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水仙の花が咲き始めました [日記]

今日は久しぶりに少し暖かな一日となりました。
昨日は、昼くらいから晴れてきたものの風が強く寒さもひとしおだったので、今日の温もりはありがたい限りです。
それでも、明日からまたまた天気は崩れ、寒さも戻ってくるとのことですから、気温の変化に体をついて行かせるのは大変なことだな感じますね。

それでもようやく水仙の花が津でも咲き始めたようです。
suisen0213.jpg
昨日の朝の小雨の中で、携帯電話のカメラで撮ったのでぶれてしまいました。
ちょっと無念です(^_^;

今日の暖かさで、ほかの蕾も花開くかなと、期待しているところです。

本日、6箱目の名刺を作りました。
昨年7月に津に来てから、既に500枚の名刺を使っていることになります。

久しぶりの営業職ということで、どうしても名刺の使用量は増えてしまいますが、半年でこんなに使うとは思ってもみませんでした。
尤も、第一線でご活躍の営業担当の方は到底こんなレベルではないと思いますし、そうした営業現場の一線で活躍しておられる営業マンが、より幅広く売り込むためにFaceBookのようなツールを積極的に使う方が効率的、ということもまた宜なるかなと感じています。

さて、名刺の追加作成をする折、何となく「これまでどのくらい使ってきたんだろう」などと考えてしまいました。
いうまでもなく、そんなことはわかろうはずもありません。
枚数はいうに及ばず、作った名刺の種類すらも不明というありさまです。

それでも、初めて名刺を作ったときのことは結構明瞭に覚えています。
就職してから3年目を迎えた20歳のときのことで、初めて対外的な折衝を任された折のことでありましたから。
経費にうるさい会社でしたので、名刺の印刷代は個人負担。値段はうろ覚えですが、100枚で1500円くらいしたのではないでしょうか。
成人したばかりの小僧の薄給ではかなり痛い出費でしたが、それでも自分の名刺を持てたことの感激は非常に大きく、嬉しくなって自分の両親などにも渡したことを思い出します。
その頃の名刺は結構分厚く、プラスチックのケースに入った物々しいものでした。
靴べらにも十分転用できるくらいの厚さです。(実際に靴べらに使用したこともあります。もちろん自分の名刺を、ですが。)
故に名刺入れには20枚くらいしか入らず、仕方がないのでスペアを封筒などに入れて持ち運んでおりましたね。

インクジェットプリンタが普及し始めたので、ケント紙などを使って自分で印刷をし節約に努めたりするうちに、やっと職場にも名刺印刷機が配備されるようになって、自腹での作成から解放された、というわけです。

名刺の渡し方や受け取り方の作法なども先輩から教わりました。
  • 渡す相手方の人数を確認し、その枚数分だけ名刺入れから抜き取って名刺入れの下に重ねて持つ。
  • 相手方から頂いた名刺は、名刺入れを枕にして両手で受け取り、名刺入れの蓋の下に順番を間違えないように重ねていく。
  • 着席した折に、それを順番に自分の前に並べていって、相対した相手方ときちんと照合させるように置く。

などといったことどもです。
名刺入れから一枚だけ名刺を抜き出すのは、特に昨今の薄い名刺ですとかなり難しいので予めまとめて抜き出しておく、というのはかなり実用的なのではないでしょうか。

などと思いにふけっていますが、考えてみれば仕事の上で名刺を使うのもあと数年のこととなりましょうか。
数多くの名刺交換ができている今の状況は、まだ現役ということになるわけですから、その意味では大いに感謝すべきことなのかもしれませんね。

ところで、岩波ホール総支配人の高野悦子さんが亡くなりました
「エキプ・ド・シネマ」運動によって日本に紹介された映画を、それこそ毎回のように観に出かけていた若い頃の思い出を持つ私にとって、これは一つの時代の終焉のような寂寞感を感じさせる出来事でした。
享年83歳とのことですから、これも一つの運命として受け入れるべきことなのでしょうが。
これらの映画について、さまざまな感想はあるものと思いますが、少なくとも私は、岩波ホールで観た映画に外れは一つもありませんでした。
サタジット・レイ、テオ・アンゲロプロス、イングマル・ベルイマン、アンジェイ・ワイダ、陳凱歌などなど、ここでの公開をきっかけに日本でもメジャーになった海外の映画監督はもちろん、羽仁進、土本典昭、黒木和雄、小栗康平などの素晴らしい創造者も輩出した岩波ホール。
高野さんは亡くなりましたが、「エキプ・ド・シネマ」運動の火は今後も赤々と灯り続けますようにと、心より祈らずにはいられません。
心よりご冥福をお祈り申し上げます。

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コメント 10

hirochiki

水仙のお花は、可憐でとても可愛いですね。
私は、まだ今年は直には出会えておりません。
営業のお仕事本当にご苦労様です。
営業職は、私の主人も若かりし頃に経験しましたが
話を聞いているだけでもとても大変そうでした。
私は、相手の方から名刺をいただく時には、今でもちょっと緊張して手が震えてしまいます。

by hirochiki (2013-02-15 05:35) 

tochimochi

2月に入ると寒暖の差が激しくなりますね。
春は着実に近づいているという事でしょう。
私も入社したてから名刺を持たされましたが、交換の作法は教わったことがなく、相手方の作法を真似しておりました。
昨年から職種が変わって顧客を訪問する機会が多くなり、名刺の使用も増えています。
改めて勉強になりました。

by tochimochi (2013-02-15 06:50) 

Cecilia

水仙と言えば、「7つの水仙」という曲がお気に入りです。
私は高校で音楽を選択しませんでしたが、姉の音楽の教科書に載っていて知りました。(日本語)たまにカラオケで(英語)歌います。
伊閣蝶さん世代の方には馴染みがある曲なのでしょうか?

名刺と言えば大学を卒業して就職した学校で作ってもらいましたが、営業すると言っても担当中学にお願いに行く時くらいしか使わず、ほとんど使わないうちに退職してしまいました。
その後利用していた通販会社のサービスで無料でおしゃれな名刺を作ってもらえましたが、これもほとんど活用しないまま終わりました。
最近名刺が必要な事情があり、一昨年知人がパソコンで作成してくれ、プリンターで10枚程度印刷してくれました。でもプリンターの印刷だと濡れると悲惨なことになりますよね。
最近、娘が学校の授業で名刺作りをしました。自分のものを作る学生がほとんどだったようですが、私の名刺を作ってくれました。
おおまかにはグランドピアノの形と鍵盤をデザインしたものですが、一番凝った部分は楽譜を入れたというところです。楽譜としてはおかしいデザインが巷に出回っていますが、音楽関係者の多くが見ることを想定し、ちゃんとした楽譜を取り込んで入れてもらいました。もっと技術と知識がある人なら自分で五線譜・音符を入れるのかもしれませんが、その余裕はなかったのでスキャナで取り込んで・・・ということにしました。しかし楽譜を渡したのに本人が学校に持っていくのを忘れ、メールのやり取りで同じ曲の楽譜があるサイトを教え(私がスキャナを使ったことがないので)、何とかうまくいきました。ちなみに楽譜は「魔笛」のパパゲーノのアリア「恋人か女房が」です。
印刷は印刷会社に頼みましたが、これも授業の一環なのでお金はそこから出ています。印刷するとPC画面で見る色と変わってしまうこともあるようで、そのへんの微調整に関する指導もあったようです。
100枚以上ありますので有効に使わせてもらおうと思っています。
by Cecilia (2013-02-15 09:05) 

夏炉冬扇

こんにちは。
高野悦子さんの訃報見ました。ポリシーのある方ですね。

名刺、無縁になったと思っていましたが「ふるさとづくり」でまた作って渡してますよ。
by 夏炉冬扇 (2013-02-15 18:12) 

のら人

名刺の作法ですか。
懐かしいです。 ^^;
水仙が綺麗な季節ですね。春が待ち遠しいです。
by のら人 (2013-02-17 18:08) 

伊閣蝶

hirochikiさん、こんばんは。
水仙の花と梅の花に出会え、やっと春を感ぜられるようになりました。
ところでご主人も営業職をご担当なさっておられたとのこと。
大変だったことと存じます。
ところで名刺をいただくとき、私も最初の頃は緊張して手が震えてしまいました。
今はあまり感じなくなってしまいましたが、やはり緊張感は持ち続けるべきだなと改めて思っている次第です。
by 伊閣蝶 (2013-02-18 00:05) 

伊閣蝶

tochimochiさん、こんばんは。
三寒四温と申しますが、寒い方はともかく温かな方はほとんど出会いません。
今年はやはり異常な気がします。
でも、仰る通り、天気の変化が激しくなってくるのは春が近づいている証ですね。
ところで、tochimochiさんも顧客訪問で名刺をお使いになる機会が増えておられるとのこと。
大変なことと存じます。
名刺の作法、あまりきちんと守ってはいませんが、合理的、という意味では教えてもらったことに感謝している次第です。

by 伊閣蝶 (2013-02-18 00:06) 

伊閣蝶

Ceciliaさん、こんばんは。
ブラザースフォーの七つの水仙(Seven Daffodils)、大好きな歌で、私もカラオケで結構歌います。恥ずかしながら怪しげな英語で。
ブラザースフォーやPPMなどは、やはりなじみの深い曲が多くなりますね。

ところで名刺、お嬢様が学校で作って下さったとのこと。
楽譜をきちんとしたものにする、というところに感服しています。
学校の授業の一環でこうした取り組みをする、ということで、これもすばらしいことですね。
大学などの授業で、実生活に役立つものを取り上げるという姿勢は是非とも拡充して欲しいものです。
PCの画面と印刷時では色合いが異なってしまう、という現象は、特にwindowsでは顕著なので、それを念頭に入れてレタッチソフトをコントロールする必要があります(Macですとちょっとましですが)。
そういう点もきちんと教えてくれるというところもなかなかですね。

PCで作った名刺、仰る通り濡れると大変でした。
私も、山仲間用のものや音楽イベント関連のものは、現在もPCで作っていますが、扱いには注意をしています。

by 伊閣蝶 (2013-02-18 00:06) 

伊閣蝶

夏炉冬扇さん、こんばんは。
高野悦子さん、本当に残念なことでした。
信念を持って文化を伝える、ということの大切さも教えて下さった方でした。

ところで名刺、そのような使い方こそが本来のものではないかと存じます。

by 伊閣蝶 (2013-02-18 00:07) 

伊閣蝶

のら人さん、こんばんは。
名刺の作法、昔はちゃんと教えてもらったものですが、今はあまりやらないようですね。
私も押し付けにならない範囲でアドバイスをしたりしますが。
水仙や梅の花を見かけるようになり、いよいよ春も間近に感じられてきました。

by 伊閣蝶 (2013-02-18 00:08) 

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