レーグナーのブルックナーとマーラーとワグナー [音楽]
大型連休に入りましたね。
今のところ良い天気ですね。
少し雲が出てきましたし、明日はどうやら雨になりそうです。
4月20日に、ハインツ・レーグナーの11枚組みCDが発売されました。
待ち望んでいたセットでありましたので、速攻で購入したところです。
内訳は以下の通りです。
以前からレーグナー指揮のブルックナーには心をときめかせていましたが、晩年に愛妻を亡くしたショックからついに立ち直ることなく2001年になくなったことは、正に痛恨の極みでありました。
この11枚組みのCDは、そのレーグナーによるブルックナーの交響曲第4番から第9番までと二つのミサ曲、それからテ・デウムを、そしてマーラーの交響曲第3番、ワグナーのハ長調交響曲などがラインナップされています。
ワグナーの交響曲は、完全な形で完成しているのはこの一曲だけで、19歳のときの作品です。
ベートーヴェンを尊敬していたワグナー故なのでしょう、そのベートーヴェンへの思慕の念がひしひしと伝わってくる、実に情熱と若さに溢れた佳作だと思います。
私は特にこの第二楽章が大好きで、フーガのように次々に主題が引継がれていくチェロのメロディには、思わず、ああ、っとため息が出そうになるくらいです。
ワグナーは、ベートーヴェンの圧倒的な交響曲の完成度と高さにに打ちのめされ、この世にベートーヴェンの交響曲がある以上、交響曲を書く意味を見いだすことは出来ない、として楽劇の方に大きく舵を切っていきますが、このハ長調交響曲に対する愛情はずっと持ち続けていたとのこと。
死の直前であった1882年12月、妻コジマの誕生日を祝う演奏会で、ワグナー自身が指揮して演奏したという話が残っているくらいですから。
さて、このアルバムで最もたくさんの曲が収録されているブルックナーの演奏ですが、どれも大変に爽やかな演奏だと思います。
ブルックナーの音楽だから重苦しくなくてはならないなどということはあってはならず、このレーグナーの演奏は、それこそ何度でも聴き返したい音色であります。
特に第6番には、なかなかこれといった佳演が見つからない中、このレーグナーの演奏は、その渇望を埋めてくれる演奏と言えるのではないでしょうか。
今のところ良い天気ですね。
少し雲が出てきましたし、明日はどうやら雨になりそうです。
4月20日に、ハインツ・レーグナーの11枚組みCDが発売されました。
待ち望んでいたセットでありましたので、速攻で購入したところです。
内訳は以下の通りです。
- CD−1:ブルックナー、ミサ曲第2番ホ短調、テ・デウム(1988年2&6月録音)
- CD−2:ブルックナー、ミサ曲第3番ヘ短調(1988年9月録音)
- CD−3:ブルックナ−:交響曲 第4番『ロマンティック』(ノーヴァク版)(1983年7月&1984年11月録音)
- CD−4:ブルックナー:交響曲 第5番(原典版)(1983年9月&1984年1月録音)
- CD−5:ブルックナー:交響曲 第6番(原典版)(1980年6月録音)
- CD−6:ブルックナー:交響曲 第7番(ハース版)(1983年5&8月録音)
- CD−7:ブルックナー:交響曲 第8番(ハース版)(1985年5&7月録音)
- CD−8:ブルックナー:交響曲 第9番(原典版)(1983年2月録音)
- CD−9&10:マーラー:交響曲 第3番(1983年1&10月録音)
- CD−11:ワーグナー、交響曲ハ長調、ジークフリート牧歌(1978年10&11月録音)
以前からレーグナー指揮のブルックナーには心をときめかせていましたが、晩年に愛妻を亡くしたショックからついに立ち直ることなく2001年になくなったことは、正に痛恨の極みでありました。
この11枚組みのCDは、そのレーグナーによるブルックナーの交響曲第4番から第9番までと二つのミサ曲、それからテ・デウムを、そしてマーラーの交響曲第3番、ワグナーのハ長調交響曲などがラインナップされています。
ワグナーの交響曲は、完全な形で完成しているのはこの一曲だけで、19歳のときの作品です。
ベートーヴェンを尊敬していたワグナー故なのでしょう、そのベートーヴェンへの思慕の念がひしひしと伝わってくる、実に情熱と若さに溢れた佳作だと思います。
私は特にこの第二楽章が大好きで、フーガのように次々に主題が引継がれていくチェロのメロディには、思わず、ああ、っとため息が出そうになるくらいです。
ワグナーは、ベートーヴェンの圧倒的な交響曲の完成度と高さにに打ちのめされ、この世にベートーヴェンの交響曲がある以上、交響曲を書く意味を見いだすことは出来ない、として楽劇の方に大きく舵を切っていきますが、このハ長調交響曲に対する愛情はずっと持ち続けていたとのこと。
死の直前であった1882年12月、妻コジマの誕生日を祝う演奏会で、ワグナー自身が指揮して演奏したという話が残っているくらいですから。
さて、このアルバムで最もたくさんの曲が収録されているブルックナーの演奏ですが、どれも大変に爽やかな演奏だと思います。
ブルックナーの音楽だから重苦しくなくてはならないなどということはあってはならず、このレーグナーの演奏は、それこそ何度でも聴き返したい音色であります。
特に第6番には、なかなかこれといった佳演が見つからない中、このレーグナーの演奏は、その渇望を埋めてくれる演奏と言えるのではないでしょうか。
こちらは、今日はくもりから雨降りになってしまいました。
GWは、どこかへお出かけされるのでしょうか。
震災以降は、お忙しい日々を送られておりましたので
お好きな音楽を聞きながらのんびり過ごされるのも良いかもしれませんね。
by hirochiki (2011-04-30 16:03)
こんにちは。ご無沙汰しています。GW入りましたね。私はGWはエコにノーカーを貫こうと思います。しかし自転車オンリーはきついですが最後まで頑張りたいと思います。さて、震災後のご通勤やお仕事本当にお疲れ様でした。11分のCD、聴きごたえがありそうですね。GWはご実家でTANNOYでお楽しみですか?。それではよいGWを!。
by 節約王 (2011-04-30 17:42)
hirochikiさん、こんばんは。
こちらも夕方になって雲が厚くなってきました。
どうやら雨になりそうです。
GWは、3日から5日は長野県の実家に帰省し、7日は知人の結婚式で神戸まで出かけます。
従って、前半である昨日から明日までは比較的ゆっくりできそうです。
hirochikiさんはどこかお出かけのご予定がおありですか?
by 伊閣蝶 (2011-04-30 18:09)
節約王さん、こんばんは。
GWはノーカーで過ごすとのこと。
仰る通り自転車オンリーは厳しいことと存じますが、節約王さんならきっとやり遂げられることと信じております。
レーグナーのCD、早速、聴いています。
ワーグナーの交響曲が意外に素晴らしいできばえでびっくりしました。
長野の実家には3日から帰省し、その折、CDを持ち帰る予定ですので、久しぶりにTANNOYを鳴らしてくるつもりです。
by 伊閣蝶 (2011-04-30 18:20)
おはようございます。
GWは、家族で旅行へ出かけることが多いのですが今年は特に予定はありません。
明後日からはご実家へ帰省されるとのこと、お車の運転などお気をつけてお出かけ下さいね。
by hirochiki (2011-05-01 07:58)
hirochikiさん、おはようございます。
お気遣い頂きありがとうございます。
どうやら今年のGWは渋滞が厳しいようなので、今からちょっとうんざりしていますが、こればかりは仕方がありません(^^;
ところで、今年のGWは特にお出かけの予定は入っておられないのですね。
でも、ブログの記事を拝見する限り、周りに素敵なところがたくさんおありのご様子。
きっと、楽しいGWになられることと存じます。
by 伊閣蝶 (2011-05-01 09:20)
ブルックナーは一時期所属していた合唱団で"Ave Maria"と"Locus iste"などを歌いました。
それまで興味がない作曲家でしたが、それで好きになったと言うか興味が湧きました。
by Cecilia (2011-05-10 09:20)
Ceciliaさん、こんにちは。
ブルックナーの合唱曲を取り上げる合唱団は意外に珍しいので、思わずほうっと感心してしまいました。
ブルックナーの合唱曲(宗教曲)は、敬虔なカトリック信者でオルガニストでもあったブルックナーにとって一番心情が明らかにされている部門ではないかと思います。
交響曲に比べ、その想いが直截に伝わってきますから。
by 伊閣蝶 (2011-05-10 12:15)