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YAMAHA、NS-690IIIの修理(キャビネットへのセット - 完成!) [オーディオ]

週末は雨になりました。
八ヶ岳山麓の実家に帰省する用事があったので、YAMAHA、NS-690IIIのエッジ修理済のウーファーを、ついでにキャビネットに収め、音出しをしたところです。
え?、どちらがついでか、って?
それは言いっこなしですね(^^;

まず、リード線をウーファーの端子にハンダ付けします。
ns690-set02.jpg

大変間抜けなことですが、てっきり前回の帰省の際にハンダを持参しているものと思い込み、今回は持っていかず、現場で無いことに気づいてしまいました。
仕方がないので、近所の金物屋さんで購入。
地元商店街の売り上げに貢献できたので、それはそれでよしとしましょう。

ハンダ付けが終わったらキャビネットに収めます。
結構重さがあるので、ネジ穴がズレないように気をつけなければなりません。
言うまでもないことですが、ネジは対角線で順番に締めていきます。
ns690-set03.jpg
これで完成!\(^o^)/

早速音出しです。
ns690-set01.jpg
ちょっと写りが悪いのですが、上がA級DCアンプ、下がCDプレーヤーです。

さて、確認用のCDですが、NS-690IIIの「復活」ですから、曲は当然、マーラーの「復活」です!
テンシュテット指揮NDR(1980年ライブ)をかけました。
このCD、現在は市場に出回っていません。私はこれを当時NHKFMで聴いて以来、割合お気に入りの演奏でしたので、ちょっと残念ですね。

そのあと、ピアソラの「オブリヴィオン」やブラームスの「クラリネット五重奏曲」などをかけ、実家に来合わせた姪が好きだという「パッヘルベルのカノン」もかけて、みんなで聴いたところです。

エッジがボロボロになっていた頃の、低音の腰砕けのような音は完全になくなり、全体的に音量がかなりアップしました。
低音の響きも驚くほどのパンチ力で、しかも引き締まった弾力性に溢れる音が響き渡り、購入した当時、こんな音で鳴っていたのか!と改めて感心したくらいです。
ウレタンのような経年劣化の虞のある素材ではなく、綿ジャージーにシリコンシーラントを塗布したものにしましたから、恐らくあと20〜30年くらいはもつのではないかと思います。

不安感を抱きつつも、とにかくダメもとでやってみようと実行した今回のスピーカー修理。
取り敢えずは成功!というところでしょうか。
嬉しさのあまり、早速ご報告申し上げる次第です。
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hirochiki

ご実家へのご帰省お疲れ様でした。
スピーカーの修理は大成功だったようでおめでとうございます(*^^)v
あらためてものを大切にする心を教えていただいたように思います。
これでまた、ご実家へ帰省される楽しみも増えて嬉しいですね(*^_^*)
それから、私も最近は思い込みで失敗することが多くなりました。
何事もきちんと確認してから作業を進めなければ。。。と感じている今日この頃です^_^;

by hirochiki (2011-11-07 06:05) 

Cecilia

帰省お疲れ様でした。頻繁に帰省されているのですね。
うらやましいです。
姪御さんは長野県にお住まいなのですね。会津のほうかなあなんて思ったりもしていました。
修理したスピーカーを使って、姪御さんと共にマーラーを聴くひと時、満ち足りたものだったであろうと拝察します。
更にご実家に帰る楽しみが増えましたね。
by Cecilia (2011-11-07 08:46) 

伊閣蝶

hirochikiさん、こんにちは。
慌ただしい帰省でしたが、帰省目的の一つでもあったスピーカーの修理が何とか無事に完了し、感無量です。
若い時分、それなりに苦労して購入したスピーカーだけに、そのまま捨ててしまうのは如何にも残念で、自力での修理に踏み切ったのですが、やはりやってよかったとつくづく思います。
実家のセットも徐々に復活させていきたいと思います。これが帰省につながれば老親も喜ぶかもしれませんし。
ところで、思い込みによる失敗、気をつけなくてはと今回も改めて痛感しました。
by 伊閣蝶 (2011-11-07 12:40) 

伊閣蝶

Ceciliaさん、こんにちは。
実家の下水道工事の関係などもあって、ここのところ結構帰省できていますね。
そうはいっても月に一回帰ることができればいい方なのですが。
Ceciliaさんの場合は、ご郷里にお帰りになるのも大変なことと思います。私の場合は距離的に近いので頻繁に帰れますが。
ところで、先日、マーラーの復活を歌えるかもしれない、と書いた方の姪は、仰る通り会津の姪です。
こちらの記事で書いた方は私の妹の娘で、ピアノは弾きますが、現在はこれといって音楽部などでの活動はしておりません。妹はテナーサックスを吹いたりしていたので、姪にもなにか楽器をやってほしいなと思ってはいるのですが。
それでも、一緒に、修理をしたスピーカーで音楽を聴けたのは嬉しい限りでした。
母も一緒に聴いていて喜び、今度はみんなを集めて聴かそう、などとはしゃいでいます。
これでまた、実家に帰るモチベーションが上がりそうです。
by 伊閣蝶 (2011-11-07 12:52) 

夏炉冬扇

こんばんは。
八ヶ岳山麓がご実家ですか。
子供さんのころは野山駆け回れたわけですね。空気が今でもいいだろうなろぁ!
by 夏炉冬扇 (2011-11-07 17:58) 

伊閣蝶

夏炉冬扇さん、こんばんは。
仰る通りです。
小学校に通うのに山道を歩いて一時間、なんて感じでしたから、自ずと野山を駆け巡っていました。
冬の寒さは厳しいのですが、最高の故郷です。
by 伊閣蝶 (2011-11-07 18:21) 

ヒロノミンV

遅くなりましたがスピーカー復活!おめでとうございます!
 最後の組み立ても、すごく大変そうな作業で、ちょっと僕には真似できそうもありません。エッジがボロボロになってるスピーカーを保有する実家に伊閣蝶さんの記事のお話をすると、『おまえには出来ひん』と言われてしまいました。
 室内楽からオケものまで、何でも来いの名機なんですね。たぶんスピーカーも喜んで鳴ってらっしゃるのだと思います。
by ヒロノミンV (2011-11-12 23:41) 

伊閣蝶

ヒロノミンVさん、こんばんは。
温かなコメント、ありがとうございます。
おかげさまで、取り敢えず復活させることが出来ました。
キャビネットに収める時は、やっぱりちょっとドキドキしましたね。
ところで、ご実家にエッジがボロボロのスピーカーをお持ちですか。
無責任に煽ってはいけないと思いつつ、でも、お試しになる価値はあるのではないかなと思ってもいます。
NS-690III、改めて良く鳴ってくれるなと感心しました。何だか可愛くなってしまいました。
by 伊閣蝶 (2011-11-12 23:58) 

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