桜の花と人生の転機 [日記]
今年の桜は例年よりも少し早く満開を迎えました。
日比谷公園でも盛りを迎えております。
昼休みに、いつもの通り散歩に出かけたら、思いのほかたくさんの方々がお花見を楽しんでおられました。
テレビなどで、花見のことを盛んに取り上げていましたけれども、このような人出に接してみると、なるほどと納得です。
キット夜桜見物も盛り上がっているのでしょうね。
また、ヤマブキの花も咲いていました。
春も爛漫といったところでしょうか。
ところで、今回はちょっと意味深な標題をつけています。
私こと、この３月３１日付をもって、４０年間勤めてきた職場を退職しました。
昨年、津から戻ってきて、いわゆる「役職定年」となっていましたから、近々にこういう日が来ることを覚悟はしていましたが、６０歳まではまだ２年あるので、高を括っていたわけです。
しかし、定年を迎えた後で仕事を探すことは、この就職難のご時世、極めて困難であることを強く実感するに及び、こうした選択をするに至りました。
たとえ２年であっても、ある程度能動的に職探しをしていることをアピールすることによって、その真剣度合いを再就職先にも分かってもらいたいという淡い期待もあってのことです。
そんな事情もあって、1月の末から再就職先を地道に探し、退職と同時に採用試験を受けました。
この年になって、教養試験・適性検査・論文試験を受け、さらに面接試験を二回受けることになり、かなり面食らったものです。
教養試験。国語は漢字の穴埋めや四字熟語をきちんと漢字で書く、社会は例えば「推古天皇の時の摂政は誰か」とか「室町幕府を開いたのは誰か」といった程度の楽勝問題で、なーんだ簡単じゃねえかなどと甘く見ていたのですが、数学では因数定理、物理では加速度や電気工学、地理では鉱物などの産出国を答えるといった問題が出、極めつけの英語は英文の文章を読ませて英文の問いに答えるといったもの。
こんな試験は、それこそ学生のとき以来ですから、さすがにあたふたです。
脳みそに大量の汗をかきつつ、なんとか答を書きましたが、すっかり落ち込んでしまいました。
一次試験は受からないだろうなと覚悟をしていたのですが、どうやら論文試験が評価されたようで、何とか無事に突破。面接にまでこぎ着けることが出来たのでした。
４０年の勤務。
高校を卒業してすぐに就職したわけですから、成年も職場で迎え、仕事のみならず私事に渡っても様々な経験をさせてもらいました。
そんな職場を去ることになるわけで、さすがに胸に迫るものがあります。
職場の仲間から盛大に送別会を開いてもらい、立派な花束などももらって、やっと職場を去るということの重大な意味を実感したところです。
新しい職場の方は、仮に合格となれば正式な就業時期についての連絡が来る予定です。
気持を切り替えて結果を待ちたいと思います。
日比谷公園でも盛りを迎えております。
昼休みに、いつもの通り散歩に出かけたら、思いのほかたくさんの方々がお花見を楽しんでおられました。
テレビなどで、花見のことを盛んに取り上げていましたけれども、このような人出に接してみると、なるほどと納得です。
キット夜桜見物も盛り上がっているのでしょうね。
また、ヤマブキの花も咲いていました。
春も爛漫といったところでしょうか。
ところで、今回はちょっと意味深な標題をつけています。
私こと、この３月３１日付をもって、４０年間勤めてきた職場を退職しました。
昨年、津から戻ってきて、いわゆる「役職定年」となっていましたから、近々にこういう日が来ることを覚悟はしていましたが、６０歳まではまだ２年あるので、高を括っていたわけです。
しかし、定年を迎えた後で仕事を探すことは、この就職難のご時世、極めて困難であることを強く実感するに及び、こうした選択をするに至りました。
たとえ２年であっても、ある程度能動的に職探しをしていることをアピールすることによって、その真剣度合いを再就職先にも分かってもらいたいという淡い期待もあってのことです。
そんな事情もあって、1月の末から再就職先を地道に探し、退職と同時に採用試験を受けました。
この年になって、教養試験・適性検査・論文試験を受け、さらに面接試験を二回受けることになり、かなり面食らったものです。
教養試験。国語は漢字の穴埋めや四字熟語をきちんと漢字で書く、社会は例えば「推古天皇の時の摂政は誰か」とか「室町幕府を開いたのは誰か」といった程度の楽勝問題で、なーんだ簡単じゃねえかなどと甘く見ていたのですが、数学では因数定理、物理では加速度や電気工学、地理では鉱物などの産出国を答えるといった問題が出、極めつけの英語は英文の文章を読ませて英文の問いに答えるといったもの。
こんな試験は、それこそ学生のとき以来ですから、さすがにあたふたです。
脳みそに大量の汗をかきつつ、なんとか答を書きましたが、すっかり落ち込んでしまいました。
一次試験は受からないだろうなと覚悟をしていたのですが、どうやら論文試験が評価されたようで、何とか無事に突破。面接にまでこぎ着けることが出来たのでした。
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高校を卒業してすぐに就職したわけですから、成年も職場で迎え、仕事のみならず私事に渡っても様々な経験をさせてもらいました。
そんな職場を去ることになるわけで、さすがに胸に迫るものがあります。
職場の仲間から盛大に送別会を開いてもらい、立派な花束などももらって、やっと職場を去るということの重大な意味を実感したところです。
新しい職場の方は、仮に合格となれば正式な就業時期についての連絡が来る予定です。
気持を切り替えて結果を待ちたいと思います。
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言葉が見つからないのです。
第二の人生が伊閣蝶さんにとって、幸運となりますよう。
by fusen (2015-04-03 06:29)
セカンドライフ。
スローでいきましょう。
by 夏炉冬扇 (2015-04-03 08:18)
新しい職場では英語が必要なのでしょうか？
もし英語で困ったら、ご相談くださいね。
新しき船出に幸多からん事を願って。
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ヤマト高校♪合唱部◆わがﾏｲﾙｽﾄｰﾝ～涙を越えて～ 05/19
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を掲示し続けて頂いている感謝も込めて。
お蔭様で、こんなに元気になれました。
by Hirosuke (2015-04-03 10:28)
fusenさん、おはようございます。
ご無沙汰致しております。
人生には「岐路」があると言いますが、それを実感しました。
とにかく頑張ってみたいと思います。
by 伊閣蝶 (2015-04-04 08:40)
夏炉冬扇さん、おはようございます。
はい、スローペースでいきたいと思います。
by 伊閣蝶 (2015-04-04 08:41)
Hirosukeさん、おはようございます。
関係者に外人が多そうなので、やはり英語は必要になりそうです。
お声がけ、本当に嬉しく存じます。よろしくお願い申し上げます。
ブログの記事、いつも楽しく拝見し、元気のもとを頂戴しています。
「椿姫」は、私のとりわけ大好きなオペラの一つですし、ボイストレーニングの記事なども、自分の経験についつい重ねてしまいます。
今後ともよろしくお願い致します。
by 伊閣蝶 (2015-04-04 08:46)
58歳にして再就職の道を選ぶとは言葉もありません。
私を含め多くの方は、定年後は再雇用を選択すると思っていました。
上昇志向でチャレンジ精神あふれる伊閣蝶さんに敬服です。
by tochimochi (2015-04-04 21:25)
tochimochiさん、こんにちは。
やりのこしたこともあるので再雇用も考えてみたのですが、後輩がやりにくいかもしれないし、私もどういう立ち位置にいればいいのか、ちょっと想像できないこともあり、チャレンジしてみました。
幸いにして合格することが出来ましたが、どのような未来が待っているのか、期待よりも正直不安の方が大きいというのが実感です。
でも、頑張ってみようと思います。
by 伊閣蝶 (2015-04-05 13:42)
大いなる一歩を踏み出された伊閣蝶さんの勇気と決断に拍手！
伊閣蝶さんを落とす企業があったら、その企業は人を見る目が無いと思います。
絶対に大丈夫！
頑張ってください！
by 九子 (2015-04-15 22:03)
九子さん、こんばんは。
温かな励ましのコメント、ありがとうございます。
どのような未来が待っているのか分かりませんが、精一杯頑張りたいと思います。
by 伊閣蝶 (2015-04-15 23:18)