メタボと骨粗鬆症

昨晩から雨となり、今朝までそれが残っていたのですが、昼くらいには陽射が戻りました。

前にもちょっとふれたことがあるのですが、私は枝の先につく花や葉よりも、幹から直接顔を出すそれらの様の方が好みであったりします。
とりわけ、銀杏の葉のように、ごく小さな葉がだんだん大きく育つような樹の場合、一層その思いは強くなります。

今日のお昼、いつもの通り日比谷公園に散歩に出かけた際、街路の銀杏が小さな若葉を付け始めていて、あっと目を見張りました。
もう、疾うにそういう時期になっていたはずなのに、これまで気づかなかったからです。
いくつかの幹を見て回っていると、その中に小さな葉を見つけました。
あまりに可憐だったので、携帯電話のカメラで撮影。
すっかりご機嫌になって職場に戻ったのでした。

さて、ここのところダイエット関連の記事から遠ざかっています。
安定期に入っているものか、体重の方は71kg近辺にあり、体脂肪率も16％から17％あたりのところに落ち着いていて、大きく減りもしない代わりに増えることも無くなっていて、前から一つの目標にしていた、70ｋｇを切る、というところまでなかなかいかないという事情もあってのことです。

そんな中ですが、気になる記事があったのでご紹介します。

ちょいメタ親父は骨がもろい!?

骨粗しょう症は「骨の強度が低下し骨折しやすくなる骨の障害」と定義される疾患。もちろん男性も罹患する。患者数は女性の3分の1、約300万人と推計される。数は少ないが発症後の影響はより深刻で、骨粗しょう症骨折後の男性の死亡率は一般に比べ、3.51倍に上昇するという報告があるほど。

うーん、これはちょっと見過ごしにはできませんね。

しかも、だ。最近の研究でメタボリックシンドロームに関連した骨粗しょう症が注目されるようになった。メタボ型の骨粗しょう症の特徴は骨量＝骨密度は変わらないのに骨の質が劣化すること。特に生活習慣がダイレクトに影響する2型糖尿病では「糖漬け」のコラーゲンがボロボロに劣化し、ちょっとした圧迫や衝撃で折れてしまう。一般的な骨密度検査では「骨質」まで評価できず、今現在、糖尿病患者の骨折リスクは放置されたままだ。

コラーゲンの量が減るだけではなく、そもそもその質自体が劣化するというのです。
コラーゲンは骨を形成する上での「鉄筋」のような役割を担っているとのことですから、確かに深刻だなと思われます。

それ以上に、男性があまり骨粗鬆症を意識しないということの方が問題が大きいような気がします。

「あれは女性の病気で、性差によるところが大きい」と高を括っている向きもあるのではないでしょうか。
しかも、「一般的な骨密度検査では「骨質」まで評価できず、今現在、糖尿病患者の骨折リスクは放置されたまま」というのですから、恐ろしいことですよね。

骨や筋肉は、常に何らかの形で負荷をかけることによって、新陳代謝が活発化し再生能力が高まるといわれます。
この記事にもある通り、日光をきちんと浴びてビタミンDを作り、筋力トレーニングを続けることが一番の対策となるようです。

とすると、怠け者の私が取り敢えず行っている、お昼の散歩も意外に効果があるのかも、などとちょっと自己満足に浸ってしまいました。

それにしても、スクワットには和式便所が一番、という下りには、うーん、それはそうだろうなと首肯してしまいます。
そういえば、そういう手洗いで用を足すことがあまりにも少なくなりました。

タグ：骨粗鬆症 筋力トレーニング メタボ 銀杏 日光浴

コメント 6

銀杏の若葉がとても可愛いですね。
私は、これまであまり気に留めたことがなかったのですが
ちょっと探してみようと思います。
ところで、骨粗鬆症に関しては私はやはり気になります。
牛乳が苦手で飲めませんので
毎日ヨーグルトを食べカルシウムのサプリメントも飲んでいます。
しかし、男性にもあるのですね！
phirochikiの場合は、通勤は電車の駅まで自転車ですので少しは安心ですが
これは、見過ごせませんね。
by hirochiki (2011-04-20 05:55) 

hirochikiさん、こんにちは。
今日も良いお天気になり、若葉が一層輝いて見えます。
骨粗鬆症のこと。牛乳が苦手とのお話ですが、カルシウムは小魚のようなものはもちろん、ホウレン草とか小松菜とか納豆などにも含まれていますし、ヨーグルトやサプリメントをお摂りになっておられるのであれば、補給に関してご心配なさることはないのではないかと存じます。
むしろ、日光浴とか筋力トレーニングに取り組まれて、骨や筋肉に刺激を与えるのが効果的と思われますね。個人的にはスクワットが一番いいように思います。
私もこの記事を読んで危機感を持ちましたので、これまで以上に気をつけようと思いました。

by 伊閣蝶 (2011-04-20 12:12) 

骨粗鬆症と言えば最近出かけた眼科で「姿勢の悪さはもしかして骨粗鬆症のせいかもしれない。」と言うような内容の張り紙を見ました。（眼科医の奥様が内科医なので張られていたのですね。）
カルシウムはもっと摂取したいのですが乳脂肪はこれ以上摂らないほうが良いかも、という私です。
by Cecilia (2011-04-21 20:18) 

Ceciliaさん、こんにちは。
「姿勢の悪さはもしかして骨粗鬆症のせいかもしれない」
うーん、なるほど。
背筋や腹筋が衰えてくると、どうしても姿勢が悪くなりますし、肩甲骨の動きが悪くなってくると、肺の機能も落ちてくるようです。
しかし、骨粗鬆症の恐れも勘案すべきとは炯眼ですね。
カルシウムは、一度に大量にとっても、余分なものは排出されるそうですし、納豆などの植物性タンパク質と卵、小松菜などでも摂取できるのだそうです。ヒジキ･わかめ･コンブなどの海藻類にもたくさん含まれていますし。
当然、ヨーグルトやチーズにもたくさん含まれていますから、例えば牛乳などで余分な乳脂肪をとらなくても大丈夫そうですよ。
by 伊閣蝶 (2011-04-22 13:02) 

骨粗鬆症！私も気になります。

実は私が出かけた病院でも「姿勢の悪さはもしかして骨粗鬆症のせいかもしれない。」と言うような内容の張り紙を私も見ました。
カルシウム摂取と日光浴、運動は自転車通勤途中の水分補給を牛乳に変えることで補おうと思います。いつもながら為になる記事で助かっています。
by 節約王 (2011-04-23 11:40) 

節約王さん、こんばんは。
節約王さんもそのようなポスターをご覧になったのですね。
確かに注意喚起としては重要なのだろうと思います。
自転車通勤の水分補給を牛乳に換えるとのこと。
これは素晴らしいアイデアです！
by 伊閣蝶 (2011-04-23 23:23)