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メスティン [山登り]

梅雨の走りなのでしょうか、雨の鬱陶しい日が続いています。
それでも、家にこもりきりではますます気持ちが滅入りますので、小止み時を狙ってウォーキングに出かけたり、出られないときは踏み台昇降をしつつ、ラジオ体操や筋トレに取り組んでいるところです。

ところで、近頃様々な場面で「メスティン」が取り上げられるようになりました。
おしゃれっぽい名前ですが、要するに「飯盒」なのであり、その意味からすれば19世紀の後半から野戦時の炊飯用具として用いられてきていたもの。
古くからの山屋は結構お世話になっているのではないでしょうか。
その後、山用の調理器具としては機能的なコッフェルなどが主流となり、単独行の場合はメタクッカーなどへと発展していきます。

それがここにきて、メスティンとして改めて見直され山だけではなく簡易な弁当とか携行食調理などアウトドア以外でも用いられるようになり、レシピ本などもかなり出されている模様です。

昨日、近所のダイソーに寄ってみたら、なんと500円(税込み550円)で販売されていたので、試しに購入してきました。
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一合炊きなので少し小さめですが、値段の割には縁のバリはきちんと処理されており、アルマイト処理もなされておりました。
コスパはかなり高いと思います。

試しにスパゲッティを作ってみることにしました。
山での使用を考え、山用のガスコンロを使います。
水180ml程度に食塩を加え、沸騰したら、半分に折ったスパゲッティ75gを投入。
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吹きこぼれないように火加減を調整します。
ガスコンロはこの点で非常に便利ですね。

お湯がなくなるくらいまで茹でます。
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頃合いを見計らって、具を投入。
今回は、パプリカとぶなしめじとベーコンを予めオリーブオイルで炒めたものとツナ缶を混ぜ合わせました。
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実に簡単です。

調味料は塩と胡椒で味を調えるくらいで、スパゲッティや具などから出汁は十分に出ますから、この点も手軽ですね。

75gのスパゲッティでも一人前なら十分な量であり、いつか山行の折に使ってみようと思っております。

「火力調整いらずの半自動炊飯」などと箱には書かれておりましたが、そもそも炊飯などは鍋などでも問題なく対応可能です。
私は小学校4年生のころから釜でご飯を炊いてきましたから、今でも鍋などでご飯を炊くのはお手の物。
むしろ、電気炊飯器などで炊くよりも鍋で炊いたほうが美味いくらいです。
メスティンブームによって、電気釜がなくてもご飯が簡単に炊けることが一般に広がっていくとすれば、それはそれで非常にいい傾向だと思いますね。

ちょっと唐突に思い出しましたが、40年くらい前の固形燃料は、使用時にホルマリンガスが出たりして、臭いうえに目が痛くなったりしました。
その後、品質改良されてずいぶん使いやすくなり、メタクッカーなどの使用も積極的に行おうという気になりました。コンロなどに比べて軽量化が図れますから。
固形燃料を使って調理するという動きも、メスティンブームを機に盛り返すこととなるのかもしれませんね。

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