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小さい秋見つけた [日記]

23日から八ヶ岳に出かけていました。
この秋に、関西に帰る友人を案内して、八ヶ岳縦走をしようと考えてのことです。

残念ながら前線の影響で天候が思わしくなく、赤岳鉱泉から赤岳往復になってしまいましたが(^^;
下山日は晴れたので、まあ、良しとしましょう。

そんな状況ではありましたが、昨日アップしたコケモモの実の外、秋を思わせる花たちに逢うことができ、まさに「小さい秋見つけた」という想いでありました。

秋の花の代表と言えば、私はやっぱりエゾリンドウ。
エゾリンドウ
光を受けて輝いていました。

ハクサンシャジンはキキョウの仲間で、タカネツリガネニンジンとも呼ばれるようです。
ハクサンシャジン

アキノキリンソウも盛りです。
アキノキンソウ

マツムシソウもきれいに咲いていました。
マツムシソウ

これはカワラナデシコでしょうか。
カワラナデシコ

なんと、ニリンソウもまだ花を付けています。
ニリンソウ

これはヤマラッキョウ。
ヤマラッキョウ

この外にも、ヤマハハコやノコンギクの花などもありました。

中には名前を忘れてしまった花もあり、何だかひどく寂しくなります。

確か、串田孫一さんではないかと思いますが、花の名前を忘れるということは、自分がその花の名前を忘れたのではなく、その花から自分が見捨てられたような気持になる、との文章を読んだことがありました。
正しくその通りだなと、しみじみ実感したものでしたが。

帰り道、多摩川沿いを車で通った時、彼岸花が最盛期を迎えていて、そうか、お彼岸なのだな、と当たり前のことを感じたりもしたものです。

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Cecilia

松虫草が大好きで、花屋さんでよく買っていましたが、八ヶ岳で自生しているものを見たときは感激でした。
またレースフラワーという人参の花に似たものも同様に好きでしたが、八ヶ岳で似たような花が自生していて感激しました。

串田孫一さんと言えば昔文通相手から「花の肖像」という文庫本をもらったことがあり、愛読していました。
http://www.amazon.co.jp/%E8%8A%B1%E3%81%AE%E8%82%96%E5%83%8F%E2%80%95%E7%94%BB%E6%96%87%E9%9B%86-%E8%AC%9B%E8%AB%87%E7%A4%BE%E6%96%87%E5%BA%AB-%E5%A4%AA%E7%94%B0-%E6%B4%8B%E6%84%9B/dp/4061830627
by Cecilia (2010-09-27 08:17) 

伊閣蝶

Ceciliaさん、nice!とコメント、ありがとうございました。

マツムシソウは9月くらいから10月くらいまで咲く息の長い花ですが、九州に赴任していた時にもこの花を見かけたことが大変印象に残っています。
私の感覚としては、自分の生まれ故郷付近で咲いている花、という感じでしたから。

ところで、レースフラワーに似た花を八ヶ岳方面で見かけたとのこと。
セリ科の花ですから、オオバセンキュウとかイブキボウフウが似たような花をつけますね。ちょっと大柄ですが、シシウドも似たような感じかもしれません。

串田孫一さんの本はいくつか所持しておりますが、「花の肖像」は存じ上げませんでした。
なかなか興味深い内容で、機会があったら図書館などで借りてこようと思っています。

by 伊閣蝶 (2010-09-27 12:33) 

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