菊の盆栽

爽やかな快晴が続いています。
暑くもなく寒くもないこのくらいの気候は最高ですね。

日比谷公園の菊花大会ですが、一応、盆栽の作品も撮影してきましたのでアップします。
言うまでもなく実物はもっと感動的にすばらしい作品です。

せめてその片鱗なりと伝われば幸いなのですが。

ところで、日比谷公園のちょうど向かい側に農林水産省のビルがあるのですが、例のTPP関連で、お昼に様々な団体が集結して抗議行動を展開していました。

うーむ、農家の皆さんのお気持ちは良くわかるような気がしますね。

食糧の自給は国にとって根幹の部分であり、何をおいてもまずきちんと確保することは当たり前のことではないかと思いますが、貿易で成り立ってきた日本にしてみれば、工業生産物輸出で大幅に遅れをとることになりかねない関税障壁は何としても回避したいことでしょう。

国は難しいかじ取りを迫られていますが、要は国内消費のあり方の問題ではないかとも思います。

雇用の不安が増し賃金が目減りしていく中では、国民の目が価格に行くのはやむを得ないこと。
内需が伸びないから輸出に頼らざるを得ないという経済界の考え方は、結局のところ自分のところの従業員の賃金を抑えている実態のしっぺ返しに対する弥縫策にしか過ぎないのではないでしょうか。
さらにそうした経営方針の結果キャッシュリッチになったのはいいけれども、それを国内での有効活用（設備投資とか研究開発とか）には回せないでいることによって、国全体のキャッシュが目詰まりを起こして動かないわけですから、全く庶民はいい面の皮ですよね。
政府にどうこういうよりも、まず企業自身が内需拡大を図るためにどうしたらいいのかきちんと考え、従業員の職場の安定を確保するとか購買意欲を増すことのできるくらいの賃金を保障するとか、国内の消費者のニーズにきちんと合わせた戦略を立てていくとか、そうした地道な活動をすべきではないか、などとも思ってしまいます。

どうも、このブログの趣旨とは外れた話題になってしまいました(^_^;

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