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春岳沢を遡行してきました(久しぶりの沢登り) [山登り]

今日は大型連休前半の最終日。
残念ながら厚い雲が張り出してきています。
それでも、昨日・一昨日と久しぶりに良い天気でしたから、この三連休は気持よく過ごせた方も多かったのではないでしょうか。

後半の連休は会津に帰省する予定としているので、前半はちょっと骨休めということにして、昨日、久しぶりに沢登りに行ってきました。
行く先は、春が長けてきたので、東丹沢の蓑毛から大山に突き上げる金目川支流の春岳沢(はるたけざわ)に。
なんともいい加減な態度ですが、初夏のような陽気ということですし、盛夏になると藪も厳しくなると思われますので、妥当なところかな、と思います(^_^;)

流域の短い沢ですから遡行時間も余りかからないと思われたので、なんと山登りとしては反則に近い8時30分過ぎに自宅を出ました。
小田急線の秦野に着いたのは10時15分過ぎ。10時30分に蓑毛行きのバスに乗り、11時過ぎに蓑毛到着。
穏やかな天気に誘われてか、自転車のツーリングの人たちがたくさんいて、バスはそれを追い抜くわけにもいかず、ゆっくり走ります。
自転車も、そんな状況にありながら歩道に上がることなくきちんと車道を走っているので、まあ、速度は出せませんが、自転車もバスもなかなか見上げたものだと感じました。
蓑毛のバス停には、自転車やバイクの人たちでごった返しています。
この時刻ですから、山に登る人はほんのわずかで、蓑毛裏参道を右に分けると、ヤビツ峠に向かう登山道にほとんど登山者は見かけません。

11時10分に出発。

春岳沢を左に見ながらだらだら登っていくと、堰堤で春岳沢を横切り、「髭僧ノ滝」分岐の道標に到着。
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道標に導かれながら「髭僧ノ滝」方面に向かいます。
途中で山吹の花に出会いました。
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左に滝を巻き登る踏み跡を分け、右の斜面を降りて「髭僧ノ滝」の下に到着。11時55分。
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「髭僧ノ滝」は豊富な水を落としていました。

ここまでのアプローチはサンダルでしたので、ここで沢靴に履き替え、ハーネスやスリング、クイックドロー、下降器などの装備を身につけていると、若いカップルが滝見に登って来ました。
写真などを撮ったら降りるのだろうと思っていたら、女性の方はすぐに降りてきましたが、男性はまだ写真を撮ったり眺めたりしています。
邪魔をしても申し訳ないので、しばらく待っていましたが、カメラを下ろしたのを機に、ヘルメットを被りすみませんと挨拶をして登攀開始。
髭僧ノ滝は二段10mで、下段の左壁を登ります。水量が多いところが厳しいのですが、下段はホールドもスタンスも豊富で、出だしから7mくらいまでは快適に登れました。
ところが一段目の落ち口にあと一歩のところでホールドが乏しくなり、水流も厳しいため、確実に立ちこめるスタンスが確保できません。いくら気温は高めとはいえ、この時期の水はやはり冷たく、水流の中でホールドしている手の方も冷たさで痺れてきました。また、思った以上に水苔がついていてぬめっており細かいホールドで無理をすると滑ってしまいそうです。
ようやく落ち口近くに少し利くカチホールドを見つけ、這い上がりました。
しかし、上段の方がさらに水量が多い上、ぬめり具合も厳しく、左壁沿いに直登するのは危なさそうです。
高さは2m程度なのですが、ここで滑落すると、間違いなく一段目の下まで転落し、ただではすまないことでしょう。
やむを得ず、水流を跨いで右壁に移り側壁を強引に這い上がりました。
落ち口から覗く二段目の滝の様子です。
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くわばらくわばらですね(^^;

モミジ谷を左にわけると小滝が連続します。
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小滝とナメを楽しく越えていくと、5m程度の三条の滝に出合いました。harutake06.jpg
左壁を登りますが、相変わらずぬめっていてホールドも細かく水量も豊かなので、緊張しつつも楽しめました。

さらに小滝が続きますが、3〜4m程度の滝の連続で、濡れるのを厭わなければ水流沿いを楽しく登っていけます。
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因に今回は当然沢靴を履いています。
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久しぶりですが、結構フェルトのフリクションも利いています。
特にこのようなナメでは大変有効ですね。
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さらに小滝が連続します。
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いずれも楽しく越えていきますが、あまり人が入っていないせいか、水苔でぬめって滑りやすく、しかも倒木も邪魔をしていて結構煩わしく感ぜられました。
高さはいずれもせいぜい4m程度といったところですが、中には、ホールドに乏しくスタンスも水流に圧されて足をすくわれそうになるちょっと嫌らしい滝もあります。
まあ、仮に落ちても数mですから深刻な怪我をするようなことはないと思いますが、久しぶりの沢登りゆえ慎重に登りました。

しばらく行くと、2段8mくらいのちょっとねじれた滝に出合います。
右壁から取り付きましたが、二段目の倒木がうるさかった(^^;
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この滝を越えると、またもや連瀑帯です。
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連瀑帯の先に2段10mほどの傾斜の緩やかな滝がかかっていました。
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この辺りまでくると、多少水苔も洗い流されるようで、閃緑岩の美しい岩床が見られます。
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やがて、沢は広がってきて、枝沢が複雑に入り組んだ四俣のような地形の台地に出ました。
振り返る見る沢筋は春の若葉に満ちていて、輝くほどの美しさです。
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ここに「水源の森林 神奈川県」の標柱があり、試しに流れを掬って飲んだところ、ほんのり甘く冷たく美味しい水でした。
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スミレの花の群落があり、ウグイスやキビタキがさえずっている声が聞こえてきます。
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春岳沢の本流は左側に滝をかけていますが、この水源を横切る立派な仕事道があったので、これを右に辿ってみることにしました。
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沢靴から長靴に履き替えます。
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ところどころ崩壊している部分もありますが、仕事道ゆえはっきりした踏み跡であり、快適な道が続いていました。
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鹿の防護柵を二カ所越えると、大山表参道と裏参道との合流点に飛び出しました。
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良く手入れされた蓑毛裏参道をぶらぶらと下っていくと、左側に眺望が開けます。
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下社や日向薬師への分岐を過ぎたあたりで石像を見かけましたが、いずれも首がありません。
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恐らく廃仏毀釈の被害を受けたものでしょう。首のあたりに石が乗っている姿が何とも無惨です。

浅間山から高取山を越え善波峠に至る大山南尾根から右に蓑毛方面に降ります。
途中で何本かの林道を横断し、朝登ってきたヤビツ峠に向かう道に降りつきました。

八重桜がこちらでも満開です。
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シャガの花も咲いていました。
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蓑毛に着くと、折よく秦野駅往きのバスが停車中。
走って乗り込むとすぐに出発で、これは助かりました。
暖かな春の陽射しを浴びながら秦野駅に向かうと、そのまま相模大野行きの急行に乗り、16時過ぎには自宅に帰り着きました。

先日の市房山登山の一週間後ですが、そのおり筋肉痛はあったものの膝も足首も概ね快復している様子でしたので、久しぶりに沢登りに出かけてみたところです。
春岳沢は流域の短い沢ですし、技術的に難しいところはない上、アプローチも便利なので、前々から遡行してみたいと狙っていた沢でした。
思った通り、誠に快適な沢です。
イタツミ尾根までの詰め上がりをめざすのであれば最後に藪漕ぎを覚悟せねばなりませんが、水源林からの仕事道を使えば、楽勝で戻ってこられます。
参考までに、汚い手書きではありますが、私の書いた遡行図を掲載します。
harutakeroot.JPG
注意すべきは髭僧ノ滝の滝の登攀でしょう。
高さは10mくらいですが、水量豊かな立派な滝で、出だしが容易なので気軽に取り付くと、上部で行き詰まります。
途中にハーケンなどの支点はなかったと思いますので、カムを使うなどして安全を確保しつつ登った方が良いと思われます。
グレードは体感的にですが3級上というところでしょうか。
あまり岩になれていない方が登るのであれば、フリーソロで登ることの出来るベテランが同行して、きちんと確保しなければ危ないと考えます。
この滝さえ登れば、後は何とでもなりましょう。
私は全ての滝を登ろうと最初から考えてたので、パンツも含めてびしょぬれになりましたが、右岸には水源林に向かうためと思われる踏み跡がところどころ見られましたし、顕著なゴルジュもないので、膝より上を濡らしたくない向きは、小さく高巻きながら遡行することも可能だと思われます。
髭僧ノ滝の上から水源森林の標柱まではだいたい一時間くらいの遡行時間でしょうか。アプローチと下山も含め3時間30分くらいで、登山口である蓑毛まで戻って来れます。
東丹沢にあるこんなに便利な沢なのに、この日、沢筋では誰にも会いませんでした。まさにこの沢を独り占め、という気分です。
恐らく、昼前という、山登りとしては些か不謹慎な時間帯に入ったことが功を奏したのではないかと思われますが、先行者が存在していたような形跡もありませんでしたから、そもそも人がそれほど入っていないのではないかとも感じられました。
そうであるとするのなら、ちょっともったいない話ですね。
休日ともなるといつもかなり込み合う葛葉川本谷とか水無川や四十八瀬川流域の沢との明暗がくっきりです。
ご興味のある向きは一度登ってみられては如何でしょうか。

参考タイム(伊閣蝶単独)
蓑毛バス停11:10 → 髭僧ノ滝分岐11:45 → 髭僧ノ滝11:55 → 髭僧ノ滝上部12:15 →
二段8m滝12:55 → 水源森林の標柱13:20 → 大山参道14:05 → 蓑毛14:46
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Ganchan

ご訪問、nice! ありがとうございました
by Ganchan (2012-04-30 15:53) 

伊閣蝶

Ganchanさん、こんにちは。
こちらこそ、ご訪問、nice!それにコメントまで、誠にありがとうございました。

by 伊閣蝶 (2012-04-30 16:17) 

hirochiki

GW前半の二日間だけでも晴れてくれたので、助かりました。
でも、結局出かけてばかりで家のことができていなかったので
今日は家族が仕事と学校で不在のため、少しだけ家の掃除を済ませました。
昨日は、いいお天気の中沢登りをされたとのことでお疲れ様でした。
私にはとてもできそうにありませんが、楽しんでおられるご様子がよく伝わってきました。
マイナスイオンもしっかりと感じられたのではないでしょうか。
途中で出会われたお花も元気いっぱいに咲いていますね。
特に、ラストのシャガのお花を拝見して嬉しくなりました^^

by hirochiki (2012-04-30 17:42) 

伊閣蝶

hirochikiさん、こんばんは。
今日は残念ながら曇りの一日でした。
そんなわけで、買い物とクリーニングを取りに出かけた以外は自宅で、昨日の山行記録のアップなどをしておりました。
その間に、気晴らしに掃除機などをかけ、これからアイロンがけをしようと思っています。
hirochikiさんも今日はお掃除とのこと。ご苦労様です。
昨日の沢登り、久しぶりに楽しい滝登りと水遊びが出来ました。
これで、少しずつですがヴァリエーションにも復帰できそうです。
お花、ヤシオツツジもきれいに咲いていたのですが、沢の遡行に夢中で写真を撮りはぐれました(^^;
残念。
hirochikiさんもお好きなシャガの花。今を盛りと咲き誇っていますね。
by 伊閣蝶 (2012-04-30 17:49) 

般若坊

若いと云う事は良い事ですね!
当方 もう30年あまり前から、沢登りは出来なくなりました。体が言う事をきかないし、スタミナが無くなって・・・ ^^;
石清水のせせらぎと新緑の芳しい香りが懐かしいです。 
by 般若坊 (2012-04-30 18:45) 

伊閣蝶

般若坊さん、こんばんは。
般若坊さんも沢登りをなさっておられたのですか!
私も55歳ですから決して若くはありませんし、筋力やスタミナは年々衰えてきています。
こうして少しで活動を続けながら、自分の体の動く範囲を確認するのがせいぜい、というところでしょうか。
by 伊閣蝶 (2012-04-30 19:17) 

tochimochi

ソネブロで初めて沢登りの記事を拝見しました。
私もかつて丹沢の沢はいくつか登りましたが、春岳沢は知りませんでした。仰るとおりあまり人が入らないのでしょうね。
髭僧ノ滝、確かに下から見ると容易に取り付いてしまいそうですね。でも2段目の滝のホールドの無さとぬめり具合では立ち往生しそうです。ここでさっさと右壁に移って突破とはさすがです。
私も夏になると沢登りをしたい誘惑に駆られることがありますが、もう身体が言うことを利かないでしょう。伊閣蝶さんの記事で楽しませていただきます。
by tochimochi (2012-04-30 19:32) 

のら人

tochimochiさん同様! ソネブロで初めて沢登りの記事を拝見しました。
感動モノです! ^^  有難うございます。 やっと求めていた方と出会えた様な気がします。  詳細なトポまで・・・。ありがたい限りです。
廃仏毀釈によるお地蔵さん等がいつも気がかり、と言うか許せない怒りを覚えます。 岩倉具視に対してです。 彼が歴史上では命令したと記憶しています。 そんな人間が昔ですが500円札に印刷されるなど。ましてや公家。^^;
まぁ、面白い国なんだなぁ~、と思うことにしています。 ^^
by のら人 (2012-04-30 20:15) 

tochimochi

那須の沢を登るため深山ダムから三斗小屋宿へ何度か歩きました。途中の道には首なし地蔵がいくつも並んでおり、ぞっとしながら歩いた記憶があります。
あれが廃仏毀釈の故とは恥ずかしながら知りませんでした。さらにそれが新撰組の敵、岩倉具視の命令とはのら人さんの知識にも恐れ入りました。
by tochimochi (2012-04-30 21:08) 

伊閣蝶

tochimochiさん、こんばんは。
ソネブロに沢登りの記事が少ないとは驚きでした。
あまり一般受けしないジャンル故のことなのでしょうか。
tochimochiさんも丹沢の沢を遡行されておられるとのこと。私もそれほど多くはありませんが、一時、足繁く通ったことがあります。
春岳沢は、流域が短く、髭僧ノ滝を除くと登攀要素の少ない小滝ばかりの沢ですし、ツメもあまりすっきりしていないので人気がなかったのかもしれません。
でも、それを逆手に取れば、短い時間で楽しんでくることの出来る格好な規模ということも出来そうです。
髭僧ノ滝は確かに要注意ですね。気軽に取り付けるだけに危ない気がしました。ただ、この滝を登らないと、さすがに充実度が下がってしまいそうですが。
今回の沢登り、実はどうしようかとちょっと迷っていたのです。
滝は巻けば良いのですが、河原を歩いていて転石などに足を取られて捻挫でもしたら恥ずかしいだろうな、などと思ったりしましたので。
思い切って出かけたことで、もう少し歩けそうな気がしてきました。
少しずつ勘を取り戻せればいいなと思っています。

ところで、深山ダムから三斗小屋までの間に、首なしのお地蔵さんがいくつも並んでいるというお話。
あの辺りにもそうした廃仏毀釈の嵐が吹き荒れたのだなと、身の縮む想いです。

by 伊閣蝶 (2012-04-30 22:11) 

伊閣蝶

のら人さん、こんばんは。
登攀要素の薄い簡単な沢の遡行記録なのに、過分なお言葉を頂戴し、恐縮至極です。穴があったら入りたい気分です(^^;
ただ、tochimochiさんもコメントなさっておられますが、ソネブロでは沢登りの記事が少ないのですね。ちょっと意外な気がしました。
遡行図も久しぶりに書いたので、あまり正確なものではなく、申し訳ありません。
廃仏毀釈の無惨な被害。
私は、千葉の鋸山に出かけたおり、五百羅漢のほとんどの首が打ち壊されていたと聞いて粛然とする想いでした。宗教が政治に介入する恐ろしさをまざまざと感じた次第です。
tochimochiさんもお書きになっておられるように、この理不尽な行為は日本全国津々浦々に広がっているようですね。
興福寺の五重塔が薪にされそうになったという話を聞いたときには愕然としました。
岩倉具視、いろいろと毀誉褒貶の激しい人のようですが、私も基本的には嫌いです。私の家内が会津出身であるということも大きな要素ですが、彼のおかげで、死ななくても良い人々が悲惨な最期を遂げたのではないかと、感じていますので。
もちろん彼一人だけの問題ではないのでしょうけれども。

by 伊閣蝶 (2012-04-30 22:26) 

夏炉冬扇

お早うございます。
遡行なさる滝の様子を見ているとかなりの山の深さです。名前からして「修行」の聖地だったのかも…
いい空気だったでしょう。
by 夏炉冬扇 (2012-05-01 06:58) 

伊閣蝶

夏炉冬扇さん、こんにちは。
大山は昔から名の通った宗教の山で、周辺には神社・仏閣が数多くあります。
滝の名前に「髭僧」がついていることからみても、以前から多くの人たちに敬われていた山域なのでしょう。
そんな滝を登るとはちょっと不謹慎かもしれません。
でも、暖かで大変気分よく登れました。山の空気はとりわけ清々しいものですから。
by 伊閣蝶 (2012-05-01 12:21) 

Cecilia

メインサイトのほうのHNが浮かんできました。(笑)
沢登りを楽しまれたようで何よりです。
どの花も良いですが、山歩きの最中に見かけるスミレの群落はうれしいものでしょうね。
by Cecilia (2012-05-02 14:59) 

伊閣蝶

Ceciliaさん、こんばんは。
仰る通り、メインサイトのテーマですね(^^;
近頃は、こちらのサイトが主流になってしまい、まずいなと思っているところです。
ご指摘を受けたから、というわけでもないのですが、メインサイトの記事も更新しました。
それはそれとして、春の沢登りは本当に楽しいもので、特に花や鳥たちとの出会いは最高です。
スミレの群生は、期待していなかった分、感動的でした。
by 伊閣蝶 (2012-05-03 00:18) 

Cecilia

メインサイトのほうも拝見させていただきました。
このブログ記事には無関係ですがそちらの方の内容、私が機会があれば触れたかったけれど、ゆっくり考える暇も、ブログにかける時間もなくそのままになっていました。また宗教とか政治思想が絡むネタだと、私のブログの読者の方でもいろいろな方がいらっしゃるので、書きにくくなってきたというのが本音です。伊閣蝶さんの文章はあらゆる立場の人を説得させる力があってさすがだと思います。
鈴木邦男さんの名前が出ていましたが、以前鈴木さんが青少年向きに書かれた本を読み感動したことがあります。
http://santa-cecilia.blog.so-net.ne.jp/2008-05-02
鈴木さんは右翼の人として有名ですが、私の知る限りでは新左翼の活動をされていた方々とも親しくされ勉強会などされているということです。

by Cecilia (2012-05-03 08:09) 

伊閣蝶

Ceciliaさん、こんにちは。
メインサイトの記事までご覧頂き、恐縮です。
このところ、主力がこのブログにきてしまっているので、メインの方はどうも手薄になってしまい、まずいな、などと思っているところです。
ただ、このブログには相応しくないけれども取り上げたい話題を書けるので、今後も地道に運営していきたいとは思いますが。
仰る通り、政治や宗教や思想が絡む話題を取り上げるのは、ある種の踏ん切りが必要になると思います。
もちろん、それを書く場所のことも念頭におかなければなりませんし。
そう考えると、自分の書きたいことを書いているようなつもりでいても、やはりこうしてほかの方々の目に留まることを意識せざるを得なくなるということでしょう。
それもまた大切な覚悟ではないかと思います。

ところで、鈴木邦男さんですが、私はレコンキスタの愛読者でもありましたし、たとえば朝日ジャーナルといった、どちらかというと左翼系の雑誌に鈴木さんが連載を持っていたり、ということで、思想的には真逆の立場にありながらかなり多くの部分共感を持って読んでおりました。むしろ、ファンであるといっても良いくらいです。
新左翼の方々とも親しく、そう考えてみると、純粋に理想を突き進めていけば、左右関係なく連帯できるところが多いのではないかと、改めて思わされました。
by 伊閣蝶 (2012-05-03 11:54) 

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