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ナデシコの花 [日記]

カワラナデシコ(ヤマトナデシコ)昨日の昼間は、晴れ間が出たので、有り難やとばかりに布団を干し、掃除をして床のワックスがけをしました。
ところが一転、夕方からものすごい雨となり、そのうちに盛大に雷も鳴り始めました。
今日も朝からずっと雨模様の天気となっていますから、正に貴重な晴れ間であったわけで、今はちょっと余裕です。
昨晩は、私の居住地区で夏祭りが予定されていたので、せっかくだからでかけようと思っていたのですが、先に述べたあいにくの雷雨で中止。
これは残念でしたが。

昨晩、鹿児島の友人からカワラナデシコ(ヤマトナデシコ)の写真が届きました。
水滴が印象的な何とも可愛らしい表情に、ほっと気持が和みました(*^_^*)

ナデシコというと、今は女子サッカー日本代表チームの代名詞「ナデシコジャパン」を想起する人も多かろうと思います。
ナデシコそのものの花言葉は「純愛・無邪気・純粋な愛、女性の愛」など女性的な印象が強いのですが、一方で「才能・大胆・快活」などもあるそうです。
女子サッカー日本代表チームは、正にこの後者の方がぴったり来そうですね。
また、カワラナデシコの花言葉は「可憐・貞節」だそうで、正にこの写真の印象通り、という感じです。

ところで、正直に申し上げると、私は、この「ナデシコジャパン」とか、男子サッカー日本代表チームの「サムライジャパン」という代名詞があまり好きではありません。
何だか一方的に勝手なイメージを押し付けているような気がして、嫌な気持ちになるのです。
彼ら彼女らが背負っている気概・使命感・プライド・情熱などは、もっともっと奥深く広く大きなものでありましょうし、さらに様々な複雑な想いもあったことでしょう。
それを「サムライ」だの「ナデシコ」だのという単語でひとくくりにしようとする、マスコミあたりのコマーシャリズムの乗っかった態度に少々我慢ならぬものを感じてしまったのでした。

今回の女子サッカー日本代表チームのW杯優勝は、日本の女子サッカーリーグの活性化に大いに寄与しているようで、これまで苦しい状況の中を頑張ってきた彼女達に取っては正に福音となることでしょう。
しかし、マスコミにとってのニュースバリューが薄れてきた当たりで、このブームがしぼんでしまうようなことがあれば、彼女達の頑張りに水を差すことになるのではないかと危惧してしまいます。
もちろん彼女達は既に、次の舞台であるロンドン五輪に向けて改めて闘志を燃やしていることでしょうから、そのような外野の動きなどどうでも良いことなのかもしれませんが、彼女達が実力を発揮できるような環境を作り上げ維持していくことこそ、マスコミやスポンサーの果たすべき役割なのではないかと思うものです。

思えば、日本で改良された「伊勢ナデシコ」や「トコナツ」などの固有種は、太平洋戦争で壊滅的な影響を受けて、当時の品種はほとんど残っていないそうです。
それでも、古来から日本で自生してきたナデシコの仲間は、今でも元気に育ち、私たちの目を楽しませてくれています。
ナデシコを冠された女子サッカーチームも、是非ともその強靭さを引継いで、今後とものびのびとプレーを指定欲しいなと思いました。

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hirochiki

こちらも、昨日の晩は雨が降りましたが日中は晴れ間が見えて暑い一日になりました。
今日も、おかげさまで今のところは晴れ間がのぞいています。
でも、そちらは朝から雨が降っているとのこと、またお気をつけてお過ごしください。
ご友人から届いたカワラナデシコのお写真は、クリックして拝見したら水滴がはっきりと見えてとても涼しげに感じました。
可愛らしいお花で、心が和みますね。
なでしこジャパンも、実はこれからが大変なのではないかと思っています。
今度は、世界から追われる立場になってしまったわけですから。
私たちも、マスコミ同様に一時期のお祭り騒ぎにしてしまうのではなく、これからも長年にわたって応援をし続けていく必要があると思います。
それは、決して大騒ぎすることではなく、この記事に書かれているように彼女達が実力をしっかり発揮できるような環境作りを整えてゆくことが大切ですよね。
by hirochiki (2011-07-31 15:19) 

伊閣蝶

hirochikiさん、こんにちは。
名古屋ではお天気が回復しているとの事で、なによりです。
こちらもやっと止みましたが、空はまだ厚い雲に覆われています。
カワラナデシコの原寸大の写真をご覧いただけき、ありがとうございます。
水滴、素敵でしょう。本当に涼しげですよね(*^_^*)
さて、ナデシコジャパンのメンバーですが、優勝したときも表彰台でも、爽やかな笑顔を振りまいていた彼女たちの姿を見て、私は大変頼もしいものを感じました。
彼女たちにとっては、恐らくこの優勝も目標達成のためのひとつのステップに過ぎないものなのではないかと思ったのです。
次のオリンピックももちろんですが、日本における女子サッカーリーグの底上げと更なる発展こそが目指すところであり、W杯の優勝くらいで満足していては先に進むことはおぼつかないと考えているとすれば、彼女たちの未来は大変明るいものがあると。
むしろ問われるのは、マスコミをはじめとする周囲の心構えかもしれませんね。
hirochikiさんの仰るとおり、私たちがこれから先、長年にわたって応援し、サポートしていくことが必要だと、私も痛感しています。
そうしたサポーターが増えることにより、きっと彼女らの活躍する環境を整えていくことが出来るのでしょうから。
by 伊閣蝶 (2011-07-31 17:01) 

節約王

カワラナデシコ(ヤマトナデシコ)のお写真クリックして拝見しました。水滴がとてもよく似合います。こちらも昨夜は深夜にものすごい雷で眠れませんでした。平日でなくてよかったです。
なでしこジャパン!予想をはるかに上回る大成果でしたね。ちなみに観客動員数は900人から1万人にも膨れ上がったそうです。効果覿面ですね。このまま日本全国で応援し続けて来年のオリンピックもがんばってほしいものです。
記事、拝見しました。実にするどい視点ですね。日本のマスコミの弱点を鋭く見抜いていますね。私も日本だから”サムライ”はあまりにも短絡的で単純だと思います。日本だからサムライというのは少々時代錯誤的だと私も思いますので。なでしこジャパンももう少し考えたネーミングでマスコミサイドももっと盛り上げて欲しいと思います。
by 節約王 (2011-07-31 17:49) 

伊閣蝶

節約王さん、こんばんは。
雫の光るカワラナデシコ、嬉しいコメントを頂き、友人も喜ぶことと存じます。
雨、かなりひどい降りでしたね。仰る通り平日でなくて助かりました。
あの雨の中を出勤するのはご勘弁を、というところです。
ナデシコジャパンの観客動員数、本当にびっくりするほどの大躍進ですね。これをきっかけに大きな飛躍に繋がれば、すばらしいことだと思います。
ただ、安易なネーミングに基づくステレオタイプな性格付けだけは止めて欲しいなと感じました。
「サムライ」というネーミングも、私は「ナデシコ」以上に好きにはなれません。
節約王さんも同じような感じ方をなさっておられることを嬉しく思います。
今後のマスコミの対応に注目したいところですね。
by 伊閣蝶 (2011-07-31 20:24) 

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