SSブログ

小澤征爾さん、公演取りやめ [音楽]

今日は朝から夏の暑さが戻ってきました。
それでも昨晩は熱帯夜にはならず、もちろんエアコンもなしで眠ることができ、ありがたい限りですが。

いずれにしても、このように気温の変化が著しいとどうしても体調を崩しがちになってしまいますね。
気をつけたいものです。

ozawa0824.jpg指揮者の小澤征爾さんが体調を崩し、23日に予定されていた松本市で開催中の音楽祭「サイトウ・キネン・フェスティバル松本」のオペラ(青ひげ公の城)公演を取りやめました。
軽度の肺炎と脱水症状ということで、小澤さんご本人は出演を強く希望したとのことですが、体調が回復せず、医者に慰留されて断念したのだそうです。
21日日には同オペラの指揮をされていたのですから、小澤さんにすれば正に断腸の思いであられたことだろうと忖度しますが、何といってもお体のことが心配です。
それでなくても昨年は食道がん、今年になっても腰のヘルニア手術と、75歳の年齢には厳しい試練が続いていたのですから、ご無理は禁物と思います。

75歳は一般的には高齢者の範疇に入るのでしょうが、指揮者としてはまだまだこれから円熟に向けた大きな可能性を有しているのではないかと愚考します。
1973年にボストン響の音楽監督に就任し、世界のトップ指揮者に数えられるようになってからも、オペラ部門に関しては長らく後れをとっていたように感ぜられたのですが、2000年代に入り(2002年にウィーン国立歌劇場の音楽監督に就任したことも相俟って)、その方面でも注目すべき実績を残してこられたのでした。

聴衆は貪欲なものです。
小澤さんのタクトからは、まだまだ沢山の魅惑的な音が紡ぎだされることだろうと、皆、期待に胸を膨らませています。
どうかくれぐれもご自愛をと、切に願わずにはいられません。


nice!(14)  コメント(10)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

nice! 14

コメント 10

節約王

こんばんは。暑い日が戻って来ましたね。お体にはご注意下さい。小澤征爾さんの記事拝見しました。多少の持病はお持ちのようですが、まず75歳とは思えない若々しさですね。音楽に携わる方々は全体的に若いイメージを私も持っております。75歳は円熟期というご意見うなずける気がします。
私もそのように末永く若さを保てればと感じてしまいました。
by 節約王 (2011-08-24 20:58) 

きんた

小澤さんの復活を見たかった方も多くおられると思いますが、残念ですね。

嵐のCDはこっそり2枚売ってもらいました(^.^)。
by きんた (2011-08-24 22:02) 

伊閣蝶

節約王さん、こんばんは。
暑い日が戻ってきました。
どうぞ、節約王さんもくれぐれもお気をつけ下さい。
小澤さんは、仰る通り若いイメージが強いのですが、実はもう75歳なのですね。
大切にして頂かないと。
それから、私たち自身も、加齢を否定的に捉えるのではなく、円熟という意味でのファクターに換えていきたいな、と思いますね。
せめて気持ちの上だけは若さを忘れないでいたいなと痛感しました。
by 伊閣蝶 (2011-08-25 00:53) 

伊閣蝶

きんたさん、こんばんは。
とにかくここでご無理をなさらず、末永く演奏を続けて欲しい、というのが私などの望みです。
ところで、嵐のCDは二枚getとのこと。
これはなによりでした\(^o^)/
by 伊閣蝶 (2011-08-25 00:55) 

hirochiki

こちらは、暑さに加えて湿気も強いのでかなりムシムシしております。
私は、暑さよりもむしろ湿気が苦手ですので、ちょっと辛いですね。。。
小澤征爾さんのことは、とても心配です。
こういったことがありますと、あらためて健康の大切さを実感します。
まだまだこれからのご活躍を期待したいので、是非お元気になられてタクトを振り続けていただきたいと思います。
by hirochiki (2011-08-25 06:13) 

さーやん

拙いブログにご来訪いただきコメントありがとう御座います
これからも宜しくお願い致します
by さーやん (2011-08-25 06:24) 

伊閣蝶

hirochikiさん、こんにちは。
昨晩から雷を伴った大雨が降り、その雨が今朝まで残って、憂鬱極まりない天気となりました。
そちらは、暑さに加えて湿度も高いとのこと。
これは不快ですね。私も湿気は大変苦手で、エアコンもほとんど除湿を使っています。
小澤征爾さん、大事を取ったおかげで重篤にはならずに済んだご様子です。
とにかくご無理をなさらぬようにとお願いしたいところですね。
日本人指揮者のレベルが如何に高いものであるかを世界に向けて証明した最初の方でもあり、これからもさらなるご活躍をお願いしたい方なのでなおさらです。
仰る通り、こうしたことがあると、改めて健康の大切さを実感させられます。
私たちも大切にしたいものですね。

by 伊閣蝶 (2011-08-25 12:18) 

伊閣蝶

さーやんさん、こんにちは。
ご訪問、nice!そしてコメントをありがとうございました。
こちらこそ、これからもよろしくお願い申し上げます。

by 伊閣蝶 (2011-08-25 12:19) 

don

とても興味深く読ませて頂きました。
じつは小澤さんの作品を聴いたことがありません。
なのでその良さがわからないのですが、日本の誇る
世界の小澤さんなので、いつかまとめて聴いてみようと
思っています。
まだまだ一線でがんばって欲しいですね^^
by don (2011-08-28 09:50) 

伊閣蝶

donさん、こんばんは。
その後、小澤さんは指揮に復活されましたが、予定されていた北京公演はキャンセルとなったようです。
小澤さんは、その若き頃、フランスの作曲家の作品や、近代から現代における作曲家の作品の演奏で注目されました。
メルリオーズ、ラベル、ストラビンスキー、メシアンや武満徹の作品には、私も心を躍らせながら聴いたものです。
マーラーもなかなかなものでしたね。
何とか一日も早い復活を、と祈っている次第です。

by 伊閣蝶 (2011-08-31 00:04) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0