酒蔵「鈴鹿川」と大黒屋光太夫を巡る街歩き [日記]
近鉄では、昨年12月8日から今年の3月24日までの期間限定イベントとして、「酒蔵みてある記」を開催しています。
「酒蔵みてある記」酒の味は、土地に訊け。
12日の土曜日、鈴鹿市唯一の酒蔵である「清水清三郎商店(鈴鹿川)」対象の街歩きハイキングに出かけて参りました。
清水清三郎商店の店主が、職場の同僚の小学校の先輩ということもあり、「一緒にどうですか?」と誘われたのがきっかけです。
近鉄名古屋線「千代崎」駅が集合場所。
駅前で、9時30分から10時30分の間、受け付けてくれます。
そこでコース概要を記したチラシを頂き、それぞれ三々五々に駅前を出発。
千代崎の海岸に出て、それから漁港を巡ります。
海鳥がたくさん集まっていました。
そこから県道6号をしばらく歩き、大黒屋光太夫の漂流記の壁画のある若松緑地(公園)に向かいます。
公園は海沿いですが、しばらく戻ると墓地があり、大黒屋光太夫の供養碑が建立されていました。
その後、コースは大黒屋光太夫記念館へと進みます。
記念館前では、鈴鹿茶と紅茶の振る舞いがありました。
記念館は入館料無料ですが、大変充実していて、大黒屋光太夫の遭難から帰国、そしてそれからの露国紹介者としての活躍まで、豊富な資料をもとに展示しています。
大黒屋光太夫のことは、例えば井上靖の小説「おろしや国酔夢譚」や、緒形拳が主演した同名の映画などで多少は知っておりましたが、自筆のキリル文字などを見るにつけ、相当に高い教養を身につけた人だったのだなと、今更ながらに感心しました。
記念館から、再度海岸線に出ます。
ぽかぽかと暖かな小春日和の道を歩いていくと、なぜかサボテンやアロエが所々に群生していました。
この時期のこと故、アロエは独特の花を咲かせています。
浜田公園を越えると、いよいよお待ちかねの「清水清三郎商店(鈴鹿川)」に到着。
因に、同僚のお話によると、浜田公園は地区の運動会の開催場所だったそうです。
「清水清三郎商店(鈴鹿川)」では順路に従って見学をします。
これは酒を絞る「舟」でしょうか。
酒蔵では、利き酒のほか、甘酒の振る舞いもあり、ちょうどお昼時ということもあって、地元名産の穴子料理やおこげ麺なども販売しておりました。
私は久しぶりにお弁当を作っていったので、日だまりの中、ゆっくりと昼食。
本当は利き酒のおかわりが欲しかったのですが、さすがにそれは躊躇われ、その代わりに純米吟醸酒の四合瓶を買いました。
そこから終点の伊勢若松駅までは一投足です。
伊勢若松駅前広場には大黒屋光太夫の銅像がありました。
同僚によれば、これはもともと若松の小学校にあったものだそうです。
さっそうとしたなかなかな出で立ちですよね。
全行程二時間程度の短いハイキングではありましたが、千代崎から若松地区の様々な街並をみることも出来、大変充実していました。
3月24日までには、まだまだたくさんの酒蔵みてある記がとりくまれるようですから、機会があればまた参加してみようと思っています。
「酒蔵みてある記」酒の味は、土地に訊け。
12日の土曜日、鈴鹿市唯一の酒蔵である「清水清三郎商店(鈴鹿川)」対象の街歩きハイキングに出かけて参りました。
清水清三郎商店の店主が、職場の同僚の小学校の先輩ということもあり、「一緒にどうですか?」と誘われたのがきっかけです。
近鉄名古屋線「千代崎」駅が集合場所。
駅前で、9時30分から10時30分の間、受け付けてくれます。
そこでコース概要を記したチラシを頂き、それぞれ三々五々に駅前を出発。
千代崎の海岸に出て、それから漁港を巡ります。
海鳥がたくさん集まっていました。
そこから県道6号をしばらく歩き、大黒屋光太夫の漂流記の壁画のある若松緑地(公園)に向かいます。
公園は海沿いですが、しばらく戻ると墓地があり、大黒屋光太夫の供養碑が建立されていました。
その後、コースは大黒屋光太夫記念館へと進みます。
記念館前では、鈴鹿茶と紅茶の振る舞いがありました。
記念館は入館料無料ですが、大変充実していて、大黒屋光太夫の遭難から帰国、そしてそれからの露国紹介者としての活躍まで、豊富な資料をもとに展示しています。
大黒屋光太夫のことは、例えば井上靖の小説「おろしや国酔夢譚」や、緒形拳が主演した同名の映画などで多少は知っておりましたが、自筆のキリル文字などを見るにつけ、相当に高い教養を身につけた人だったのだなと、今更ながらに感心しました。
記念館から、再度海岸線に出ます。
ぽかぽかと暖かな小春日和の道を歩いていくと、なぜかサボテンやアロエが所々に群生していました。
この時期のこと故、アロエは独特の花を咲かせています。
浜田公園を越えると、いよいよお待ちかねの「清水清三郎商店(鈴鹿川)」に到着。
因に、同僚のお話によると、浜田公園は地区の運動会の開催場所だったそうです。
「清水清三郎商店(鈴鹿川)」では順路に従って見学をします。
これは酒を絞る「舟」でしょうか。
酒蔵では、利き酒のほか、甘酒の振る舞いもあり、ちょうどお昼時ということもあって、地元名産の穴子料理やおこげ麺なども販売しておりました。
私は久しぶりにお弁当を作っていったので、日だまりの中、ゆっくりと昼食。
本当は利き酒のおかわりが欲しかったのですが、さすがにそれは躊躇われ、その代わりに純米吟醸酒の四合瓶を買いました。
そこから終点の伊勢若松駅までは一投足です。
伊勢若松駅前広場には大黒屋光太夫の銅像がありました。
同僚によれば、これはもともと若松の小学校にあったものだそうです。
さっそうとしたなかなかな出で立ちですよね。
全行程二時間程度の短いハイキングではありましたが、千代崎から若松地区の様々な街並をみることも出来、大変充実していました。
3月24日までには、まだまだたくさんの酒蔵みてある記がとりくまれるようですから、機会があればまた参加してみようと思っています。
左党にはたまらないイベントですね。
運動にもなるし名所めぐりもできて最後には・・・^^
by tochimochi (2013-01-14 17:39)
こんばんは。
漂流もの、を一時期熱心に読みました。
あれ、どうしてだったんだろう…
脱出願望があったのだと思います。
by 夏炉冬扇 (2013-01-14 21:21)
左党には、たまらない ・・・
同感ですね。 ^^
・・・というか、充分たまらないイベントでございます。
毎回、出席したいくらいです。 ^^;
by のら人 (2013-01-14 22:39)
アロエの花、初めて見ました。
鈴鹿と言えば去年の春に中瀬古近辺に用があって行った思い出の場所ですが、海が近いのですね。中瀬古あたりでは潮の香りはしませんでしたが、かなり広いのだなあと思いました。
また今週末桑名に行く予定がありますが、桑名はほぼ名古屋圏でお住まいの津からはかなり遠いですよね。三重県自体かなり広いですね。
by Cecilia (2013-01-15 10:29)
アロエの花、我が家でも咲いています。近鉄ハイキング「酒蔵みてある記」はわが町でも2月に開催予定です。
by 水郷楽人 (2013-01-15 11:45)
tochimochiさん、こんばんは。
全く、左党にはたまらない企画です。
お天気が良かったのでなおさら楽しかったのですが、これを通じて各地の名所を見ることができるのも楽しいことでした。
by 伊閣蝶 (2013-01-15 23:05)
夏炉冬扇さん、こんばんは。
漂流ものの小説やドキュメント、結構たくさんありますよね。
私も読みました。
脱出願望、確かにそういう面もあるかもしれません。
by 伊閣蝶 (2013-01-15 23:06)
のら人さん、こんばんは。
私も毎回参加したいくらいですが、土・日開催というところが、いろいろバッティングしてしまいますね。
でも、あと数回は参加するつもりです。
私も自他ともに認める左党ですので(^^;
by 伊閣蝶 (2013-01-15 23:06)
Ceciliaさん、こんばんは。
アロエの花、これまでご覧になったことがございませんでしたか。
結構派手な花ですが、頻繁に咲くわけではないので、意外に目にしない可能性はあります。
私の横浜の自宅のアロエも、数えるくらいしか花を咲かせませんでしたから。
鈴鹿は、合併もあって大きくなりましたね。
漁港があるので、独特の言葉があり、同じ鈴鹿市内でも言葉が違うようです。
今週末は桑名にお越しとのこと。
桑名にも仕事柄よく出かけますが、確かにちょっと遠いので大変です。
桑名あたりと南勢の熊野や紀宝あたりとでは、本当に気質も気候も違い、三重県は広いなと痛感しますね。
by 伊閣蝶 (2013-01-15 23:07)
水郷楽人さん、こんばんは。
ご自宅でもアロエは花盛りですか。ちょうど今くらいが咲く時期ですね。
ところで、近鉄の「酒蔵みてある記」御地でも二月にご開催でしたか。
楽しみなことです。
by 伊閣蝶 (2013-01-15 23:08)