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堀坂山(757.2m)と観音岳(605.4m)に登ってきました。 [山登り]

ここ数日で、随分暖かくなりました。
もう湯たんぽも要らなくなり、食器洗いもあまり辛くなくなり、助かっています。
しかし、この時期のお約束事。
杉花粉が盛大に飛んでいます(>_<)
いつものことながら、目玉を取り出して洗い、鼻の穴にずっと脱脂綿を詰めていたい、と切に願ってしまいました。

今日は、快晴!
しかし、花粉はもとより黄砂まで飛んでくるとのことで、屋外で激しい運動をするのは控えた方が良いとの予報です。
でも、明日はどうやら崩れる予報で、そう思うといてもたってもいられなくなりました。
ということで、意を決して(とは大げさですが)久しぶりに山登りをしてきました。

行き先は、前から考えていた堀坂山(ほっさかさん)と観音岳に登ってきました。
堀坂山は、以前にも書きましたが、白猪山、局ヶ岳と並ぶ、「伊勢三山」の一つです。
古くからの信仰の山だとのこと。

5時30分に起き、朝飯を食べて6時30分に家を出ました。
県道24号線と58号線を走り、松阪I.C.の1kmくらい先から県道45号線を松阪森林公園まで走ります。
森林公園の空き地に車を止め、県道45号線を少し登って右岸の林道に入ります。
こんな目立たない指導標がありました(下の画像をクリックして、拡大してみてください)。
hossaka20.jpg

しばらく林道を登っていくと、こんな指導標がありました。
hossaka02.jpg

そこからしばらくで、堀坂山への支稜登山道となります。「雲母コース」と呼ばれているようです。
hossaka03.jpg

ガイドブックの記述によりますと、この支稜はかなりの急坂で「三点確保を守って慎重に登ろう」となっておりますから、気を引き締めて向かいます。
こんな感じの道でした。
hossaka04.jpg
確かに急登ではありますが、「三点確保を守れ」とは大げさな、というのが正直な感想です。
もちろん、山登りにおいて「三点確保」は重要な技術ですが、この言葉を聞いて岩登りを想像されてしまう方もおられると思いますので。

さて、主稜に達すると、緩やかな尾根道となります。
hossaka05.jpg

あちこちから聴こえてくる鶯の鳴き声に春の息吹を感じながら、いくつもの嶺を越えていくと、堀坂山の雌岳に到着。
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祠がありました。観音様が祀られています。
登山口からここまで、ちょうど1時間。
そこから10分くらい登って、待望の堀坂山に到着です。
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堀坂山の山頂は、ベンチや山座同定標もある小広い大地でした。
展望も優れています。
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社務所のような構造物がありましたので、そちらに回り込んで覗いてみると、中は意外に広く、場合によってはビバークも出来そうな小屋でした。
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15分ほど休んで、堀坂峠に向けて下ります。
山頂直下に仏像が安置されていました。
hossaka12.jpg
これは勢至菩薩様なのでしょうか。

急坂を堀坂峠まで下ります。
20分ほどで堀坂峠に到着しました。
hossaka13.jpg
堀坂峠は県道45号が通っており、ここの駐車場から堀坂山に往復すれば楽勝です。
hossaka14.jpg
事実、こちらから登られる人がほとんどのようで、雲母コースでは誰一人として登山者に会うこともなかったのに、堀坂峠への下降路では5人の登山者に出会いました。

さて、気持を入れ替えて、ここから観音岳に登ります。
堀坂峠から堀坂山までの登山道に比べ、登る人は少ないようで、落ち葉を踏みしめながら静かな縦走路を辿りました。
こちらもたくさんの嶺を越えていくのでアップダウンが厳しいのですが、30分ほど歩いていくと、三角点のある眺望の利く台地に到着します。
hossaka16.jpg
ここが観音岳山頂のようですね。
ここからの堀坂山の大きな山容が感動的です。
hossaka15.jpg
それにしても、何にもない山頂でした(^^;

しばらく行くと三叉路となり、左に白米城、右に森林公園への指導標が現れます。
振り返り見る堀坂山が見事でした。
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急坂を下っていくと、創造の森への分岐点があり、そちらに降りてみました。
25分ほどで舗装道路に出て、そこには四阿もあります。
hossaka18.jpg

ここで私は森林公園に下っていく道を間違え、何と県道45号線方面に出る舗装道路を下ってしまいました。
県道45号線を延々と下ることになり、がっかりしましたが、途中で可愛いスミレの花に出会って、ちょっと嬉しい気分。
hossaka19.jpg

10時30分には森林公園の停車場所に戻り、そこから自宅に戻りましたので、11時45分には帰宅することが出来ました。

このコース、ガイドブックでは5時間という所要時間になっていましたが、途中あまり休憩を取らなかったこともあり、3時間15分で回って来れましたので、まずまずというところでしょう。
実は、昨晩から腰が痛くて湿布を貼っての登山だったのですが、歩いている間は幸いなことに痛みも出ませんでした。
山の中では花粉症の症状もそれほど酷く出ないので、これも助かりました。
むしろ、家に帰ってからの方が花粉症の症状がきつく出てしまい、鼻水とくしゃみと目のかゆみが止まりません。
やっぱり山に登っている時が一番ご機嫌なんだなと、変に自分で納得した次第です。
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Cecilia

至福の時間を過ごされたようで何よりです。
地味に楽しみたい方向けの山かな、という感じですね。
鶯の鳴き声、菫の花・・・私もうれしくなってしまいました。
by Cecilia (2013-03-09 19:41) 

hirochiki

今日は、朝出かけるときに車を見たら黄砂の影響かかなり汚れていました。
私は、幸いにも花粉症を発症していないので助かりますが
花粉症のある方たちは、今年は特に大変なのではないでしょうか。
その後、首の痛みは良くなられましたか。
腰痛も出てしまわれたとのこと、きっとお仕事のお疲れですね。
くれぐれもお大事になさって下さい。
今日は、春の息吹を感じながら山登りを楽しまれたようで何よりです。
私も、すみれの花を拝見してほっこりとした気持ちになりました。
by hirochiki (2013-03-09 19:52) 

伊閣蝶

Ceciliaさん、こんにちは。
地味に楽しみたい山、仰る通りですね。
そんな山々が身近にたくさんあることがとりわけ嬉しく思っています。鶯の鳴き声、スミレ、モンキチョウやベニヒカゲなどが舞う春の風景を楽しんでくることが出来ました。
by 伊閣蝶 (2013-03-10 09:25) 

伊閣蝶

hirochikiさん、こんにちは。
こちらも黄砂の影響がかなり出ていて、車のフロントガラスの汚れが、ウォッシャー液とワイパーでは落ちないくらいでした。
今年の花粉は強烈ですね。昨年の夏が暑かったせいだと思いますが、実に厳しい。
首の痛みのこと、ご心配をおかけしすみません。
まだ違和感はありますが、取り敢えず動かすことにそれほどの支障はなくなりました。ただ、腰痛の方はちょっと困りますね。
しかし、山に登っている時は忘れているので現金なものですが。
スミレの花、私もほっこりしてしまいました。
春だなあとしみじみ実感したところです。
by 伊閣蝶 (2013-03-10 09:29) 

のら人

>やっぱり山に登っている時が一番ご機嫌なんだな
やはり、山ですね。 ^^
目玉を取り出して洗浄したい気持ちは良く分かります。
更にその目玉が、目玉のオヤジだったら楽しい人生になりそうです。(爆)
by のら人 (2013-03-10 11:27) 

伊閣蝶

のら人さん、こんにちは。
やっぱり山ですよ!\(^o^)/
痒くて取り出した目玉が目玉のオヤジだったら…。
これは想像するだけで楽しいことです(*^_^*)
その発想はありませんでしたね(^_^;)
by 伊閣蝶 (2013-03-10 13:36) 

tochimochi

今日はすごい黄砂でした。
昨日登られて何よりです ^^
>山に登っている時が一番ご機嫌なんだなと
山に入っているといろんな出会い、発見がありますね。
花粉症の症状も出ないとはまさにリフレッシュ効果でしょうか。


by tochimochi (2013-03-10 15:54) 

伊閣蝶

tochimochiさん、こんにちは。
そちらも相当な黄砂が降っているようですね。
こちらは先程少し雨も降りました。
そんなわけで、仰る通り、昨日登っておいて正解でした。

山に入っていると、いろんな出会いや発見がある、正に仰る通りです。
花粉症も首や腰の痛みもでないとは、結局のところ人は気の持ちようでどうとでもなるものなのだな、と改めて感心しているところです。
by 伊閣蝶 (2013-03-10 17:22) 

夏炉冬扇

今晩は。
今日の同窓会で登山趣味の方が隣に。
1年がかりで「嫁さん鍛えた」と話てくれました。
オツカレサマ。
by 夏炉冬扇 (2013-03-10 19:24) 

伊閣蝶

夏炉冬扇さん、こんばんは。
一年がかりで「嫁さん鍛えた」お話、これはすごいことですね。
私は途中で愛想を尽かされました。
by 伊閣蝶 (2013-03-10 23:17) 

ゆうくん

花粉症辛いですね、でも山に行きたい気持ち分かります。
これさえなければ、今の時期はとても楽しい山登りが出来るんだけどな~。


by ゆうくん (2013-03-12 01:16) 

伊閣蝶

ゆうくんさん、こんばんは。
花粉症、本当に辛いものです。
しかし、おかしなもので、山に登っているときにはさして気にならないのですね。
もしかすると気の持ちようの部分がかなり大きいのかもしれません。
by 伊閣蝶 (2013-03-12 21:51) 

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