SSブログ

世界一ダサいCDジャケット? [音楽]

レコードのジャケットデザイン、今はもちろんCDやDVDジャケットですが、これは視覚的なものに訴える効果も勘案して、アーティストにとってはかなり重要なポイントとなるところでしょう。
世に名高い、伝説的なアルバムなどは、決まってそのジャケットデザインが問い沙汰されたりしますから。

ビートルズのアビイ・ロードのジャケットなどはその最たるもので、有名な「ポール死亡説」の根拠として物議をかもしだしたものでした。

ポールが裸足だったのは、「暑かったから脱いだ」という程度のものだったようで、目立ちたがり屋のポールがその場の思いつきでサンダルを脱いだということだったのでしょうが、「死者を意味する」と解釈された挙句、ジョンは白いスーツと長い髭を以て「神父」、リンゴは黒いスーツなので「葬儀屋」、ジョージはデニムシャツにジーンズというラフな格好だったから「墓掘り人」などと勝手に憶測され、当人たちもさぞかし面喰ったことでしょう(面白がっていたのかもしれませんが)。

さて、私個人としては、いろいろ考えた挙句、この文章を書きながら一番最初に思い浮かんだARCHIVのデザインが頭を去りません。
LPが複数枚にわたる大曲のジャケットは布張りで、真中に銀色を配置し水色の枠で囲われた中に、収録曲のタイトル、演奏者などの情報がぶっきらぼうに書かれている、そのそっけない趣から立ち上るそこはかとない威厳のようなものに胸を打たれたのでありました。

と、前置きはこのくらいにして。
こんな面白い記事があったので、ご紹介します。

海外音楽サイトが『ダサすぎるCDジャケット』ランキングを掲載! なんと1位は日本のCD

これはジャケットは、日本のヒップホップアーティストRhymester(ライムスター)のCDアルバム「Manifesto」のものなのだそうです。

三人のメンバーがそれぞれケンタウロスになって中空で剣の穂先を交えたデザインですが、うーん、そんなにダサいかなあ(^_^;
私としてはなかなかシャレていると思いますけれども。
世界で一番ダサいと評価されたのは、日本のヒップホップアーティスト『Rhymester』(ライムスター)のCDアルバム。ジャケットはそんな評価だが、日本の『Amazon』のレビューでは「アルバム全体を通しての完成度は高く、聴きやすさは抜群です」と高評価。どうやら、ファンにとって中身は最高のデキらしい。

ということですから、これもまた話題作りの一つとして受け止めてもいいのではないかと思いました。

しかしこのランキング、一体どんな人たちがどんな判断基準で審査したのでしょうか。
興味の尽きないところです。
nice!(4)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

nice! 4

コメント 2

aka

本当にジャケット大事ですよね。
「ジャケ買い」という言葉があるくらいに、ジャケットに左右されて購入してしまう消費者が多いんでしょうね。
私も、それで何度も失敗をしていますよ…。

あ、それとIS03についての記事にコメントを頂きましたが、すばらしいコメントを書いて頂いて、助かっております。本当にありがとうございました!!これで売り上げUPですよ♪♪
by aka (2010-10-06 13:07) 

伊閣蝶

akaさん、こんばんは。
早速のコメント、ありがとうございました。
アンドロイドIS03のコメントに対して、こんなふうに評価していただき、却って恐縮なほど嬉しく思います。
あー、でも、本当に欲しかったなあ(^_^;

ところで、「ジャケ買い」。
話には聞いたことはありますが、私はジャケットデザインに魅かれて買ったことがないので、あまり実感がありません。
でも、ジャケットはCDの「顔」ですものね。
すごく大切な要素だと、改めて思い直しました。
by 伊閣蝶 (2010-10-06 18:08) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0