたね。
そうこうするうちに「三馬谷小家」と書かれた東屋に到着。9時30分でした。
油日岳を出たのは8時55分ですから、ここまでの所要時間は35分です。
そこから林道をぶらぶらと10分ちょっと歩いて、出発地点の奥余野公園駐車場に到着しました。
9時40分着ですから、油日岳から50分ですね。途中で滝登りなどをして遊んでしまいましたが。
やはりあの、「1時間40分」は余りに過大だと思います。もしかすると、奥余野公園ではなく、余野公園までの所要時間だったのかもしれません。
余野公園で車を止め、本日登った山々を眺めます。
左から、油日岳、加茂岳、忍者岳、三国岳、と続きます。
津から伊賀方面に出かけるのはちょっと時間がかかるのかな、と最初は思っていたのですが、実際に出かけてみると、下の道を走っていっても1時間足らずの行程でした。
車は便利だなと改めて感じつつ、これからの行動範囲も広がりそうです。
ところで、今回の山ですが、7時に入ったということもあったのでしょう、山中ではほかの登山者に会うこともなく、大変静かな山行を楽しめました。
ただし、蜘蛛の巣には盛大に引っかかりましたので、帰り道、例によって榊原温泉の「湯の瀬」に立ち寄ったところです。
登山をされながらこれだけの写真を撮影されるのは大変ではないかと思います。
お疲れ様でした。
でも、そのおかげで記事を拝見しながら私も色々な景色を楽しませていただきました。
異常気象のせいか、こちらでも桜が咲き始めているようです。
こちらの紅葉はまだまだですが、山々はだいぶ進んでいるようですね。
この滝は、私は登ることはできませんが実際に見てみたいです。
今年はくもの巣が多いような気がします。
温泉ではごゆっくりされましたか。
明日からはまたお忙しい毎日だと思いますので、くれぐれもご自愛下さいね。
by hirochiki (2012-10-28 06:12)
雲竜の滝、素晴らしいですね。 ^^
ココを攀じったのですね。 濡れませんでしたか?
針葉樹あり広葉樹あり、で楽しそうですね。
キノコはありませんでしたか? (爆)
しかし、ツツジにはビックリでした。 ^^;
by のら人 (2012-10-28 18:29)
甲賀に出張した折、社歌に油日岳を入れている会社がありました。
この辺では馴染まれている山なのでしょうね。
花崗岩の沢は水流も美しく、引き込まれますね。
雲流の滝につい登られてしまったのも納得です。
アプローチも短く沢も楽しめる、いい山を見つけましたね。
by tochimochi (2012-10-28 20:16)
こんばんは。
お山が好きでいらっしゃる。
久しく登ってません。山城探検以外は。
by 夏炉冬扇 (2012-10-28 22:10)
hirochikiさん、こんばんは。
デジタルカメラというのは本当に便利なもので、昔のフィルムであれば、こんなにはとても撮れません。カメラも大きかったので、その都度ザックから出さざるを得ず、本当に大変でした。
技術の進歩というのは本当にありがたいものですね。
楽しんで頂けたと、過分なお言葉を頂戴し、恐縮しております。
ところでそちらでは桜が咲いていますか!やはりかなりおかしな気候なのですね。
雲竜の滝、あまり高さはありませんが、なかなか見物でした。この滝まででしたら、普通の運動靴で大丈夫ではないかと思います。
温泉のこと、どうもすっかり癖になってしまっているようですね(^^;
でも、本当に良い温泉ですよ(*^o^*)
by 伊閣蝶 (2012-10-28 22:24)
のら人さん、こんばんは。
雲竜の滝、高さはそれほどでもないのですが、面白い滝でした。
三馬谷自体が大変興味深い谷なので、そのうちに遡行してみようと思っています。
樹々も豊富でしたが、残念ながらキノコは見当たりませんでした。
どうもふられてばかりですので、今度は気合いを入れて見つけにいきましょう。
ツツジの花、本当にびっくりしました(^^;
by 伊閣蝶 (2012-10-28 22:25)
tochimochiさん、こんばんは。
やはり甲賀の方ではメジャーな山なのですね。歴史的にはそちらの方により多くのつながりがあるようです。
花崗岩の澤は本当に美しく、やはり足を踏み入れたくなります。
年寄りの冷や水ですが、やはりああした花崗岩の壁をみると登りたくなってしまいます。因果なものですね。
今度は是非とも三馬谷を遡行してみたいと思います。
仰る通り、アプローチの良さは本当に助かります。
by 伊閣蝶 (2012-10-28 22:25)
夏炉冬扇さん、こんばんは。
山を好き、というのが自分として正しいのかよくわからないところがあります。
もっと深いところに山に行きたくなる気持の根源があるようにも思います。
山城探検も面白そうです。
by 伊閣蝶 (2012-10-28 22:28)
この記事を見落としていました。
忍者の里なんだなあ、と思える山の風景ですね。
紅葉の美しさに見とれてしまいそうですが、危険のないように歩くことのほうが先でしょうか。
私が住む地域では秋のウォーキングイベントとかいろいろなお祭り(神社のではない)があったり、観光バスを見かけることも多いです。
私も近くの山に行ってみたいという気持ちはあるのですがなかなかできません。
機会がありましたら私の住む地域の近くの山にも挑戦してくださいね。
ここではどこか、と言えませんが。(笑)
by Cecilia (2012-11-05 09:10)
Ceciliaさん、こんばんは。
伊賀の方は、街並なども独特の風情があります。
子供たちをとても大切にする地域で、事実、子供たちも地元で暮らすことを考えているようです。
そんな土地柄が感ぜられるところでした。
紅葉、随分里の方にも降りて来ています。
Ceciliaさんのお宅の方でも、ウォーキングイベントなどが取り組まれているのですね。
なかなかお時間をお作りになるのは大変と思いますが、時には自然の息吹を感ずるのも良いことかもしれません。
また、Ceciliaさんは中部地方にお住まいと思いますので、きっとお近くの山にも出かけることになろうかと思います。楽しみです。
by 伊閣蝶 (2012-11-05 23:10)