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神戸の北野異人館と船上結婚式 [日記]

今日は良い天気となり、暑くなってきました。

大型連休も今日で終わりです。

昨日は、神戸で知人の結婚式があり、一昨日の晩から神戸に出かけました。
結婚式は14時過ぎの予定となっており、せっかくなので、それまでの空き時間を利用して北野異人館の方に出かけてきました。
新神戸駅の手前から北西方面に坂を上って行くと北野天神があり、その辺りが中心地のようです。
北野天神の奥宮の方に向かうと、藤棚がありました。
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その辺りから、風見鶏の館が見下ろせます。
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ツツジの花も盛りでした。
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新神戸駅方面に歩いて行くと、シラー・ペルビアナが咲いています。
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しばらく歩いて行くと、北西方面に木道があり「城山、二本松方面」と書かれた指導標がありました。
ちょっと登れば展望台があるかも知れないと考え、せっかくなので足を伸ばすことに。

ところが、これが結構まともな登山道で、汗をかきながらしばらく登ると、淡路島などが眺められる展望台に着きました。
izinkan~01.jpg
とにかく「城山」まで行ってみようとさらに登って行ったのですが、ところどころ崩れそうな斜面をトラバースするような山道です。
大汗をかいて登って行くと、ご高齢の登山者の方と出会い、この登山道のことをお訊きすると、この山は標高は低いけれども、どこから登っても結構厳しいとのこと。
結婚式の前の時間つぶしに革靴で登るような山ではなかったようですね。
その方と別れると、しばらくして三叉路になり、さらに右側に登山道が続きます。
ここまで来た以上はせめて城山まで行ってみたいと、半ば意地になって進んで行くと、また登山者の方に出会いました。
その方にお訊きすると、城山へはさらに二つほど峰を越えて一時間くらいみた方が良いとのこと。
さすがにそこまでの時間の余裕はありませんでしたので、尾根上の最高点まで行って先を見渡し、そこから戻ることにしました。
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先程の三叉路に戻ると、右側に降りれば北野方面に出られそうです。
同じ道を戻るのも面白くないのでこの道を下ることにしたのですが、これが登り以上にきちんとした登山道で、乾いた砂地の地面に落ち葉が降り積み滑りやすいことこの上もありません。
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何しろ、底がつるつるの革靴ですから、不用意に足を出すと尻餅をつきそうになります。
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慎重に足場を確認しながら、山側の足で確保しつつ、谷側の足を出して降りてきたのですが、久しぶりに緊張しました。
山靴や長靴を履いていればどうということもなく駆け下りることも出来ますが、革靴では大変厳しい。
しかし、これほど街中に近い登山道であるのにもかかわらず、ゴミ一つ落ちていない素晴らしい道で、恐らく地元の方々が大切に整備をされておられるのでしょう。
そのことに感心しながら下り続けると、割合大きな砂防ダムに出て、そこからは北野異人館が眺められました。
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そこから階段を下りると街中に出ます。
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この登山口にはなんらの指導標もないので、恐らく地元の方が利用されるだけなのだろうな、と思っていたら、しばらくいくと「ハンター坂」の説明文がありました。
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ここに簡単な案内文もあります。

そこからわずかで風見鶏の館に出ました。
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汗をかいてしまったので、連れと話し合いをして、銭湯に入って汗を流そうということに。

ところが、今どき銭湯などはなかなか見つかるはずもなく、荷物を預けておいたホテルで聞いてみると、今日の結婚式場の近くに万葉の湯があるとのこと。
でかけてみると、一時間で1200円という料金設定です。
高いなとは思いましたが、ロッカーもあり、タオルもブラシも整髪料もひげ剃りも使えるそうなので、こちらでさっぱりしてから結婚式に臨むことにしました。

さて、結婚式場はなんと船上です。
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神戸港を出て、明石大橋までぐるりとクルージングをしながらの結婚式・披露宴なのでした。
デッキの上にしつらえられた鐘を新郎新婦両人で鳴らしながら愛を誓うという趣向もなかなかいいものです。
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その後、出席者もそれぞれてにした風船を大空に放っての祝福。
快晴の青空に風船達が吸い込まれて行く様は、なんとも感動的でした。
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いうまでもなく、船上での結婚式など、私は初めての経験です。
なるほど、こういう粋な演出もあるのだなと感心しました。

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hirochiki

船上結婚式、とても素敵ですね。 おめでとうございます☆
神戸は、数年前に家族で旅行に行きました。
ちょうどこの時期で、異人館などはやはり大勢の人で賑わっていました。
実は、大学時代に神戸へひとり旅をしたことがあります。
その時に、神戸でお寿司屋さんを営んでいらっしゃるというご夫婦に出会い大変親切にしていただきました。
しばらくは電話で連絡を取り合っていたのですが、ある日電話が繋がらなくなってしまい、その数年後にあの震災が起こりました。
今はどうなさっているのか、実は気になっています。
この記事を拝見して、当時のことを懐かしく思い出させていただきました。
明日からはまた、お忙しい日々が始まることと思います。
どうか、お体にご自愛くださいね。
by hirochiki (2011-05-08 16:15) 

伊閣蝶

hirochikiさん、こんにちは。
神戸にご家族でご旅行をなさったとのこと。
神戸はとっても素敵な街で、私も大好きですが、残念ながらこれまでは仕事の関係でしか出かけたことがありませんでした。
その意味では短い間ではありましたが、今回はいろいろと堪能できたので満足しております。
ところで、学生時代のご旅行の折に出会われたおすし屋さん、どうなさっておられるのでしょう。
お元気でおられればよろしいのですが。

船上結婚式は初めて出席しましたが、実に得がたい体験でした。
私と同じくらいの年配の方々は、やはり初体験とのことで、酒の酔いと船酔いとどちらが先かといったような戯言を飛ばしつつ楽しんでいました。
by 伊閣蝶 (2011-05-08 17:17) 

Cecilia

神戸に夫の実家があるので、馴染みの場所ですが、異人館には子供会のバス旅行で行った程度です。
コンチェルトという船のクルージング、一度はしてみたいのですが(お得なランチコースがあったはず・・・)。
クルージングと言うとどうしても例の「ガラスの仮面」の最近の話を思い出してしまいます。
by Cecilia (2011-05-10 08:37) 

伊閣蝶

Ceciliaさん、こんにちは。
ご主人のご実家は神戸とのこと。
私はあまり頻繁に訪れることはありませんが、何ともいえず良い雰囲気の街だなあと、出かけるたびに思います。
ところで、コンチェルト、ご存知でしたか!
仰る通り、貸切が入っていなければ、乗船料2100円+ランチ代で利用できるようなことが書いてありました。
私はこうした形でのクルージング・パーティは初体験でしたが、なかなか雰囲気も良くこれなら人気があっても当然かな、と思いました。

by 伊閣蝶 (2011-05-10 12:12) 

節約王

ハンター坂はそれ自体が巨大な堤防なのでしょうか?。風景を拝見しますと非常に急な坂のようです。革靴ではさぞかしお疲れになったことでしょう。又、この季節の西日本は関東より暑いのではとそれも心配になってきました。神戸は横浜や長崎と同様にとても異国情緒あふれる町ですね。船上の挙式も国際都市にぴったりのセレモニーと感じます。
by 節約王 (2011-05-12 18:58) 

伊閣蝶

節約王さん、こんばんは。
堤防は後から作られたものではありましょうが、それを目印にハンターが登った毎日登山のコースに出られます。
この山道は、予想以上に急坂で、革靴で登ったのは迂闊の限りでした。
私につきあった元職場の後輩には実に可哀想なことをしたと反省しております。
仰る通り、神戸は横浜にとても雰囲気が似ていますので、なぜか懐かしい思いにかられました。
船上結婚式は、誠に粋なセレモニーで、確かに国際色豊かな神戸にふさわしいものと言えましょう。

by 伊閣蝶 (2011-05-13 00:13) 

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