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りぶらの逸品「世界に一つだけの酒器HITOHADA」 [日記]

久方ぶりに本格的な梅雨空となっています。
週末に雨がちとなることが多く、週末に洗濯や掃除やアイロンがけをしなければならない私のような単身者には困ったお天気ですね。
それでもこの時期に雨が降るのは日本古来の習わしですし、それがあってこそ、お米をはじめとする作物の生育ももたらされるわけですから、徒に怨嗟の声をあげても詮無いことでしょう。

またまた更新が滞ってしまいました。

書きたい・取り上げたい話題はたくさんあるのですが、そうした題材を読むに堪えうるテキストにするための気力がなかなか湧いてきません。
一人取り残されてから、何と言いましょうか、きちんと論理的に思考を進めていくことが億劫になったようにも思います。

音楽CDのことで云えば、ゲルト・シャラーによるブルックナーの交響曲第9番補筆完全版(シャラー自身の手による校訂完成版)に大変心を打たれたのですが、それをきちんとテキストにまとめる目途が今のところ立っておらず、そのままになっている状況、などです。

こういう作業は、やはり気持ちが前を向いていないと難しいものなのでしょうね。
現状ではもう少し時間がかかりそうですが、何とか近々まとめてみたいと思っております。

そんな中で今回更新をしたのは、どうしても皆様に知って頂きたい品があって、それを紹介したいという想いにかられたからです。

りぶら-世界に一つだけの酒器HITOHADA-

極めて高度なアルミニウムの鍛造技術を持つ職人が、製品一つ一つを丹念に仕上げて、顧客のもとに届ける「人肌」。
蜂の巣に触発されたという正六角形の酒器の底には、製品個別に固有の木の葉の葉脈が彫り込まれており、正に「この世においてただ一つの酒器」となっているのです。

この製品を産み出しているのは、私の小学校からの友人です。

先日、彼が上京した折に、久しぶりに一献を傾けたのですが、その折にこの人肌と出会い(友人が試作品を持参してきた)、その器から頂くお酒の味わい深さに驚倒しました。
早速、人肌 「輝」KAGAYAKI 色:シルバー・ゴールド 2個セットを注文し、それが届いたところです。
なんと、着物の生地を使った敷物を特別につけてもらいました。
kagayaki01.jpg
こうして飾っておくだけでも、思わず顔がほころんでくる見事な出来栄えです。

一つ一つに固有に刻まれた葉の葉脈はこのように浮き出ています。
kgayaki02.jpg

因みに、人肌の製造に関する次のような動画がアップされています。

http://www.venusnet-chino.jp/video/maestro/auvo5k00000017h2.html

人肌を世に送り出した匠の想いと情熱がひしひしと伝わってきますね。

価格について、一番安価な「輝」でも6,400円ということで、あるいは高価だという印象を持たれる方もおられると思います。

しかし、例えば切子のぐい飲みだとか漆の盃などをみてみれば、手間をかけて作られた良品は万単位の値段がつけられています。

この人肌が、先の動画でもお分かりの通り、アルミニウムの丹念な鍛造と研磨により一つ一つ入魂の手作業を経て仕上げられていることを鑑みれば、私はむしろ「よくぞこの値段で提供できるものだ」と感嘆してしまいます。
型に流し込んでポンポンと流れ作業的に作られている雑多な金属製品とは、まさしく一線を明確に劃する逸品といえましょう。

このような、純粋な想いのこもった酒器を通し、同じく想いを込めて醸造した清酒を飲む幸せ。
それを今、しみじみと味わっているところです。
アルミニウムですから、本来無味無臭のはずなのに、この器にお酒を注いで頂くと、何とも言えない爽やかなお酒の甘味と旨味が感ぜられました。
お酒を飲む楽しみがまた増えそうです。

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