高山と新穂高ロープウェイ [山登り]
五月晴れの良い天気が続いています。
こんな陽気ですと、洗濯や布団干しも気持がよく、本当に嬉しくなりますね。
職場の同僚と飛騨高山方面に出かけてきました。
同僚は岐阜県の出身で、この方面に大変詳しく、以前から誘われていたのでした。
今の時期ですと天候も安定しておりますし、新穂高の残雪も期待できることでしょう。
高山は、その落ち着いた街並が大変魅力的で、外国人観光客にも人気が高いようです。
なんとスズランの花が咲いていました。
高山といえば、やはり櫻山八幡宮。
豪華な屋台が街中を曳き回される高山祭は、この八幡宮の例大祭です。
境内にある「高山祭屋台会館」には、そのいくつかが展示されています。
いずれも大変豪華なもので、さすがに左甚五郎を生んだ飛騨の匠の技だなと感心させられますが、布袋台と呼ばれる屋台のからくり人形は驚くべき出来映えでした。
布袋様の肩に乗っている唐子は、右側にあるハシゴを手足で伝いながら移動してきて、最後に布袋様の肩に乗るという、正しく「放れ技(離れ技)」を見せてくれるのです。
そういえば街中にも「からくり人形」を展示しているお店がたくさんあり、この方面の技術も極めて卓抜したものなのでしょう。
隣接している櫻山日光館には、1/10スケールで再現された日光東照宮の模型が展示されています。
「越中の左甚五郎」「大正時代の左甚五郎」とも称された仏師の長谷川喜十郎を中心とした33名の職人の手によって15年の歳月をかけて作られたものだそうです。
写真の写りがあまり良くないので忸怩たるものがありますが、実物の素晴らしさは正に筆舌に尽くしがたいものがあります。
米国ハワイ州のホノルル市に展示された際の祝詞も残されていて、この大作・労作が米国内を長きに渡って旅をしていたときのことを彷彿とさせられました。
高山市街古い街並は、安川通りを挟んで上下に分かれています。
その下一之町にこんな標識がありました。
「ひとがやさしいまち」と平仮名で書いてあったので、一目見ただけではぱっと読むことが出来ませんでした。
それにしても「しもいちどうり」は如何なものかなと思います。
「下一通」のことでしょうから、いうまでもなく「しもいちどおり」であるはずで、わかっていてこのような表記にしてあるのか、それとも気付かなかったのか。
大変懐かしい「昭和館」もありました。
ところで、高山は美味しい清酒の産地でもあります。
軒先に杉玉の下がっているお店では地酒を扱っており、試飲もできます。
試飲は無料と有料とあり、こちらの看板の久壽玉は有料でした。
辛口で大変美味しく、結局、純米酒の一升瓶と大吟醸の四合瓶を買ってしまいました。
翌日は新穂高ロープウェイに出かけました。
駐車場からは白銀の笠が岳が望めます。
終着の西穂高口駅には展望台があり、素晴らしい展望が広がります。
大喰岳の左肩から槍ヶ岳の穂が見えます。
これは笠が岳と抜戸岳。
これは錫杖岳です。
焼岳もものすごいボリュームで迫ってきます。
私も同僚も、靴は普通の運動靴でしたが、せっかくなので千石園地に出て雪道を歩きました。
しばらく行くと、槍ヶ岳や笠が岳を開山した播隆上人の座像があります。
そこから、西穂山荘への道を進んでいきました。
楽しい雪上ハイクです。
五月の雪道ですからアイスバーンもなく、運動靴でも大丈夫。
同僚はスキーのスペシャリストで、下り坂などはピッケルなしのグリセードでぐんぐん下っていきました。
樹林の切れた展望ポイントで缶ビールを飲んで小休止。西穂高がきれいに見えていました。
双六岳や樅沢岳など、西鎌尾根の山々も純白に輝いています。
帰途、高山で高山ラーメンを食べ、鉄分と炭酸が含有したひめしゃがの湯に入浴。
お湯につけているタオルが茶色になるほどの温泉で、しかも飲料にも適しているようです。
試しに飲んでみましたが、塩辛くて鉄分の匂いのする、ちょっと不思議な味です。
二日間という短い行程でしたが、お天気にも恵まれ雪上ハイクまで楽しめました。
どうも気持に余裕がなくなるような日々が続いていましたので、大変良い気分転換となり、これでまた頑張れそうな気がしています。
こんな陽気ですと、洗濯や布団干しも気持がよく、本当に嬉しくなりますね。
職場の同僚と飛騨高山方面に出かけてきました。
同僚は岐阜県の出身で、この方面に大変詳しく、以前から誘われていたのでした。
今の時期ですと天候も安定しておりますし、新穂高の残雪も期待できることでしょう。
高山は、その落ち着いた街並が大変魅力的で、外国人観光客にも人気が高いようです。
なんとスズランの花が咲いていました。
高山といえば、やはり櫻山八幡宮。
豪華な屋台が街中を曳き回される高山祭は、この八幡宮の例大祭です。
境内にある「高山祭屋台会館」には、そのいくつかが展示されています。
いずれも大変豪華なもので、さすがに左甚五郎を生んだ飛騨の匠の技だなと感心させられますが、布袋台と呼ばれる屋台のからくり人形は驚くべき出来映えでした。
布袋様の肩に乗っている唐子は、右側にあるハシゴを手足で伝いながら移動してきて、最後に布袋様の肩に乗るという、正しく「放れ技(離れ技)」を見せてくれるのです。
そういえば街中にも「からくり人形」を展示しているお店がたくさんあり、この方面の技術も極めて卓抜したものなのでしょう。
隣接している櫻山日光館には、1/10スケールで再現された日光東照宮の模型が展示されています。
「越中の左甚五郎」「大正時代の左甚五郎」とも称された仏師の長谷川喜十郎を中心とした33名の職人の手によって15年の歳月をかけて作られたものだそうです。
写真の写りがあまり良くないので忸怩たるものがありますが、実物の素晴らしさは正に筆舌に尽くしがたいものがあります。
米国ハワイ州のホノルル市に展示された際の祝詞も残されていて、この大作・労作が米国内を長きに渡って旅をしていたときのことを彷彿とさせられました。
高山市街古い街並は、安川通りを挟んで上下に分かれています。
その下一之町にこんな標識がありました。
「ひとがやさしいまち」と平仮名で書いてあったので、一目見ただけではぱっと読むことが出来ませんでした。
それにしても「しもいちどうり」は如何なものかなと思います。
「下一通」のことでしょうから、いうまでもなく「しもいちどおり」であるはずで、わかっていてこのような表記にしてあるのか、それとも気付かなかったのか。
大変懐かしい「昭和館」もありました。
ところで、高山は美味しい清酒の産地でもあります。
軒先に杉玉の下がっているお店では地酒を扱っており、試飲もできます。
試飲は無料と有料とあり、こちらの看板の久壽玉は有料でした。
辛口で大変美味しく、結局、純米酒の一升瓶と大吟醸の四合瓶を買ってしまいました。
翌日は新穂高ロープウェイに出かけました。
駐車場からは白銀の笠が岳が望めます。
終着の西穂高口駅には展望台があり、素晴らしい展望が広がります。
大喰岳の左肩から槍ヶ岳の穂が見えます。
これは笠が岳と抜戸岳。
これは錫杖岳です。
焼岳もものすごいボリュームで迫ってきます。
私も同僚も、靴は普通の運動靴でしたが、せっかくなので千石園地に出て雪道を歩きました。
しばらく行くと、槍ヶ岳や笠が岳を開山した播隆上人の座像があります。
そこから、西穂山荘への道を進んでいきました。
楽しい雪上ハイクです。
五月の雪道ですからアイスバーンもなく、運動靴でも大丈夫。
同僚はスキーのスペシャリストで、下り坂などはピッケルなしのグリセードでぐんぐん下っていきました。
樹林の切れた展望ポイントで缶ビールを飲んで小休止。西穂高がきれいに見えていました。
双六岳や樅沢岳など、西鎌尾根の山々も純白に輝いています。
帰途、高山で高山ラーメンを食べ、鉄分と炭酸が含有したひめしゃがの湯に入浴。
お湯につけているタオルが茶色になるほどの温泉で、しかも飲料にも適しているようです。
試しに飲んでみましたが、塩辛くて鉄分の匂いのする、ちょっと不思議な味です。
二日間という短い行程でしたが、お天気にも恵まれ雪上ハイクまで楽しめました。
どうも気持に余裕がなくなるような日々が続いていましたので、大変良い気分転換となり、これでまた頑張れそうな気がしています。
高山は、学生時代から何度か訪れています。
数年前のちょうどこれくらいの時期に家族でも出かけました。
スズランの白い花が可憐でとても可愛いですね。
このからくり人形は一度も見たことがありませんが、間近で見てみたいです。
雪山は、これがこのシーズンの最後でしょうか。
お天気にも恵まれ、リフレッシュされたようで何よりです。
by hirochiki (2014-05-12 05:41)
お早うございます。
昭和館、湯布院にもありました。
こちら今朝は雨です。
by 夏炉冬扇 (2014-05-12 06:47)
高山は私も昨年落ち着いた街並みを歩き回りました。
高山祭屋台会館は外から眺めただけでしたが、やはり中に入ってみればよかったですね。
高山からも穂高は眺められましたが、やはり西穂からは迫力がありますね。
さらに運動靴でグリセードとはさすがです。
by tochimochi (2014-05-12 22:29)
hirochikiさん、おはようございます。
私は初めての高山詣ででしたので、大変新鮮な感動を覚えました。
私の実家からもそれほど離れていないので、是非とも再訪をしたいと思っています。
きっとリピーターも多いことでしょう。
布袋台のからくり人形は見物でした。
雪山は、恐らく今が一番登りやすい頃だと思います。雪はまだもう少し残りますが。
お天気に恵まれ、気分も一新、頑張ろうと気合いが入りました。
by 伊閣蝶 (2014-05-13 07:31)
夏炉冬扇さん、おはようございます。
湯布院の昭和館、私も出かけました。
こちらは昨日は雨でしたが、どうやら今日は晴れそうです。
by 伊閣蝶 (2014-05-13 07:32)
tochimochiさん、おはようございます。
屋台会館、入場料は820円と高めですが、日光館も併せてみられますので、それだけの価値はあるのかもしれません。
運動靴でのグリセード、さすがに雪になれています。
by 伊閣蝶 (2014-05-13 07:35)